昨夜9時過ぎ 携帯に着信。
見れば年に1回も電話してこないカメ母からだ。
おそるおそる出てみる。
「あ~○○ちゃ~ん 遅くにごめんね~」
声の調子からすると具合が悪いわけでもなさそうだ。
「うん どうしたん?」
「今ね~・・・寂しいそいね」
「?」
暮れも押し迫ってついにどっかのネジでも弛んだか。
いや それより何よりいきなり寂しいと言われてもこっちも酌の真っ盛り 自力で掛けつけてやるわけにもいかない。
「どうしたん?」
「それがね~年賀状書きよるんじゃけど 寂しいんっちゃ」
はっは~ん 読めてきたぞ。
これまで年賀状は印刷を頼んでいたカメ母。
今年は何も言わないのでどうしたのかと思っていたら枚数も少なくなってきたし自分で書くことにしたらしい。
要は『無地のものを用意したけれど文章だけでは見た目が寂しい』ということなのだ。
「何か可愛いゴム印でもあったら買うて来ていね」
「ええよ~わかった」
「はぁ寝ちょるかとも思うたんじゃけど ごめんね~」
ご心配には及ばない 飲みながら『はぐれ刑事』を見ていた。
「大丈夫っちゃ んじゃ明日ね~」
突然の電話には驚いたが ちゃんと筋の通る話しで良かったと胸を撫で下ろす(笑)。
それにしても母よ 今度から電話してくるときにはちゃんと頭の中で整理してからにするように。