micaの旅行記

世界は広いな、大きいな。

10日目 ~カナダへのフライト編~

2007-08-26 | '07メキシコ編
前日より状態は安定して下痢が止まってくれたけど何故か立っていられない状態が続きました。背中(たぶん腎臓)が痛くてすぐに座り込んでしまう。そんな状況の中、車に乗ってGaby、Jaimeに空港まで送ってもらいました。 MadreとMagdaとお別れ。本当に悲しんでくれていて、私も悲しかった。感謝の気持をいっぱいおくりました。またいつか再会できたらいいな。その時はきっとスペイン語で話そう、と。でもあまりに体調が悪いのでいまいち伝わらなかったかもしれません。申し訳ないわ。最後に自分で刺繍したバッグ、それから私の母への贈り物をもらいました。Madreの愛が感じられたお別れ。
空港まで40分のドライブ。それすら耐えられるのか心配でしたがなんとか空港に着きました。5時間フライトなので体調が持つことを祈りつつチェックインまでの1時間を3人で待つ。ずっと見送ってくれました。チェックインの列に並んでいる間も辛すぎてしゃがむ私。きっと心配してくれていたんだろうなと思うと申し訳ないです。でもそうしなければ無理だったんだから仕方ないね。最後にお別れのハグをしてもらってさようならしました。でもきっとまた2人には会えると信じてます。大好きだし、ここまで繋がっていられたならこれからも大丈夫だって思うから。次の再会場所は日本でもメキシコでもどこでもいいな。2人で幸せになってください。期待しているから
手荷物を持って歩くのも辛かったけどどうにか搭乗口までたどり着き、フライトに乗れました。本当によかった。なるべくリラックスするように心がけ、痛い場所に手を沿え、5時間耐えられました。神だか仏だかわからないけど感謝です。
空港からトロントまでどうやって移動しようか前もって考えていたのだけど体調面を考慮すると金額の問題ではないのでAirport Express Aeroportというホテルまで自分と荷物を届けてくれるバスを選択。どうせならreturnで買ったほうが安いのでreturnチケットを購入。英語圏って便利です。話が通じる。あぁ、安全な場所にようやくたどり着いたという気がしました。直通でとっても有り難かった。座っているだけで着くのだからね。本当は空港からホテルに電話するね、と父上に約束していたのですが電話が繋がらず結局ホテルに行ってフロントで「約束があるので」と呼んでもらいました。
私の体調を説明したのですが「とにかく腹が減った!」と主張する父上を連れ、近くのレストランへ。着いたときは10時過ぎていたのであまりやっているところがなくイタリアンでした。「お茶・野菜・フルーツだけ!」と医者に言われていたので2日間なにも食べていない私は野菜スープを選択。父上はシーフードが食べたいというのでシーフードパスタを頼んであげました。でも不思議なもので父上の顔ですら見ると安心するということに気づきました。家族に海外で会うのは初めての経験。父上は具合が悪い私をみても相当興奮の様子で「あぁ、これってもしかして親孝行?」って感じでした。パスタも少しだけもらったけどおいしくて精神的にも肉体的にも安心した私でした。無事フライトも通過し、無事ホテルに着け、無事に寝れそうでよかった。

ホテルのお部屋。海外では普段Youth Hostelを利用することが多いのでホテルってだけで少し興奮します。使いやすいところでした。綺麗だし。

9日目 ~点滴を受けるの巻~

2007-08-26 | '07メキシコ編
前日帰ってきて寝て1時に目が覚めました。お腹に激痛が…。ありそうだとは思っていたのですがメキシコ滞在最終日にして1番弱いお腹に症状がでてしまいました。少し様子を見ようと思ったのですが朝になっても止まる気配はなく。Gabyが「今日はどうする?」と聞きにきてくれたので「実はお腹が痛くてとても外出できる状態じゃないので今日は寝ていたい」と伝えると暖かい掛け布団(実は日本にGabyが来たときあまりに気に入ったので母がプレゼントした羽根毛布でした)とお茶をもってきてくれました。お昼頃まで休んでいたのですが痛みも止まらず結局Gabyの提案を受け入れ病院へ行くことに。翌日がカナダまでのフライトだったのでとりあえず飛行機に乗れるようにしたいという一心でした。
病院に着いてもお医者さまが英語を話せない。ようやく少し話せる人が来ても「ここは私立病院だから許可がでないと外国人の診察ができないんだ」といわれ1時間以上そのまま放置される。散々待ってようやく点滴を始めてもらいました。看護婦さんももちろん英語が話せない。そんな状況の中とても不安な気持で針を刺され、点滴が始まりました。そこから5時間以上。寝たり起きたりを繰り返し、かなり硬いベッドで腰も痛くなるし、たぶん熱もあってかなり寒いし、大げさじゃなく死にそうでした。でもスタッフがとても優しくしてくれたし、GabyとJaimeも5時間以上受付のところで待っていてくれて本当に感謝です。少し痛みが治まり、お医者さまが "Medicine is magic."と言ってくれ、少し愉快な気持になれました。結局彼の診断だとinfectionだったらしい。感染症?背中に激痛があってとても立っていられなかったので治療が終わってもしゃがみこんだまま医者の診断を聞き、会計を済ませ、帰宅しました。本当は薬を買いに行かなきゃだったのですがそこはJaimeが引き受けてくれました。本当に辛かった。帰って寝ましたが翌日本当にフライトに乗れるのか不安なまま眠りについたのです。
今回のことで感じたのは言語の重要性です。日本にも移民が増えてきているので頑張ってまずスペイン語を習得しようと決意しました。少しずつ言語を増やして何か将来役立てたらいいなって。欲張りかもしれないけど、不可能はないはずなのでやってみようと思います。お医者様、そしてGaby、Jaimeありがと。
驚いたのは自分の思考能力かなぁ。病院に行くまえに保険会社へ電話して必要な書類を確認したのです。かなり状態が悪い中、自分で自分のことをやるしかないと思っていたのは理解できるのですがなんかなぁ、と思ってしまいました。不思議な自分でした。

8日目 ~Downtownへ行くの巻~

2007-08-26 | '07メキシコ編

Downtownへ行ってみたいという私の希望に応じてこの日は仕事をお休みしてくれたGabyとデートやっと2人きりになれた(笑)。面白おかしい話はJaimeと3人のときでいいけど人生の展望を聞きました。そんな話、イギリスでしてたなぁ。あれから6年近く経ち、お互い少しずつ変わったねーと。ちょうど今の私の年齢だったGaby。不思議な気持になりました。自分は他の家族のメンバーよりも冷たいということを気にしていた彼女。でもみんなが同じより冷静に分析できるGabyのような人がいるのは家族にとってプラスだと思います。みんなが違うからこそ面白いんだし。人それぞれ抱える問題は違うけど、支えあっていけたらいいよね、と話しました。

まずは市内へむけてドライブ。最初にフリーダ・カロというメキシコのとても有名な女性画家の展覧会を見にTheatreへ行ったのですがあまりに込んでいて長蛇の列ができていたので後にすることにしてまず旧市庁舎のような場所へ。

建物、内部にあったメキシコを象徴する鷹と蛇・サボテン、そして国旗の絵、内部の様子。メキシコの歴史を紹介している場所で少しメキシコに触れられた気がしました。私の1番の謎はどうしてメキシコの土着宗教がキリスト教にここまでのっとられてしまったのか、というところなのです。まだそれは解明されないんだけど。キリスト教の力ってすごいですね。いい意味でも悪い意味でも。教えは素晴らしい物なのかもしれませんが、私はやはり土着のものを大切にすべきではないのか、と思ってしまうのです。日本で言えば神道?ま、どこからを土着のものと定義するのかは難しいと思うし、移民が増えればそれだけ多様性がでるのは仕方ないことなのかもしれませんが。今回のここを訪問した意義はやはり土着の人たちを奴隷にしていた歴史があったということ。少し綺麗過ぎるように見えたキリスト教の導入に真の姿を見たような気持になりました。(ちなみに私はキリスト教の教えは好きです。学ぶべきところがたくさんあるし、やはり仏教に通じるところも多いし。でも好きだからといって全て肯定していいか、というとよくないと考えているだけです。)
入り口でおじさんに「ようこそ、友達」と日本語で出迎えてもらいました。友達じゃないけど、いっか。
すぐ側の広場でマーケットがやっていました。南部の特産物の紹介だそうです。民族衣装とかたくさん飾られていて面白かった。メキシコのお菓子を買いました。不思議な味だったなぁ。アイス屋さんでcactusアイスを購入。下の民族衣装はこの白いレースみたいなのを頭に巻くの。すごーく不思議な感じです。なんのためなんだろうね。

もうすぐ独立記念日があるとかで、国旗のデコレーションの作成中でした。なんだか素敵だなぁ。
その後マーケットへ。お土産を買いたかったので。テキーラジョッキと母親にシルバーを購入。シルバーは秤売りなのです。感動しちゃった。テキーラ飲まなかったので日本でジョッキに入れて一気飲みをしてみたいところなーんて、嘘です。あとはどうしても欲しかったメキシカンハットを購入。持って帰るの大変だったけど買わずに帰ると後悔しそうな気がしたので思い切って買っちゃいました。満足、まんぞく
場所が分からないといって結局タクシーに乗ったのですが初乗りが60円。嘘みたいに安いです。いくらDowntown内だからといっても150円で目的地に着いたときには感動してしまいました
お昼はこんな感じ。これも軽いのって言ったのに…。くどかったぁ。

パンの上に豆ペーストが乗っていてその上にチーズ。チーズ剥がして食べちゃったわ。
最後にフリーダ・カロの展覧会へ。

絵だけじゃなく彼女の人生についても語られてました。年の離れた夫との生活に苦労し、その上背骨が悪くなり体調面でもいいことがなく、とても子供が欲しかったのに産めない身体になってしまった彼女。一貫して苦しい気持が描かれていました。ただその手法が多様でそういう意味の広さを感じたかな。とても美しい女性でなぜこの人がこの旦那さんと結婚したのだろうか?と疑問に思ってしまいましたが、やはり才能に惹かれる部分が大きいよなぁ、と感じました。旦那さんへの愛情、それから子供をもつことへの執着。女性として厳しい状況の中生き抜いた強い姿勢に感じるものがありました。パワーをもらった気がします。
最後にJaimeと合流。「今日micaがフリーダ・カロの展覧会に行くだろうと思ってこれ買って来たよ!」と彼女の人生が描かれたDVDをくれました。本当に気遣いがすごい。私のためというよりGabyのためにやってくれているのだとは思うけど、有り難いし申し訳ない。素直に感謝し、頂きました。まだ見てないから見なくちゃな。
SalsaがかかるPUBに連れて行ってもらって現地のみなさん、そしてJaime&Gabyが踊る姿をみて楽しみました。「一緒に踊ろうよ!」と言ってくれたのですがあまりにみんながステップが上手でとても混ざれなかったわ。見知らずの人たちが踊りを通して得る一体感って素敵だなぁ。若い男の子達のバンドが生演奏してくれていてそれにも感動しました。楽しかった


7日目 ~夜にビックリの巻~

2007-08-25 | '07メキシコ編
午後にJaimeが仕事を早退して来てくれるとのことで午前中はMadreとMagdaと過ごしました。朝食はメキシコ人の主食コーンを使ったこんなお料理を頂きました。

ちまきを思い出しました。コーンの皮で包んであります。中身は右の写真。

毎朝こんな感じで果物がだされます。とても幸せでした。
でもでも実はお腹が毎日減らないのです。1日3食派の私なのに1日2食のこのご飯がheavy過ぎて、しかもほとんど車移動だし動いてないので常にお腹いっぱいの状態。Madreが出してくれるメキシコ料理を残してはいけない一心で頑張ってたのですがこれが後になって「あぁ…」と思うことになるのですなぁ
Magdaが卒業した大学に用があるということで一緒にドライブ。メキシコの大学見学までしてしまいました。イギリスの大学形式とあまり変わらないかな。日本とも対して変化はない気がします。学校に来たっていうだけでなんだかテンションがあがった私です。

これはジムです。メキシコの私立大学はお金がかなりかかるのでお金持ちの人しかいけないそうです。恵まれているのだね。
Magdaはその場に残り、私はMadreとJessicaと近くの湖を散歩。とてものんびりできました。

なんだか自然には心洗われるよね。
に帰った後は疲れを感じてお昼寝Jaimeが迎えに来てくれてShopping Centreで昼食を。Beer専門店があり、Jaimeのおススメでそこの6色ビールを注文。かなり甘かった…。私あまり甘いお酒が得意ではないかもしれません。特にココナッツ味が甘すぎて残しました。よい経験にはなっただろうけど。

お腹がいっぱいだったので軽めにサラダを、と思ったのですがheavyすぎでした。もちろん残しちゃいました…。素敵な雰囲気のお店で楽しめました。私がCDを買いたいといったのでJaimeはを持ってきてくれていてお店に良い感じの音楽がかかっているのも無視し、音楽を聞かせてくれたのねメキシコ、自由だなぁ。注意もされなかった。で、彼の音楽のセンスが好きだなと思ったのでCDのチョイスをお願いすることにしました。あまりにメキシコで幸せを感じることが多いので帰ってから凹んだときに音楽聴けば立ち直れそうな気がしたんですね。スペイン語の勉強もできるしね。
Gabyが合流し「今日はもう遅いし映画を観よう!」と言われ、映画の予定を観にいくとちょうどいいのがない様子。で、DVD買ってなぜかJaime家で観る事になりました。彼のおうちもとても大きくてびっくりしてしまいました。お母さんが弁護士さんなんだそうだ。今ですら女性教育があまり進んでいないメキシコでその年代の女性でしかも弁護士とこれば、かなりお金持ちであろうことが推測でき。Jaimeも有名国立大学出身者だっていってたし、すごいなぁ、と改めて感心しちゃった。
パフュームという映画を観ていたのですが、9時になったら途中で映画をきり「もう遅いから帰らなくちゃ」って。うん?いつも12時近くまで遊んでいるのにどうしてという疑問を抱えながら帰宅しました。
家に着くと玄関にこんなものが。

うむ。なんだか怪しい。で、家に入るとものすごい量の人が。そして椅子・テーブルまで用意されている。てことで結局私を歓迎するサプライズパーティーをMadreが計画してくれていたのだそうですかなり嬉しかったです。Gabyの兄弟で唯一会っていなかった下のお兄ちゃんにも会え、その子供達にも会うことができ、家族全員と出逢えたなぁ、と感慨深かったです。チビズは異国人で肌の色も違う私を(そしてスペイン語を一言も発せない私を)不思議そうに、でも興味ありそうに見ていて異文化交流だなぁ、と実感しました。Queretaroで私によってきた女の子がもうかなり慣れていて写真撮影のときにも隣を陣取り肩を組んできてとっても可愛かったな
みんなが作ってくれたごちそうです。

ものすごく甘いものが挟んであるのが右側。左と中央のは少しチリがはいった辛いもの。この組み合わせがメキシコ人は好きみたいです。お腹いっぱいだったけど頂きました。この席で「家族がみんな太っていてびっくりしたでしょ?」と言われましたが人のこと言える立場にありませんから…。Jaimeがしつこく私の体重を聞いてきましたがもちろん教えてあげませんでした。ちなみに彼は85キロでダイエット中らしいです。兄弟と似ているの?と聞かれたので私だけ体型も頭脳も異なるので似てないと言ったらなんだか驚いていました。Magdaはすんごーく細いけど誰よりもたくさん食べるので本当にこの日もGabyとどうして太らないんだろうねーという会話をかわしたのでした。でも人間は体型じゃなくて心ですから(って言い訳ですなぁ…)。
最後に集合写真を。本当に、ほんとうにありがとうです。どう感謝の気持を表していいのかわからなかったけどとにかく嬉しい気持を伝えなきゃとつたないスペイン語でMuchas gracias!!と言ってみた私です。

それでもその後「本当に来てくれてありがとう」とみんなに言ってもらいました。申し訳ない。有り難い。いろんな感情が自分の中で湧き上がってきました。メキシコは私にとって素直に自分の気持を表せ、そして感じられる場所になったんだなと思いました。本当に良い経験をさせてもらったなぁ。Gabyとその家族に感謝です

6日目 ~まったりの巻~

2007-08-25 | '07メキシコ編

特に大きな予定があるわけではなかった日。まったりDayです。
まずはメキシコ風の朝食。

たくさん写真を撮りすぎて容量がなくなったので午前中はそのデータをコンピューターにうつす作業を開始。終了後、葉書を送るための切手を買いに連れて行ってもらいました。ただメキシコ人は滅多に郵便を使わないそうで家族の中ではMagdaだけがどこで売っているのか知っていました。(とても誇らしげだった)文化の違いですね。そういえば何かあるごとにメールでもなく電話で話していたなぁ。Madreもどこにポストがあるのか知らず、結局切手を購入した場所まで戻って投函しました。葉書出すのにここまで大変とは思わず。面白いものですね。
その後Jessicaの住む街へ。途中にあったマーケットに寄り道を。

マーケットの様子。メキシコは果物がかなり安く、マンゴは1キロ150円くらい。その意味ではメキシコに住みたいくらいです。ジュースは豪快にビニール袋に入れて売られています。すごいね。写真撮っていい?と聞いたら緊張して固まったアイス屋のおじさん。逆に「俺を撮れ!」と言ってきた、その割には照れてるおじさん。メキシコは人がとにかくいいのですよ
幼稚園へJessicaをお迎えに行きました。食事中だったので中に入ってしばし待つことに。可愛らしい場所でした。

途中でShopping Centreへ。近代的なものが最近増えているようです。
街へ到着。後で聞いたところここで伝統のマリアチとかいう音楽を聴かせようと思ってくれたらしいのですが雨のため中止になったらしい。遅めの昼食をいただき、街を軽く散歩しました。

可愛いお菓子屋さん。色がいいよね。Jessicaはここで買ってもらってました。
3日間のスペイン語生活は、とにかく大変だった。コミュニケーションって大事です。言葉が通じなくても気持はたしかに通じるけど、でも相当の努力を必要とします。MadreとMagdaには本当に申し訳なかったな。でも嫌な顔せず、一生懸命に何か伝えようとしてくれていて本当に感謝です。ありがとう
まぁ、そうは言ってもやっぱり分からない言語で3日間過ごしたのはかなり疲れました。Jaimeが仕事を終えやってきて「mica、英語で話したいでしょ。話そうよ」と言ってくれ、かなりストレス発散になりました。Gabyが帰って来て夜は3人でスタバへ。店員さんが「私に英語の練習をさせて!」と言って英語で対応してくれました。名前をカップに書くのが流行りらしく、早速名前を記入。なんだかちょっと嬉しいさ。

日本とメキシコの違いについて語り合いました。topicsは公共の場でのカップルの在り方(かなり真剣に質問され、たじたじだったわ)あとはメキシコで驚いたことを聞かれました。①車の運転の荒さ、②メキシコ人の親切なところ、③道のデコボコ(スピードを落とすためのこのマーク。かなり車にダメージがある気がします)をあげました。ちなみにGabyが日本で驚いたことは和式トイレ、地下鉄の込み具合だそうです。あとはお互いの仕事について話したりして楽しい時間を過ごしました。スタバはどこの国でも和むね。
帰り道はGabyが疲れきって寝ていたのでJaimeと2人で話したのでGabyのどこに惹かれたのか聞いてしまったわIntelligence、Humor、Gentlenessだそうです。私がイギリスで彼女に惹かれたのと同じ理由で、あぁ、やっぱりと思いました。立場は違えども、同じ人をある意味想っているっていい関係だなと思います。とっても幸せな気持にさせてもらいました。


5日目 ~アンソロポロジーミュージアムへ行くの巻~

2007-08-25 | '07メキシコ編

日焼けの痛さで寝不足のため頭痛を伴って起床。
まず朝ごはんにトルティーヤを食べる。
こんな感じで売っているものを

こんな風に温めて食べます。(Magdaが温めるの図)
11時に出発しましたが道が込みすぎていて2時に博物館へ到着しました。メキシコシティの抱える問題の1つがこの交通渋滞なんだそうです。地理的には近いのに込みすぎて倍以上の時間がかかってしまう。だからあまり街中へ行くことはないのだそうです。あまりに時間がかかるのでMadreが頑張って面白スポットを紹介してくれました。Madreの話すことをMagdaが辞書をひいて一生懸命に説明してくれようとします。それに対して私はガイドブックをみて対応。「あ!あった。わかったよ」というとみんな安心で笑顔平和なドライブです。ものすんごーく暑かったけど。

1番面白かったのはこれビルから突き出る木。メキシコすごいです。
ようやく到着した人類学博物館は想像以上に楽しい場所でした。特にその土地の特徴を描いた世界地図。動物・家・衣装・特産物が地図で表されていてその違いを見るのが面白かった。日本ももちろんしっかり描かれていて懐かしさを覚えました。世界史は詳しくないのでとにかくガイドブックに書かれているものを中心に捜索し、写真を撮るといった感じ。楽しかったです。歴史にもっと詳しければなぁって思いました。インカとかマヤとか違いがいまいちわからんのだもの。仕方ないけどね。
1番有名なのはたぶんこれ。

お気に入りはこの
博物館の中央には噴水が。きもちよかった。

不思議な絵がありました。あとでGabyに聞こうと思って写真を撮ってみたのです。
なんか人がね、逆さになってるの。
博物館を出たらこれがなんとやってました。すごい偶然。


伝統の舞なんだそうです。まず下で笛に合わせて踊る棒をよじ登る片足に紐をくくりつける逆さまになり身体を投げるぐるぐる回りながら降りてくる、っていう順序です。この写真、絵そのまんまだし。不思議な舞でした。ハラハラしちゃった。でも見られて良かった
帰宅後、仕事から帰ってきたGaby、Jaimeと職場の友達に会いました。メキシコ人は本当に英語が話せないんだけどさすがキャリア組は違いますねー。英語ペラペラ。しかもユーモアに富んでいてずっと笑ってるのです。聞いているだけで本当に楽しかった。「メキシコは世界で2番目にHappyな国なんだ」と1人が教えてくれました(ちなみに1番はナイジェリアだそう)。本当に楽しいからそうなんだろうと思います。最後に集合写真を撮ったらみんな「見せて見せて!」と言って真剣に自分の顔をチェック。

撮りなおしを命じられましたそんな子供っぽいところも大好きだな。とにかく面白い夜でした。ステキなレストランでメキシコシティの夜景を堪能。高い建物が少ないからか、規模がものすごいからか、今まで見た夜景のどれとも違う感じで本当にずーっと続くその光景に感動。星空みたいでした
帰りはJaimeの車で帰ったのですが、雨が降っていたのです。車に乗り込む前に「僕の車の中は外の環境と同じだから」と言っていたけど冗談だと思ってました。そしたら本当に降ってきた「信じられない!」と言ったらすごくうけてました。彼の口癖は「僕の車はrealだ。Gabyの車はToyだ」だけどその意味が分かった気がします。「これがrealなんだね。Jaimeすごいよ」と言ったら喜んでました。褒めてないって
帰りはなぜか2人のなれそめを聞かされました。具体的すぎる。でも楽しかったメキシコのカップルは見ているとほのぼのです。


4日目 ~ピラミッドに登るの巻~

2007-08-18 | '07メキシコ編

起床したらもうGabyはいませんでした。お仕事お疲れ様です。ということで朝からスペイン語漬け。何にも分かりません。「何時にでるの?」と聞きたくてQue hora salita?と言ってはみたものの、意味が通じなかったらしく朝からGabyに電話おぉーい、あっちは仕事中だってばさ。お気持は非常に有り難いのですがどうしていいか私も分かりませんでした。
とりあえず途中でGabyの妹の娘を拾い、Teotihuacan(テオティワカン)へ。ものすごい光景が広がっていました。なんだかかなり感動です。まさか人生の中でピラミッドを見る日がこようとは…。そしてどうやら登れるらしかったので登ることに決定一緒に来てくれたMagdaは「登るの?」って感じで驚いていましたが一緒に登ってもらいました興奮して登っていたので全く疲れは感じず。急な階段だし、雨が降り始めていたのでとにかく転ばないように心がけて登っていきました。

階段はね、こんな感じ。すごい急なの。
しかし途中になって「これを降りるんだ」ってことに気づいた私。かなりの小心者なため登ることをためらい始めました。ただ子供も登ってるし、ここまで来たんだし、きっと大丈夫さ!と無理に自分を奮い立たせ最後まで登頂。満足度100%でした。

頂上の風景。みんな登り終えて休憩中です。空もまぶしいわ。
ちなみにピラミッドは太陽のピラミッド、月のピラミッドの2つあります。私が登ったのは太陽の方。こちらの方が大きくて、世界で3番目らしい。
月と太陽の神話があって、それを読んでから行ったので親しみを感じました。ここは生贄が習慣として行われていた場所らしいです。宗教って本当に奥が深いよね。自分がそれに従おうとは思わないけどいろいろと考えさせられることが多いような気がします。こんなすごいものを作っちゃう宗教ってほんと、すごいわ。

これに登ったのだ。降りるのこわかったぁ
ピラミッドの見えるお店でお昼ご飯。メキシコの伝統料理です。

帰り道、なぜかMadreが見知らぬ人を車へ。ということでJessicaは私の膝の上でだっこ。人見知りで気分屋のJessicaですが知らない人の方がこわかったらしくおとなしくしてました。その後急速に接近した私達です。クマを貸してあげました。大人な私です(当たり前)。

Bono(クマ)あげました。そしたら帰りにイヌのマスコット(大事にしてるもの)をくれました。結構かわいいところ、あるじゃん。
Gabyが帰ってきたので一緒にスーパーへお買い物へ行き必要なものを揃えました。そしてGabyがひとり暮らし用に購入したを拝見。まだ中は未完成ですがこれから自分の好きなようにアレンジするらしいです。やっぱりキャリアなGabyはステキだなぁ。でもJaimeと一緒に暮らすかも、と言っていたので当初の計画よりずっと楽しくなりそうだね
の前で記念撮影です。

に帰ってから気づいたのですがかなり日焼けしました。日焼け止め塗ってたし、曇りだったので油断していたのですが…。結局日焼けが痛すぎてこの日の夜はほぼ眠れず。おそるべし、日焼け。お天道様の近くに行ったから罰が当たったのかしら


3日目 ~メキシコで初乗馬編~

2007-08-18 | '07メキシコ編

朝から元気なちびっ子達と一緒に朝食。いやぁ、可愛いっす。

可愛い3兄弟。しっかりもので優しいお兄ちゃん(左)、一緒に写真を撮りたがった美人のお姉ちゃん(中央)、そしていつも走っている弟(右)。
まずは前日いけなかったワイン工場へ。ワインの試飲をしたり、ワインの製造方法の説明を受けるツアーに参加したりしました。説明はスペイン語なのでJaimeが同時通訳。さっすがー。Gabyはなぜか時々会話に参加する程度でした。(言うまでもなくこのときも2人は)Madreが伝統的な手法で作ったお人形を私のために買ってくれました。かわいい。嬉しい
移動して、Gabyのお兄ちゃんの所有するお馬さんに、なんと乗ったのだdebutです。もちろん手綱引いてもらっての乗馬でしたが。不思議なところでの初体験。

小さいけど笑顔ですいやぁ、嬉しかった。お馬さん可愛いし。お兄ちゃんもすんごい喜んでくれて「もう一周行く?」なんて嬉しそうに聞いてくれたりして。乗馬始めたくなっちゃったよ。単純だから。
その後バーベキューでお昼ご飯。かなりボリュームがありましたわ。
彼の運転するモーターサイクルの後ろにも乗せてもらいました。(いや、勧められたんで。)小さいのにかなりの気遣いをしてくれて、おばちゃんは嬉しかったよ。紳士だなー。

それで牧場を一周。かなりステキな風景です。何もないんだけどずーっと緑が広がっているのね。それは雨季だったかららしいです。乾季は緑が少ないそうだ。

そこの近くの湖の様子です。なんだか広大だよなぁ。
食べて遊んで疲れました。帰り車でJaimeに送ってもらって(その間ずっと寝ちゃった)夜は撮りすぎた写真をUSBにうつし、Gabyと久しぶりに深い話をしました。自分の方がJaimeより年上なのを気にしている彼女ですが、そんなの関係ないよ!お似合いだし!何より自分達がそれでよければいいじゃない!!と興奮して語ってしまったわ。だって本当に幸せそうだし。そんな彼らを見ている私も幸せになれるなんてそんな良いカップル、なかなかいないじゃないですか。私はいつでも2人を応援しているんだからねーっていう締めな1日でしたとさ。


2日目 ~初日から移動の巻~

2007-08-18 | '07メキシコ編

着いたばかりなのでゆっくり、ではなく。Gabyの妹のMagdaとその親友とご挨拶。4人での朝食となりました。しばらくするとJaimeがやってきて「さぁ、行こう!」。一体どこへ?「今日はあっちに泊まるからとりあえず荷物をまとめて。」聞いてないけど一泊の用意を。いざ出発
まずは昼食こんな感じでした。

ちょっと歪んでますが。緑に見えるのが豚の皮を煮たものでこれが意外においしかった。半月型をみるとメキシコを思い出す、って感じがします。そして生ジュース。果物が異様に安く、おいしいメキシコ。ステキです。
それからPENA DE BERNALという小さな街に到着。一枚岩で有名な場所です。

まぶしすぎて写真が暗いけど。世界で3番目の高さを誇るらしいです。見ると長生きするらしい。なんだかお得な感じですね。外国に行って驚くのが色使い。今回のお気に入りはこの黄色。

なーんか好き。
この後ワインフェスタをやっているワイン工場へ行ってGabyの家族に会ったわけですがかなり込んでいるので翌日にすることにしました。1番上のお兄さんのがあるQUERETAROという街へ到着。お兄さん家族、お姉さん家族、そしてGabyと妹、お母さん。とっても可愛い女の子がいたのですが私に聞きたいことがあるとのこと。「なあに?」と聞くと恥ずかしそうにうつむいてしまう。結局一緒に写真が撮りたかったらしい。いやぁ、照れますなで、一緒に写真を。私の方が嬉しいです。
夕食を頂き、その後夜の街へ。どうやらお兄さんのお嫁さんが街の歴史に詳しいらしくたくさん案内してくれました。この街は水道橋で有名なのですが夜だったためうまく写真がとれず残念。夜中なのにみんなでクレープを食べ帰路に着きました。


1日目 ~空の旅~

2007-08-18 | '07メキシコ編
成田へ向けて11時頃に出発。割合余裕をもって着きました。今回はAir Canadaに初挑戦。メキシコの帰りにカナダのトロントへ滞在する予定だったためこの航空会社を選ぶしかなかったのです。2時間前にはチェックインするようにとの通達があったため早めに出発したわけですがあまり手際がよい会社ではないらしく2時間前を過ぎてからようやくスタッフが集まり始め、朝礼が始まる始末。ちょっと呆れました。大丈夫かぁ、この航空会社?と思いつつチェックイン。無事手続きを終え、出国手続きへ。歯磨き粉と洗顔フォームもチェックをされなにやら書いてある透明な袋へ入れるように指示されました。テロの影響はまだまだ続いているのですね。
まずは成田トロント12時間の旅。結構疲れました。あんまり覚えていません。できる限り寝るように努力しました。そしてトロントに着き、空港の綺麗さに少し感動。4時間何もすることなく空港内をうろうろ。買った本(江国さんと石田衣良)を読み終わってしまいました。ようやくトロントメキシコシティのフライトへ。小さな飛行機でとても不安でした。しかもカナダの航空会社だから英語+フランス語+スペイン語。どれもいまいちわからん。
隣になったメキシコ人らしき女性は聖書をもって搭乗。無事着陸したときはお祈りしていました。そして私に微笑みかけてくれました。「よかったねー」って(たぶん言っていたはず)。もう片方のお隣さんは着いた途端「あなたはどうやって移動するの?」と聞いてきたので「友達が迎えに来ます」と答えたらとても安心してくれました。どうやらタクシーがかなり悪質らしく「ひとりだったら安全なタクシーを紹介しようと思ったの」とのこと。メキシコ人、かなり親切です。フライト中はほとんど話さなかったのにね。とてもいい印象を持ち、それでも夜の11時に到着したためかなり怯えながら入国手続き。でも日本語でした…「日本人ですか?」「はい」「どこからきましたか?」「…日本です。」てきとーすぎ。
空港を出ると笑顔でMikaの名前をもったJaime(ハイメーと読みます)が。それからGabyに再会し、1時過ぎにに着いたのでした。日本をでてから実に約26時間。とりあえず無事に着いたことに感謝し、安心して就寝したのでありました。