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やんばる発 普通の上等な日々

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ナガリシーミー

2007年05月21日 | やんばる情報

 

沖縄の年中行事の一つにシーミーがあります。

 

「清明祭」と書いて シーミーとよび、家族や親戚でお墓参りをします。

 

シーミーは今から約200年前に中国から伝えられた伝統行事であり、

 

中国の暦の24節季である『清明』からきている・・そうです。

 

 

毎年旧暦の3月(新暦4月)になると週末の土日は

 

シーミー(清明祭)を行う人達であちこちの墓地は賑わいます。

 

その頃の道路は、かなり渋滞するので、高速のICには、

 

「シーミー(清明祭)の為 渋滞が予想されます・・・・」との張り紙がされてます。

 

 

 

さて T家の今年のシーミーは    例年通り「流れシーミー」です。

 

「流れシーミー」・・・とは ちょっと遅くなってしまったシーミーの事です。

 

 

 

お墓へ早く到着した人が、まずはお掃除・・

 

    とは言ってもこの役目はT家の長男(義兄)家族の役目のようなかんじ・・

    なので 当然 その弟家族(つまりmeko家)もお手伝いします。

 

 

お花を生け、お茶をお供えして お線香を立て ご先祖様へ ご挨拶

 

それから ビーチパラソルやブルーシートで日よけをし、

 

ゴザを敷いて ご馳走や飲物・果物・お菓子をお供えします。

※meko meko実家のお墓・・・

お腹をすかせた四女と甥っ子 早くウートートーしないかなあ。。。。の図

 

 

 

 

5年前からはmekomekoもご馳走を作るようになりました。

 

         それまではお義母さんとお義姉さん(長男嫁)が作ってっていました

         mekomekoたち弟嫁はまだ手のかかる小さい子供がいたので 

                    もっぱら食べる係りでした。

 

 

※ほぼ定番メニュー

 

1、三枚肉の煮物

2、昆布巻き

3、厚揚げ豆腐

4、赤かまぼこ

5、鳥のから揚げ

6、ごぼうの煮物

7、海老てんぷら

8、竹輪のしそチーズ巻き

9、モーイドーフ

 

  

 

今年の出来はイマイチ・・・でした。

 

初めて挑戦した「モーイドーフ」は固めるのに時間が足らず重箱に入れられませんでしたが 

まずますの出来でした。     

 

 

 

全員が集まるのを待ちながら、ゆんたくはんたく

 

久しぶりに顔を合わすと それぞれの子供たちの成長ぶりにびっくり

      

誰が誰やら?????

    

お母さん班は「太っただの・・・ 痩せただの・・・ 子供が生まれただの ○○学校合格 □□就職だのとお互いに近況報告

 

 

そうこうしつつ みんながそろうと 長老ばあさんを先頭に

 

みんなで ウートートー

 

一家和楽・健康長寿・商売繁盛・学業成就・成績向上・・・

 

それぞれ思い思いに ご先祖様にお願いします。

 

ウトートーがおわった「ウサンデーサビラ」と一礼して

 

持寄ったご馳走をみんなで いただきます。

 

 

おそらく 沖縄のシーミーを知らない人なら 一見 お墓でピクニック??って思うでしょうね

 

 

 

今年は参加者が少なく40人くらいでしたが、

 

一番多いときで80人くらいは集まります。

 

 

 

いろんな家庭の事情で 行くお墓の数が増えてます・・。

 

 

必ず行かなきゃいけない・・・ってわけでは無いのですが・・

 

 

mekoぱぱの実家のお墓

mekomekoの実家のお墓

mekoぱぱのお母さんの実家のお墓

mekoばばのお墓

meko じじのおばさんのお墓

 

 

多いときで5箇所 行くお墓があります。

 

 

たくさん食べて たくさん語り  

 

お腹も心も 満腹になったら 

 

「また 来年もみんなが健康で 集まれますように・・・」と

 

手を合わせ シーミーを終わります。

 

 

そして・・・シーミーの翌日のお昼ご飯までは、

 

シーミークヮッチィーの残りがおかずになります。

 

 

 

お母さんは暖めるだけなので らくちんです

 

 

 


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お墓参り (おつお)
2007-05-22 17:32:46
おつおの実家でも
お供え物をご先祖さんと一緒に
一口、二口食べる習慣はあるけど
これほど豪勢じゃないな~

ご先祖さんを大切に思う気持ちがあれば
やはり、これくらいしなきゃね!

沖縄の風習の方が、人間味があって
すばらしい。
親戚同士の結束も強くなりそうで
うらやましいですね。
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おつ父さん (mekomeko)
2007-05-22 18:12:19
その昔 食べるものが少ない時代に

どうしたら おいしい物が食べられるか・・・と考えた結果

ご先祖様へご馳走をお供えするという行事が多くなっていったとかなんとか・・・

ご先祖様を大事にしつつ お腹も満たせる 一石二鳥のアイデァだったようです。

でも・・すごく良い風習だと思います。

普通なら、年月と共にだんだん疎遠になっていく親戚の方たちと

いつまでも親交を持てるのはとても嬉しいことです

こういう場でたくさん「ムンナレー」(色んな教えをいただく事)できるし・・ね

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立派なお墓…。 (dove-2)
2007-05-22 21:51:04
立派なお墓ですねぇ…。
沖縄のお墓って大きいですね。

お料理も美味しそう!

 こちらで初盆や法事など仏事の時以外の墓参りには家族しか行かないですね。
それも長老衆が亡くなって…親の代も年をとってしまったので…この頃は家族だけに…。
楽は楽ですが…ちょっと寂しいかも…。

精進料理も家庭で作っていましたが、その後は仕出しを頼み、今では外で一席設けるように…。
その方がお客さんにも喜ばれるしね。

そうした行事も時代とともにだんだんに消えていくのでしょう。

ところで…モーイドーフってどんな豆腐ですか?
豆腐ですよね?
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シーミー。。 (夢子)
2007-05-23 01:06:29
沖縄ならではの独特なお墓ですよね。。
中国から伝わってきた伝統行事を今でも引き継がれて
いるって素晴らしいことですねっ。。
沖縄の方達の、家族の絆の深さがでていますね。。

お料理も昔から作られた料理法なのですね。。
赤かまぼこ、大好きですよ~~


琉球王国が中国の影響を受けていた一面を見た気がします。。

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doveさん (mekomeko)
2007-05-23 10:34:11
T家のお墓もmekomekoの実家のお墓も 普通のお墓です。

立派なお墓は、人が住めそうなくらい広くて 屋根付きだったりすます。



T家のお墓は上の虫を持ってる男の子で11代目くらいなのでとても古くって。。
そろそろ建て替え時期らしい・・・。

実家のお墓は築3年なので、まだ新しいですね・・。

まっどっちにしても そのお墓には入れないので、mekomekoが入るのは新築ですね


「モーイドーフ」は・・・

「モーイ」て呼ばれてる海草を 乾燥させておいたものを、
ツナやポーク、などを加えて味付けし 煮とかしてから固めたものです。

料理方法は簡単ですが、食材がけっこうなお値段なので、行事食の中では高級品ですね。

ほんのり磯の香りがして 独特の食感がmekomekoは大好きです。
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夢子さん (mekomeko)
2007-05-23 11:28:28
沖縄は代々長男がその家を継ぐので、

mekoぱぱのような四男坊はあたらしくお墓を作らなくてはいけません・・・

このままだと沖縄中お墓になってしまう・・・・ので、地域によっては村人全員が一つにお墓に入る所もあるんですよ・・。

家族のみならず 地域の絆も深いようです・・。



赤かまぼこ・・mekoぱぱも四女も大好きです・・・でも

mekomekoはまだ 食べたことがありません・・あの鮮やかな赤がちょっと苦手で・・・。

今度 チャレンジしてみよっかな


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