水曜どうでしょう2005年・新作
激闘!西表島
新潟では、先週ようやくオンエアが終わりました。(全8夜)
うれしーの日記により、比較的早い段階で『西表島』が舞台であることは知ってしまっていましたが、やはり第1夜の企画発表というのは、にわかにドキドキしたものでございます。
「西表だろ?知ってるよ」そんな風に構えられないのが、この番組の恐ろしいところ。
たとえ場所が分かっているといえ、どんなハプニングが大鈴両名を襲うか分からんのです。企画だけで、内容が分かるような番組ではない!!!
緩やかに始まった『激闘!西表島』
当初の予定であった大泉さん・ミスター・onちゃん(×安田さん)のお三方で、
『南の島で虫捕り』というゆるい企画も、ロビンソンの
『虫はおもしろくねェ!』
の一言で、あっさり企画倒れ。
早速海に潜り、3人で水中カメラもないまま、魚捕りに興じてしまうあたりが緩さの露呈です。そこに、なんだかロビンソンまで加わってしまって、挙句ロビンソンが全てのディレクションをしてしまうのだから、藤村先生・嬉野先生両名は、一切口出し出来ないという…。
海で魚を捕り、夜の闇夜に紛れてヤシガニを捕り、大ウナギを捕まえる為のカエルを捕り、そして大ウナギを捕り、もはや虫のカケラもない企画。しかもそれらを全て仕切るのは『ロビンソン』。
出演者・ディレクターが次々にやる気をなくしていく中、これでもか!と企画をお見舞いしていく『ロビンソン』。
出演者・ディレクター・そして視聴者までもが『もう、いいよ』と思ったときに、奇跡は起きた。
『夜釣りよ 今夜もありがとう』…そう、テレビの歴史に残るであろう…
あの!!!!!!暗闇の中の、文字放送である。
それをディレクションしたのも、やはり『ロビンソン』であった。
照明を消さないと、魚は釣れねェ。
テレビがどういうものか分かっている人間は、絶対にしないディレクションを、ロビンソンはたった一言でさせてしまったのである。
そして、そのおかげで、何と2週にわたって出演者が殆ど映らない『文字だけ』の放送が奇跡を起こしたのである。
真っ暗な画面に、白抜きの文字だけが踊る。
嘗て、ジャングルリベンジで、藤村Dは
『どうでしょうは画が強い!力がある』と言ったが、いやそれだけではない。
『どうでしょうは、文字が強い!力がある』
白く並んだ文字が、真っ暗な画面の中で、何よりも雄弁に出演者・ディレクターの心情を物語っているではないか。何と言う強さであろうか。
そして、あの名シーンが生まれた!!!!
『寝ー釣ーりー!寝ー釣ーりー!寝ー釣ーりー!』
真っ暗な画面に、鳴り止まぬ『寝釣りコール』!!!
あのコールは脳裏に焼きついて離れない。
そして、
『まーじー寝!まーじー寝!』
『寝ーっ屁!寝ーっ屁!』
真っ暗な画面に踊る、あまりにバカバカしい言葉。しかし力がある。
見ている者の想像力を掻き立てる。
そして、こともあろうか今まで『ゆるい!』と思っていた企画の、ただ真っ暗な画面を、食い入るように見てしまうのだ。そして、その言葉を頭の中で何度も何度も反芻する。
間違いない。
『激闘!西表島』は確かに激闘であり、奇跡の企画であった。
激闘!西表島
新潟では、先週ようやくオンエアが終わりました。(全8夜)
うれしーの日記により、比較的早い段階で『西表島』が舞台であることは知ってしまっていましたが、やはり第1夜の企画発表というのは、にわかにドキドキしたものでございます。
「西表だろ?知ってるよ」そんな風に構えられないのが、この番組の恐ろしいところ。
たとえ場所が分かっているといえ、どんなハプニングが大鈴両名を襲うか分からんのです。企画だけで、内容が分かるような番組ではない!!!
緩やかに始まった『激闘!西表島』
当初の予定であった大泉さん・ミスター・onちゃん(×安田さん)のお三方で、
『南の島で虫捕り』というゆるい企画も、ロビンソンの
『虫はおもしろくねェ!』
の一言で、あっさり企画倒れ。
早速海に潜り、3人で水中カメラもないまま、魚捕りに興じてしまうあたりが緩さの露呈です。そこに、なんだかロビンソンまで加わってしまって、挙句ロビンソンが全てのディレクションをしてしまうのだから、藤村先生・嬉野先生両名は、一切口出し出来ないという…。
海で魚を捕り、夜の闇夜に紛れてヤシガニを捕り、大ウナギを捕まえる為のカエルを捕り、そして大ウナギを捕り、もはや虫のカケラもない企画。しかもそれらを全て仕切るのは『ロビンソン』。
出演者・ディレクターが次々にやる気をなくしていく中、これでもか!と企画をお見舞いしていく『ロビンソン』。
出演者・ディレクター・そして視聴者までもが『もう、いいよ』と思ったときに、奇跡は起きた。
『夜釣りよ 今夜もありがとう』…そう、テレビの歴史に残るであろう…
あの!!!!!!暗闇の中の、文字放送である。
それをディレクションしたのも、やはり『ロビンソン』であった。
照明を消さないと、魚は釣れねェ。
テレビがどういうものか分かっている人間は、絶対にしないディレクションを、ロビンソンはたった一言でさせてしまったのである。
そして、そのおかげで、何と2週にわたって出演者が殆ど映らない『文字だけ』の放送が奇跡を起こしたのである。
真っ暗な画面に、白抜きの文字だけが踊る。
嘗て、ジャングルリベンジで、藤村Dは
『どうでしょうは画が強い!力がある』と言ったが、いやそれだけではない。
『どうでしょうは、文字が強い!力がある』
白く並んだ文字が、真っ暗な画面の中で、何よりも雄弁に出演者・ディレクターの心情を物語っているではないか。何と言う強さであろうか。
そして、あの名シーンが生まれた!!!!
『寝ー釣ーりー!寝ー釣ーりー!寝ー釣ーりー!』
真っ暗な画面に、鳴り止まぬ『寝釣りコール』!!!
あのコールは脳裏に焼きついて離れない。
そして、
『まーじー寝!まーじー寝!』
『寝ーっ屁!寝ーっ屁!』
真っ暗な画面に踊る、あまりにバカバカしい言葉。しかし力がある。
見ている者の想像力を掻き立てる。
そして、こともあろうか今まで『ゆるい!』と思っていた企画の、ただ真っ暗な画面を、食い入るように見てしまうのだ。そして、その言葉を頭の中で何度も何度も反芻する。
間違いない。
『激闘!西表島』は確かに激闘であり、奇跡の企画であった。