紙箪笥の整理 2020年05月23日 | 作品 自粛休みを利用して、普段はできない紙箪笥の整理をしました。購入したまましまいっぱなしになっていた紙を消費しました。熟宣紙を長期間丸めておくとシワがたくさんついてます。熟宣紙は滲み止め加工を施した紙です。普通は工筆画を描く時に使うのですが、水墨画で使うときはたらしこみを生かした描き方をします。滲む紙とは違った面白さがあります。胡蝶蘭
名画にチャレンジ 2 王雪涛の牡丹 2020年04月16日 | 作品 王雪涛の牡丹をお手本に。王雪涛の牡丹は洋紅で鮮やかに描いた作品を多く見かけますが、墨色だけで描いたものを見つけたので描いてみました。 最初に線で白い牡丹を描き次に没骨法で墨色の牡丹を描きました。 棉料単宣のような筆跡が出るタイプの紙を選ぶと、墨色牡丹の花弁の形が潰れずに花の形を描けます。 花弁一枚一枚の濃淡の変化に注意するのも大切です。花の中心部をしっかり濃く、奥の花弁は濃いめ、手前は明るめにすると良いと思います。絵具で描く場合も同様です。
名画にチャレンジ 1 2020年04月15日 | 作品 皆様こんにちはお元気でお過ごしでしょうか。自分や家族のため、医療関係者と社会を守るためできる限り外出自粛生活をされていることと思います。私も普段より家にいる時間が増えたので、好きな名画を水墨画で描くチャレンジをしてみました。1回目は尊敬する画家竹内栖鳳の名画「雄姿颯爽」を墨色で描いてみました。原画は絹本墨画淡彩ですが、あえて墨色だけで描きます。原画は絵絹に描かれているので、表面に滑らかさがある紙を選び、半切1/3にカットして使用しました。くちばし→トサカ→目→頭から首の順番で、羽毛の感触を割筆を交えながら描きました。実際に絵はいてみると軍鶏部分はもちろんですが、背後におかれた竹籠の描き加減に竹内栖鳳画伯の凄さを感じます。やっぱり竹内栖鳳は素晴らしいです。ぜひ原画を検索してみてくださいね。
民家 2020年04月05日 | 作品 石垣塀の古民家。資料を使って描きました。古梅園の鹿膠油煙墨を使用しています。膠が軽くさらっとした墨液が得られるので、筆運びが軽くて描きやすいです。硯は赤間硯です。赤間硯は柔らかく墨が下りるので画に向いていると思います。寅さんが歩いていそうな昭和な町並みが好きです。コロナが収束したらスケッチに行きたいです。