入り口の「和館部」の廊下を伝った先には、贅を尽くした「洋館部」に・・部屋の壁や天井には、全国でも珍しい「金唐紙(きんからかみ)」が貼られ・・其処に一歩足を踏み入れただけで、「鎮守府司令長官官舎」と言う、言葉に緊張したのか?少しドキドキする。
此処は「呉市入船山記念館」 その敷地の一角に在る「旧呉鎮守府司令長官官舎」~屋敷の表半分が「洋館部(英国調)」そして後ろ半分が純和風平屋造りの「和館部」だ。歴代の司令長官在任中は長官及びその家族が此処で暮らす事になっているわけですね。
外観(英国風ハーフティンバー様式)は勿論、各部屋(応接室/食堂等)の家具/調度品もおそらく英国製で統一されていて、気品と風格を感じる。
洋館部から再び和館部へ~各和室も日本の伝統を感じる「しつらえ」で、やはり安らぎや癒しを感じる落ち着いた平屋造りだ。
「旧呉鎮守府司令長官官舎」詳細↓
http://www.arch-hiroshima.net/arch-hiroshima/arch/seto/irifune.html
「鎮守府」とは?↓
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%C3%BC%E9%C9%DC
今回、初めて此処を訪ねたのだが、他に「旧東郷平八郎低(国登録有形文化財)」/「旧呉海軍工廠塔時計(呉市有形文化財)」/「旧火薬庫」/「郷土館」/「近代文書館(歴史民族資料館)」等の呉鎮守府時代にまつわる資料館及び物件が佇んでいる。
軍の歴史はともかく・・こうして明治時代の建造物は、今の時代に無い「あたたかさ」を感じるのは私だけだろうか?・・・それにしても立派な造りだった。