マスクも届けられない。汚れている。じゃ検品するのに訳のわからない金が使われる。未だ届かない人もいるのに緊急事態宣言は解除。
特別定額給付金の手続きが遅い(デフォルト)。ネットでできない。マイナンバーは使えない。でも、マイナンバーをこれを契機に拡充しようとする。未だ郵送で届くはずの書類がこない。自治体では「郵送にして」と言い始める。
持続化給付金は手続きが面倒で申請者が困る(もうデフォルト)。金がなかなか振り込まれない。ネットで政府の情報を見てみたが、複雑で良くわからない。
家賃を払えない人に住居確保給付金を設けるも、離職廃業から2年以内と制限。その前から問題ある人はどうにもならず。対応するのは自立相談支援機関。ってどこなの?いちいちかつての雇用主から証明を取らなければならない。
雇用調整助成金は従業員を休業させ休業手当を与えた事業主に与えるが、従業員と面倒な休業協定書にまとめなければならないし、休業計画を立てなければならない。政府がコロナの計画を変えられてはどうやってつくるんだろう。相変わらず申請書は超面倒(デフォルト)。
学生に最大20万円給付も、外国人留学生は成績上位3割程度と相変わらず外国人に冷たい(デフォルト)。将来日本に貢献する人材なんだそうだが、未来のことはわからない。統計処理でもして、わかった気になる。
これをハラスメントという。
カナダに住む娘からの話をしてみたい。カナダでは2000ドル給付であるが、収入が減った人にという限定がある。申請は簡単。勝手に申請するだけ。収入が減ったという証明は不要。カナダで生活する人はSIN(Social Insurance Number)を持っている。国民も留学生も。これを持っていればネットで簡単申請。日本とは違い、本当に簡単申請。ちなみに銀行口座とは紐づけされていないので、申請時登録。数日で振り込まれる。もちろん他の給付や免除などのサービスもある。
娘はすでに3回給付を受けているが、2回目3回目は申請翌日給付である。収入減が嘘でもとりあえず給付である。みんな永遠続けばいいと思っているらしい。それじゃあ、ベーシック・インカムだよ。
ちなみに国によっては申請もいらず勝手に振り込まれるところもあるらしい。
どうして日本とはこんなに違うのか。文化だと思う。仮説だが。
カナダなど西欧諸国は政府や公務員は奉仕者である。だから国民にサービスをしなければならない。その精神性はケアである。
日本は政府や公務員は「お上」であるから、彼らが私たち下々のものに「施し」をするのである。「施し」はしてもらえると「ありがたい」と言って感謝する。国民主体になっていないので、政府は彼らの温情として行う。その精神性は温情(パターナリズム、父権主義)である。
当然政府に聞けば、国民への奉仕として憲法にも位置付けられているので、こんな考えを否定するだろう。しかしだ。僕たちの権力との関係はこういう体質なのである。理屈で怒るものがいたとしても、身体(無意識)はなかなか変わらない。つまり西欧では封建制を意識無意識両方で乗り越え、国民主権を作り上げた。でも日本は意識は国民主権(民主主義)、無意識は封建制。
イヤになっちゃうよ。