また開いてしまってすみません(´ω`;)
更新がない日は「こいつまたゲームしてやがるヽ(`Д´)ノ」とでも
思っていてください。
そして服関係じゃなく自己満読書感想ですみません(´ω`;)
ブログはサボってた間も本だけは読んでいました…
最近の読書感想3冊です。
ウェン・スペンサーの「ティンカー」
こんな(失礼)表紙ですが一応老舗のハヤカワ文庫から出ているSFです。
絵がエナミカツミ氏(バッカーノの人)だけど
中身読んでないなと思いました。
主人公、ロングヘアじゃないってあるのに…
そりゃこんなぶ厚い本、仕事で表紙絵1枚描くだけなのに読んでられんわな
大体のあらすじは
舞台は21世紀末、エルフのいる異世界(エルフホーム)に繋がったピッツバーグ。
18歳の物理に関して「だけ」天才少女ティンカーは
ある日エルフのウィンドウルフを助けたことから事件に巻き込まれてうんぬん、という話。
これさー、SFのふりかけをつけたラノベ+ハーレクインじゃん…
ラノベはともかくハーレクインは大嫌いなのでハズレでした。
主人公のティンカーが恋愛脳になってからが受け付けなくて非情にキツかったです。
相手役のウィンドウルフはエルフの貴族で顔はもちろん良いんですが
こいつがなんで主人公に惚れたのかさっぱりわかりませんでした。
そして当て馬の男の扱いひどすぎ。
ティンカーがウィンドウルフに惹かれたのは権力持ちのイケメンだったから
としか見えない点が恋愛物としてまずアウトー(私的に)
事件はテンプレで実にショボく
解決は駆け足で打ち切り食らったのかという感じ。無論打ち切りなんてないです。
まあ作者は日本のアニメ漫画大好きなよくいる外国のOTAKUらしいので
自己投影した美人じゃないけど可愛くてモテモテなスーパーヒロインが
超金持ちで家柄良くて超美形の男に運命的にベタ惚れされてラブラブ
事件もスーパーヒロインのスーパー能力で万事解決☆ハッピーエンド☆
みたいなのが大好きなんでしょう。
女子中学生とかもそうだよね^^
私は嫌いですが。
SFっぽい部分をとってキラキラした少女漫画絵をつけたら
ビーンズ文庫あたりで売れると思います。
私はこの作者はもう読みませんが。
初野晴先生の「トワイライト★ミュージアム」
タイトルがつのだ★ひろ系ですが
広告などでは普通に中点「・」なので安心してください。
あらすじは
養護施設で育った身寄りのない少年・勇介は、
運良く大伯父・如月教授に引き取られ施設を出るが、教授は数日後事故で死亡。
(このへんギャグマンがレベルに不幸)
が、遺してくれた博物館には風変わりな学芸員達でいっぱい。
ある日、元いた施設の子供が事故で脳死になる。
絶望する勇介だったが、学芸員達は脳死患者と時間旅行を研究する極秘実験に関わっており
その子を助けるため勇介は学芸員の枇杷とともに、過去への旅に出るが…という話。
元短編を長編に引き伸ばしたせいか
あらすじどおりの内容です。
不幸なイントロがあって、過去へのタイムトラベルによって
脳死患者(事故った子供)の意識を現代に連れ戻して、終わり。
タイムトラベル中に様々な困難が降りかかってきて
その解決にミステリ要素があります。
「脳死患者の意識は過去にタイムスリップしている」というアイデアも面白いし
過去へ行きっぱなしでなく途中現代に戻って
現代の学芸員達も協力するのは良いです。
でも「え、終わり?」ってくらいあっけないラストがちょっと…
あと1章くらいエピローグがあったほうが余韻が残ってよかったのにと思いました。
おいしくなるものをちょっとしか調理してない感じでもったいないです。
ウィリアム・ブリテンの「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」
これは当たりでした!
ウィリアム・ブリテンという人は日本での知名度は低いですが
本場のEQMM(エラリー・クイーン・ミステリ・マガジン)の常連作家ということで
期待大でしたが裏切られませんでした!
内容は、
カーに傾倒するあまり、自分も密室殺人をしてしまう青年の表題作をはじめとして
クイーンの論理で謎を解く老人や、ポアロ気取りの可愛らしい少年といった
「エラリー・クイーンを読んだ男」、「アガサ・クリスティを読んだ少年」など、
“~を読んだ~”シリーズの短編集です。
どれも本格ミステリへの愛やオマージュにあふれていて
本格好きなら読んでいて頬が緩むこと必至です!
ミステリとしても高クオリティで文句なしの出来でした。
“~を読んだ~”シリーズ以外の短編も3つありますが
登場人物はドイルやディケンズの愛読者で
他作品と同じくスリルとユーモアに富んでいてとても面白かったです。
本格が好きな人なら読んで損なしのすばらしい作品集でした。
更新がない日は「こいつまたゲームしてやがるヽ(`Д´)ノ」とでも
思っていてください。
そして服関係じゃなく自己満読書感想ですみません(´ω`;)
ブログはサボってた間も本だけは読んでいました…
最近の読書感想3冊です。
ウェン・スペンサーの「ティンカー」
こんな(失礼)表紙ですが一応老舗のハヤカワ文庫から出ているSFです。
絵がエナミカツミ氏(バッカーノの人)だけど
中身読んでないなと思いました。
主人公、ロングヘアじゃないってあるのに…
そりゃこんなぶ厚い本、仕事で表紙絵1枚描くだけなのに読んでられんわな
大体のあらすじは
舞台は21世紀末、エルフのいる異世界(エルフホーム)に繋がったピッツバーグ。
18歳の物理に関して「だけ」天才少女ティンカーは
ある日エルフのウィンドウルフを助けたことから事件に巻き込まれてうんぬん、という話。
これさー、SFのふりかけをつけたラノベ+ハーレクインじゃん…
ラノベはともかくハーレクインは大嫌いなのでハズレでした。
主人公のティンカーが恋愛脳になってからが受け付けなくて非情にキツかったです。
相手役のウィンドウルフはエルフの貴族で顔はもちろん良いんですが
こいつがなんで主人公に惚れたのかさっぱりわかりませんでした。
そして当て馬の男の扱いひどすぎ。
ティンカーがウィンドウルフに惹かれたのは権力持ちのイケメンだったから
としか見えない点が恋愛物としてまずアウトー(私的に)
事件はテンプレで実にショボく
解決は駆け足で打ち切り食らったのかという感じ。無論打ち切りなんてないです。
まあ作者は日本のアニメ漫画大好きなよくいる外国のOTAKUらしいので
自己投影した美人じゃないけど可愛くてモテモテなスーパーヒロインが
超金持ちで家柄良くて超美形の男に運命的にベタ惚れされてラブラブ
事件もスーパーヒロインのスーパー能力で万事解決☆ハッピーエンド☆
みたいなのが大好きなんでしょう。
女子中学生とかもそうだよね^^
私は嫌いですが。
SFっぽい部分をとってキラキラした少女漫画絵をつけたら
ビーンズ文庫あたりで売れると思います。
私はこの作者はもう読みませんが。
初野晴先生の「トワイライト★ミュージアム」
タイトルがつのだ★ひろ系ですが
広告などでは普通に中点「・」なので安心してください。
あらすじは
養護施設で育った身寄りのない少年・勇介は、
運良く大伯父・如月教授に引き取られ施設を出るが、教授は数日後事故で死亡。
(このへんギャグマンがレベルに不幸)
が、遺してくれた博物館には風変わりな学芸員達でいっぱい。
ある日、元いた施設の子供が事故で脳死になる。
絶望する勇介だったが、学芸員達は脳死患者と時間旅行を研究する極秘実験に関わっており
その子を助けるため勇介は学芸員の枇杷とともに、過去への旅に出るが…という話。
元短編を長編に引き伸ばしたせいか
あらすじどおりの内容です。
不幸なイントロがあって、過去へのタイムトラベルによって
脳死患者(事故った子供)の意識を現代に連れ戻して、終わり。
タイムトラベル中に様々な困難が降りかかってきて
その解決にミステリ要素があります。
「脳死患者の意識は過去にタイムスリップしている」というアイデアも面白いし
過去へ行きっぱなしでなく途中現代に戻って
現代の学芸員達も協力するのは良いです。
でも「え、終わり?」ってくらいあっけないラストがちょっと…
あと1章くらいエピローグがあったほうが余韻が残ってよかったのにと思いました。
おいしくなるものをちょっとしか調理してない感じでもったいないです。
ウィリアム・ブリテンの「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」
これは当たりでした!
ウィリアム・ブリテンという人は日本での知名度は低いですが
本場のEQMM(エラリー・クイーン・ミステリ・マガジン)の常連作家ということで
期待大でしたが裏切られませんでした!
内容は、
カーに傾倒するあまり、自分も密室殺人をしてしまう青年の表題作をはじめとして
クイーンの論理で謎を解く老人や、ポアロ気取りの可愛らしい少年といった
「エラリー・クイーンを読んだ男」、「アガサ・クリスティを読んだ少年」など、
“~を読んだ~”シリーズの短編集です。
どれも本格ミステリへの愛やオマージュにあふれていて
本格好きなら読んでいて頬が緩むこと必至です!
ミステリとしても高クオリティで文句なしの出来でした。
“~を読んだ~”シリーズ以外の短編も3つありますが
登場人物はドイルやディケンズの愛読者で
他作品と同じくスリルとユーモアに富んでいてとても面白かったです。
本格が好きな人なら読んで損なしのすばらしい作品集でした。