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名古屋にまつわりお話

名古屋に関係する記事を公開している日記。

名鉄名古屋駅を調べた

2011-05-11 19:12:46 | 日記
名鉄名古屋駅は、愛知県名古屋市中村区名駅一丁目にある、名古屋鉄道名古屋本線の駅である。

概要
1941年(昭和16年)の開業当初からの地下駅(正確には新名古屋地下トンネルの中にある)。名古屋に出来た新しい名古屋駅ということで、開業以来長らく新名古屋駅(しんなごやえき)という駅名であったが、2005年(平成17年)の中部国際空港開港を前にした同年1月29日、国内外からの乗客にわかりやすい駅名とする目的で現在の駅名に改称された。また、隣接する金山駅・神宮前駅と同様に案内板も日本語の他に英語・簡体中国語・朝鮮語・ポルトガル語(ブラジルポルトガル語)の5言語表記である。行き先の表示・駅や車内での放送では単に「名古屋 (For Nagoya)」と略記される(新名古屋駅時代から「名古屋」という省略型行き先表示が存在した)。当駅の所属は名古屋本線であるが、同線と並ぶ名鉄の基幹線区である犬山線・津島線・常滑線・空港線・河和線系統の大部分の列車も発着する。さらには両系統に接続する支線区への直通列車もあり、名古屋鉄道の拠点ともいえる駅である。隣接して名古屋市最大のバスターミナル「名鉄バスセンター」が設置されている。

駅構造
いわゆる通過型ターミナルで、毎時2・3本程度の特急(昼間は河和始発の特急と中部国際空港始発のミュースカイ)を除くほとんどの列車は、当駅を越えて運転される(何らかの理由で須ヶ口以遠が不通になったときは特急を中心に当駅止まりになる)。上下線間の渡り線や引き上げ線が無いため、当駅終着の下り列車は折り返しはせず、次の栄生や枇杷島分岐点(砂入=すいり信号所)などへ回送される。かつて運転されていた当駅終着の上り列車(2001年(平成13年)に廃止となった北アルプスなど)は金山や神宮前まで回送されるか、行先を変えて運転を続行する形態をとっていた。回送列車や団体専用列車、試運転列車は当駅で一旦停車することは無く、通過していく。

線路
プラットホームの配置を示す
実際の線路は「~」の字型に曲がっている一般の建築物に換算するとコンコース・中央改札出口・南改札・北改札が地下0.5階、中央改札入口・西改札・新南改札が地下1階、線路・ホーム・東改札・近鉄連絡改札が地下1.5階という比較的浅い地下に設置されている。しかし地下という立地条件もあり、わずかに上下各1線、相対式ホーム上下各1面と島式ホーム1面で、1日当たり上下合わせて800本以上、早朝深夜を除き2 - 3分間隔(最短1分40秒間隔)で発着するすべての列車を捌いている。そのために上下線ともホームの中間点にも場内信号機を備えており、1・2番線が第4場内、3・4番線が第3場内である。なお、先に発車した列車の最後尾がこの信号機より更に先まで行かないとホーム手前の場内信号機が変わらないため、たとえ編成が短くても2本の列車が信号機を境に同時に停車しての客扱いはできない。また、列車は発車したら通常は速やかに走り去るため、先発列車と後続列車が極めて接近し、双方がホームに掛かっているという場面も見られない。ホームの有効長は19m車10両分(1・4番線が189m、2・3番線が194m)であるが、岐阜方の約2両分(北改札口階段付近)は乗降には使用しておらず、利用客が通らない部分は柵で仕切られているか、一般客立入禁止として新聞輸送用カートなどの置き場となっている。

バラストが撤去され低くなった線路と、ホーム下の電光式停止位置目標2005年(平成17年)にバリアフリー対策として、レール面を下げることにより電車床面とホームとの段差を縮小した。翌年にはそれまでのバラスト道床からコンクリート道床に改修されている。これはバラストを除去の上PCマクラギの間にコンクリートを充填したもので、最初からコンクリート構体に敷設する直結軌道とはやや異なる。軌条は50kgNを使用している。山王方のトンネル坑口は短距離ですぐに高架線へつながるため、35‰という名鉄最急勾配である。逆に栄生方のトンネルは坑口まで約1kmと長い。また運転士の確認用の列車種別表示灯が当駅ホーム直前のトンネル内に設置されており(LED式縦書き表示。例えば名古屋本線へ向かう6両の急行や特急の場合、「特急 6」と表示されるが、犬山方面など4両と8両が同じ停止位置のときは、「犬急84」)、これはホーム上や線路脇のホーム下にある電光式の停止位置目標(画像参照)と連動している。分岐器は無いが曲線や勾配の関係から、通過列車の制限速度は1・2番線が駅の前後に亘って45km/h、3・4番線が進入時のみ35km/hといずれも低い。そのため先行列車との間隔が空いた場合は、場内信号機・出発信号機とも進行現示に変わる。

改札口
中央改札口。方面別の発車標が並ぶ。改札口は地下鉄東山線に近い中央改札口(入口と出口は別)、中央口の真向かいで目の前の階段を下りると近鉄の改札、ホームからの階段を上り左に行くとJRの広小路口に行ける西改札口(有人窓口はないが駅長室の近くにあるため駅員が立って案内をしていることがある)、精算所の真向かいに無人の南改札口がある。なおこれら3か所の改札口はすべて同じ場所にある(中央改札の向かいが西改札、左90°方向側が南改札)。つまりどの改札からも同じ場所に着く。また、JR桜通中央口や地下鉄桜通線に近い北改札口があり、これは別の場所(ホーム岐阜方先端の階段を上った場所)にある。さらに4番線への入口専用改札が2か所(東改札(地下宝くじ売り場の側に階段がある)・新南改札(通称「メルサ口」。名鉄百貨店地下食品売り場の奥にある)。どちらもあまり目立たないところにある)。そして1番線と近鉄との間に近鉄連絡改札口の合計7か所である。自動改札機は、以下のメーカー製のものが設置されている。

中央改札口(入口専用)・西改札口・近鉄連絡改札口は、日本信号製GX7。
中央改札口(出口専用)は、東芝製EG-2000。
北改札口・南改札口は、オムロン製U-PG。
全てバーレス機であり、複数枚対応機であるが、近鉄と違い他社線との連絡改札口以外、複数枚の処理はできない。