
パソコンの形だが、キーボードはあいうえお順、ABC順で子供向き。
アルファベットやあいうえおのキータッチの練習のほか、マウスを使ったゲームや音楽演奏ができ、対象年齢は2歳から6歳となっている。
症状: 電源がつかない。
故障診断と修理: 先ず電池のチェック。電池は単三4本が入っており、各1.5V。電池BOXの 金具の腐食はなく、接触不良は無さそう。
キーボード側の裏蓋を外したところ。

キーボードのスイッチ部分(緑色の部品)を外し、反転させたところ。上に見えるキー側は動かすと数十個あるキーが外れるので注意

電源が入らないとの事なので、電池BOXから導通チェックをすると電池BOXに付いているヒューズの断を発見。ヒューズには1000の表記があり、1Aのヒューズと思われる。
新しいヒューズに交換したところ、電源は入るようになった。

電源スイッチを入れて動作させてみると、マウスでカーソルが動かず、マウスのEnterキーも効かない。
マウスのコードをチェックしたいが、マウスのコードは画面側に行っている。画面側の裏蓋を外そうとするが、ちょうつがい部分のネジ2個はすぐ見つかったが、これだけでは外れない。色々調べてみると隠しねじがあるらしい。
画面側のシートをドライヤーで温めながら外したのが次の写真。シートを外すのに本体を逆さにしたため、写真が上下逆になっている。

画面側の裏蓋を外し、マウスの蓋も外して、ケーブルの導通を確認する

青色と茶色の2本の断線を発見。青色はEnterキーのスイッチへ、茶色はVddらしい。
ケーブルは5芯なので、細めの5芯ケーブルを探す。使っていないマウスのケーブルが4芯+アースなので、これを使用する。
マウス側はコネクタだが、コネクタは付けられないので、直接はんだ付け。

マウス側の番号に合わせて、本体側もはんだ付け

動作確認: 全てねじ止めし、元々入っていた電池を入れて、キーボードとマウスの動作確認。主要なキーが動作することを確認した。
異常がないことを確認してから、アンパンマンのシートを貼って修理完了。
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