総選挙が終わりました。
新しい勢力分野が形成され、民主党の議席の大幅増という結果になりました。
全国的な流れでは、地域ごとに支持政党の変化が得票数にみられましたが、
当地におきましては、「おやっ?」という結果に、
何も変わっていないと・・・
全国的な流れに関係なく、地域で大きな影響力を持つ勢力によって、
戦術的に票の分配が計られたと実感、再認識しました。
(前回と今回の得票数)
民主党候補者 自民党候補者
2009年 99,770 93,594
2005年 91,121 97,883
民主党候補者は、
今回、民主党への追い風があり、また、
国民新党の支援を受け、共産党候補者の不出馬という好条件下にありながら、
前回の得票数から、8,649票しか増えませんでした。
国民新党の関係票が、6,000~10,000票弱、
共産党の関係票が、6,000~7,000票強、
存在する数値がありますので、
民主党候補者は、120,000票以上、少なくとも110,000票以上の得票数を獲得して、
今回の情勢に乗ったと判断できるのですが、
実際は、99,770票でした。
一方、自民党候補者は、
自民党への逆風から、
前回の2005年の得票数の何割かを失う状況が考えられたのに、
実際は、4,289票、約4%しか得票数を減らしていません。
このことは何を意味するかです。
全国的な流れや当県の他の選挙区では、
民主党候補者が前回の2005年の得票数の数割増しを獲得している状況からも、
だから、当地での状況は、「おやっ?」と思われるのです。
民意とは離れたところで選挙の動向が決められていくことは、
政治活動、投票行動を行なっても空しさがあります。
しかし、それも現実です。
当地で今までに、いろいろな選挙に大なり小なり関わってきた経緯がありますが、
数年前に行なわれた首長選挙での当地における勢力関係において、
政治的信念というよりは、利害関係が何よりも優先され、
主義主張のない政治状況に減滅したことから、
今回の総選挙は、今までと違ったスタンスを執りましたが、
やはり、前回の首長選挙と同じようなことが行なわれたと感じています。
(画像は、各候補者が街頭演説会によく使う駅前の風景です。)