本日、2016年2月29日をもちまして、「みらい学舎」での最後の授業が終了しました。
担当学年を持ったのは2014年の9月から。上山先生が育児休暇にはいられるのを機に、急遽中学3年生の英語の担当講師に。
集団授業。初の担当学年が受験生。しかも夏期講習明けから。
加えて、英語は昔からずっと大の苦手科目。
はっきり言って、不安と重圧で押しつぶされそうでした。
弱冠14・15歳の生徒たちの人生初の大きな分岐点を支える仕事の重圧はきっと経験しないとわからないもので。
サークルも辞め、バイトも長期休暇の度に長いお休みをいただき、大学の授業やテスト勉強と並行して塾の予習に授業。
スケジュールも圧迫され、不眠症に陥った時期もありました。
しかし、それを「苦痛」と感じたことはなく、人生で最もやり甲斐を感じ、人に尽くすことで得られる満足感、達成感、充実感を、人生で最も味わうことができた時間でした。
ふたりの弟の姉であることからか、昔から献身的すぎる性格ではあったものの、こんなにも自分のことを省みず、多くを捨てて物事に向き合ったのは初めてのことでした。
すべて、生徒たちの素直でまっすぐな心を、その成長過程を、すぐそばで見守り、肌で感じることができたからこそだと思います。
彼らからは多くのことを学び、気付きを与えられました。
同時に、大きな愛を与え、それ以上に、大きすぎる愛を、これでもかというほど、与えてもらいました。
出勤すれば振り返って笑顔で全力で手を振ってくれ、休み時間のたびに私の元へやってきて、何か嬉しいことがあるとすぐに報告してくれ、時には悩みも相談してくれました。
また、保護者の方々からも、身に余るようなお言葉を多くいただけたこと、非常に嬉しく思っております。本当に、ありがとうございます。
私のような未熟な若者に、大切なお子様の「みらい」を託していただけたこと、感謝致します。
塾長であり、代表取締役である父はもちろんのこと、他の講師の皆様にも信頼していただけたこと、大きな自信に繋がりました。ありがとうございました。
今日の最後の授業では、佳代子先生からの粋な計らいで、みんなからの愛に溢れたメッセージカードをいただきました。
「英語が嫌いだったor苦手だったけど好きになった」
「英語もっと好きになった」
「感謝してもしきれない」
「先生大好き」
「先生尊敬してる」
「先生憧れ」
「恩師」
嬉しい言葉の羅列ばかりで、勉強面以外で皆のことをひとりひとりみていたことも気付いてくれていて、感謝してくれて。
一枚一枚、丁寧に読んでは涙を流し、時に面白い文章に笑い、何周も何周も読み返しました。
こんな私を信頼して、慕ってくれた皆に、私は何を返すことができるのだろう。
就職活動がまさに数時間前に始まったばかりにもかかわらず、頭の中は生徒たちのことでいっぱいです。
こんなに素晴らしい塾講師という仕事を、私を信じて任せてくれた父には本当に感謝しています。
授業や予習だけではなく、事務作業や生徒たちの精神的な変化、成績不振、保護者の方々へのフォロー、新規生徒募集など、多くの裏側を知り、共に考え、悩めたこともまた、私の人生における大きな財産になりました。
たくさんの「人」に支えられ、たくさんの「愛」をいただき、たくさんの「気づき」を得ることができました。
私の講師生活は、本当に「人」に恵まれた、最高のものでありました。
3月10日の県立高校の合格発表を祈って待つのみとなった私には、彼らを信じることしかもうできることはありません。
きっとまた、こうして駄文長文でツラツラと思いの丈を綴ってしまうことになるかとは思いますが、ご容赦ください。
この3年間で得たものを、私の強みを前面に押し出して、納得のいく就職活動ができるよう、今後は邁進したいと思います。
ここまで読んでくださった方はなかなかいらっしゃらないかと思いますが、長々と書き綴ってすみませんでした。御精読ありがとうございました。
2016.02.29 太田澪
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