透明惑星危機一髪
作者:エドモンド・ハミルトン
出版:早川書房(早川文庫SF13)、1970.12.31 第1版
ジャンル:SF
評価:☆☆/☆☆☆☆☆
ヒーロー、キャプテン・フュチャーがメンバーのフューチャーメン達と、大宇宙の悪と戦う。火星人の大悪党ウル・クォルンが刑務所から、やはり悪党の何人かを引き連れて脱獄する。キャプテン・フューチャー達が急遽呼ばれ次元を超え、太陽系を舞台に悪党達と渡り合う . . . 本文を読む
異色作家短篇集 11 「壁抜け男」
作者:マルセル・エイメ
出版:早川書房、1976.6.15 改訂第1版
ジャンル:ミステリィ
評価:☆☆☆☆☆(満点は☆五つ)
話の内容はでたらめで、全くのウソであることはわかるが、面白い。共通して、パリ、フランスの街とその時代の空気を感じることができる雰囲気のある文章である。
①壁抜け男:壁抜け?そんなことはできるわけがないが、当然そういう男もいると言うところ . . . 本文を読む
ロアルド・ダールは、「あなたに似た人」から読み始めました。ミステリィでも、殺人事件の犯人探しや探偵ものは好きではありません。ジャック・フィニイやロアルド・ダールのような、探偵ものでもなく、殺人事件もないミステリィが好きです。事件にはなぞとからくりがあり、犯人がいるわけですが、それは作者の意のままで、どうにでもなるものだと思ってしまったからです。
これまでに読んだダールは、
1.あなたに似た . . . 本文を読む
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」が映画化されている。映画の題名は「ハウルの動く城」ですが。原作は、徳間書店から1997年に出版され、「ハウルの動く城」シリーズの2冊のうち1冊で、もう1冊は「アブダラと空飛ぶ絨毯」です。「ハウルの動く城」が映画になる前に、「魔法使いハウルと火の悪魔」を読んでいました。スタジオジブリが「ハウルの動く城」を創るということが話題になり、スダジオ . . . 本文を読む
ミステリィ、ホラー、スリラーなどのジャンルの本を読み始めたのは、早川書房の「異色作家短篇集」がきっかけです。
最初は昭和30年代(1963年頃)に、A5版で小型の本で、
1.キス・キス(ダール) 2.特別料理(エリン)
3.レベル3(フィニイ) 4.夜の旅その他の旅(ボーモント)
5.メランコリィの妙薬(ブラッドベリ)6.炎のなかの絵(コリア)
7.さあ、気ちがいになり . . . 本文を読む