No Bike No Life

バイクとアニメとCGと

セロー、もしかして誤作動か?

2017-08-13 00:34:50 | バイク

なんだかお盆らしい。

自宅にこもって仕事をしているので、こういった世間的な事には

つい、疎くなってしまう。

田舎で暮らしていると、帰省渋滞なんて全く人事で、ニュースを見ながら、

「昔は、俺もあの中の一人だったよな。」なんて思う。

今にしてみればGWや盆暮れの帰省で、一年の中にメリハリが

出来ていたような気がする。

 

さて、「ハンドルバーライザー」の試運転に出かけたのだが、

思わぬトラブルに見舞われるのであった。

 

ハンドルが高くなって、スタンディングも

いい感じになったのだが、それは突然やってきた。

塩の千本桜から県道か市道183を4㎞ほど走ったあたり。

2速~3速,あるいは3速~4速にシフトアップした丁度その時、

ある違和感を感じた。

アクセルは閉じているのに、加速しているような。

アクセル操作とエンジンの回転が一致してない。

クラッチを切るとすごい勢いで回転が上がる。

タコメーターが無いので正確な回転数は、わからないが

5000は回っていただろうか。

急いで路肩に停車して、エンジンを切った。

長いことバイクに乗っているが、こんな事は初めてだ。

試しにエンジンを掛けてみると、やはりすごい勢いで回りだす。

とりあえず、先の交差点まで押して行き、日陰に停める。

とにかく原因を突き止めねばなるまい。

一番疑わしいのはアクセルワイヤーだ。

アクセルを何度か煽ってみる、が引っ掛かりや動きに異常がない。

ワイヤーと繋がっているFIユニットのプーリーは、

アクセルと連動して動き、特に異常は認められない。

もう一度エンジンを掛けてみる。

祈るような気持ちでスターターボタンを押すが、やはり、同じだ。

エンジンは唸りをあげて回っている。

これは、ロードサービスを呼ぶしかないのか。

確か自宅から20㎞以内だと、有料だったはずだが、

今は、そんな事は言ってられない。

しかし、納車から500㎞も走ってない新車が、初回点検も待たずに立ち往生とは

なんという事だ!

11年ノートラブルのCB1300とは、随分な違いだ。

だが待てよ、ロードサービスが到着すると、何事もなかったかのように

正常に戻っている。というのは、有りがちな事だ。

もう一度冷静になって考えてみよう。

私は、携帯マグに残っていたアイスコーヒーを飲み干すと、

しばらく空を見上げていた。

「松野公民館前」。

視線の先に交差点の名前を示す標識があった。

今からロードサービス呼ぶとどれくらい時間がかかるだろう・・・。

そう言えば、昔の車はオートチョークがついていて

アクセル煽って空ぶかしすると、チョークが戻って

アイドリングの回転が下がったっけ・・・。

セローは、FIだしオートチョークなんてついてないだろうが、

もしかして、それでうまくいくかも・・・。

ま、ダメもとでやってみるか。

そんな事を思いながら、再びエンジンを掛けてみた。

エンジンの唸りを耳にしながら、軽く空ぶかしをしてみる。

すると、さっきまでの事がウソのように、

セローのエンジンは静かにアイドリングを保っている。

まだ、半分信じられない。

何度か空ぶかしをして確かめてみるが、異常はない。

やれやれ、しかしいったい何だったのか。

言いようのない納得のいかない気持ちと、ピンチから脱した安堵感。

そんな、いろいろな感情がないまぜになりながら、

私はセローを眺めていた。


あれから同じトラブルは起きていない。

時間が経つにつれて「あれは何かの夢幻だったのかも・・・」

なんて思ったりもするが、あれは勘違いでも夢幻でもなく、

確かに起こった事である。そして原因もわからない。

という事は、またいつ起こるかもわからない。

そんな不安を抱えつつ、セローに乗っている。

近々、初回点検を受けるがこの事を、報告しようと思っているが

同じ現象を再現できなければ、多分うやむやになるだろう。


ただ、今思い返してみるとシフトアップする前にシフトミスをしている。

ペダルのかき上げが足りず、上のギアに入らず一度大きくエンブレが掛かって

回転が上がったその瞬間、

うまく言えないのだが何かの違和感を覚えた記憶がある。

しかし、それがどう関係しているかは、わからない。

原因も機械的なものか、FIのファームウェアにあるのか不明だ。

いずれにしろ、同じことがもう一度起これば、これはちょっと問題だ

 


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