持たざる者

　THE MEAGER　「そして僕は逃げ出した…」

私と彼の君が暮らし始めた頃、2005年6月－10月にかけては
私の収入だけで暮らす日々でした。
（彼の君は10月に就職）

その後、11月から2006年8月までの期間においてはお互いの収入を私が管理していた。

そして、今回の件を受けて、資産の等分割をしなければならない訳だけれども
どうやら、彼の君の御両親は現時点の分割額に納得が行かないらしい。

確かに、お互いある程度の収入を稼ぎ、暮らしているわけで、
余裕が無かったわけでもない。

詰まる所、私が彼の君の給与を管理していた為、
私が必要以上に着服（?）しているのではないかと言う疑問があるらしい。
そう思われるのは自由だし、勝手だが、現実はそうでもないし
そんなつもりもそんな事をしている覚えも無い。

私としては、彼の君に通帳の残高や支払い状況を随時共有していた。
また、7月時点でのリザルトを彼の君は知っている。（口頭レベルでは8月も知っている）
ただ、暮してから今までの分を含む通帳の写しを見ないと納得がいかないらしい。

これを聞いて、私はほとほと呆れた。
ハッキリと言わせてもらうと、私のほうが毎月1割以上多く稼いでいる。
そもそも今回の生活に当てた貯金は彼の君の2倍を超えている。
まして、4ヶ月近く彼の君を養ってすらいるのだ。

北海道と言う遠方から関東へと出てきたことの大変さや、苦労を考えて
4ヶ月間と言う期間のことを加味しなくても、
十分すぎるほど迎え入れる側としての義務を果たしていると思っている。

また、私が家族や親類に当てたお礼の金銭は0円である。
（親類に選別として頂いた物で、お礼は不要であるとの了解を得ている）
しかし、彼の君はそれ相応のお礼をもらった額から捻出しているし、
その他、彼の君のご家族に対し下記の名目での出費も存在した。

　彼の君の御両親が9月に来訪した際の滞在費
　彼の君の御両親/親戚への挨拶に使用した際の交通費/滞在費
　彼の君の甥っ子へのクリスマスプレゼント代/進学祝
　彼の君の御両親への誕生日祝い
　彼の君の祖母のお葬式の為の滞在費
　彼の君の御両親に頼まれた贈り物の代金

ちなみに、私の親類には特にない。
（そもそも、イベントが無かった）

これでも、まだ私が使い込んだと言いたいのであれば
私はどうすれば良いのか、理解しかねる。
逆に請求すれば満足なのだろうか・・・。
彼の君に対して使った金額は比較にならない程大きい。
しかし、結婚するならばこそ共通の家族に向けた物だったはずで、当然の出費だとも思っていた。

自分の子供の事が可愛いのだろうが、少し冷静に考えてくれたらと思う。
（情報が無いから判断に足る材料が無いのかもしれないので、一概には言えない）

ちなみに、クリスマスやバレンタイン等の
彼の君へのイベント行事でのプレゼント費用を加味するとさらに顕著な物になるが
そんな事今更言ったところで意味が無い。


こんな事なら、私が欲しい物を好きなように買って置けば良かったのだろうか。

しかし、どう考えても失礼なのにも程があると思う……。

自転車関係の映画を見に行く事ですら、仕事明けの日を選び、
家事やその他の事へ影響が無いようにしているのに…

ここ1年PC関連の購入だって控えている。
（以前の様に毎月何かしら買っているのもどうかと思うが）

おそらくお互いが離れて暮していた頃と比べ
我慢するようになった比率は圧倒的に私のほうが多い事だろう。