14年ほど前に書いた感想文です。今では自分にとって「当然でしょ。そう思っているよ。」と言えることですが、この本を読んだ当時は、理解できませんでした。
実践できているかどうか・・・となると、難しい

。この人生は自分が成長するための時間なのですから、まだ伸びしろがある・・・とも言えるでしょう。希望です。
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『生きがいの真実』
最初にこの本を読んだときには、頭の中が?で一杯になりました。今まで考えたことも無いような事が書いてあるからです。でも、久しぶりに読んでみるとその内容はいつの間にか、自分にとっては普通のことになっていました。
例えば、「・・・『地球』という星は、『成長を志向する無境界かつ無限界の普遍意識』としての精神宇宙が、自らの無限界の愛を確かめるため、あらゆる試練を通じて自らを成長させようとして創造した物質宇宙の中にある、学びの場のひとつです。」と言っています。そして私たちは精神宇宙の構成要素だと。
つまり私たち一人ひとりは宇宙から生まれた宇宙の子供であり、かけがえの無い存在で、私たちの成長がこの地球を成長させ、宇宙をより成長させているのです。私たちの日常の行動、言葉、誰かに対する態度、毎瞬毎瞬が成長のチャンスです。
また愛情についても その愛を継続させるためにはどうすればいいのかが書かれています。『愛の論理』にも書いているように、愛とは感情ではなく、意志であり意思なのですが、それをよくよく自分で意識していないと、自分勝手な感情になってしまいがちです。この部分で「うう~~ん・・・」と唸ってしまう人が多いのではないでしょうか?
この本の最後の章「光」の章に 素晴しいことが書いてあります。
「『希望』とは、『いつか必ず、未来への明るい材料が現れるに違いない』と『信じること』であって、現在の『明るい材料』の有無とは関係ない・・・・。」と。
つまり誰でも、いつでもその気になれば、希望は自分のものになります。この言葉こそ希望ですね。
飯田先生の言葉には万人に対する愛情があります。この条件を満たすことが出来なければ、あなたは失格とか、あなたには無理という言い方は絶対にしません。誰でも、どんな状況でも、何歳になっていても、自分が気づいて、そこから新たにスタートしようと思いさえすればそれでいいのです、と言ってくれるのです。それだけでも、救われます。何度も読んで自分の身に着けたい、それを実行できる人になりたい・・・そう思います。
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