Drマサ非公認ブログ

はじめて入院した④

 羽田から自宅の調布まで、迎に来たワゴン車に乗って向かった。妻の友人が用意してくれた車だ。リムジンバスで帰るつもりだったので、これも助かった。

 自宅に着いたのは午後7時すぎであった。自宅に着いて、本当にホッとした。苦しさも小康状態という感じであった。明日にでも病院に行こうと思い、のんびりしていたが、またもや胸痛、呼吸困難のような症状で苦痛に苛まれる。もうしょうがない。今から病院に行こうと決意する。

 そこで考えたのが対応できる病院だ。適当に夜間診療を行っている病院に行ったところで対応可能だろうか?そんな疑問がわいてきた。かつて救急の当直事務をやっていた経験からすると、大学病院クラスでないと対応できないのではないかと考えた。適当に病院に行ってしまえば、診察や簡単な検査程度はできても、対処できないとして、他院を探すことになり、面倒になるばかりだ。かつて大学病院で働いたり、総合病院とはいえ、小規模と行っていい病院で働いていた経験からの判断だ。

 では、消防庁のテレホンサービス(#7119)に電話して、対応可能な病院を紹介してもらおうかとも考えたが、サービスが迅速ではないし、自ら紹介された病院に診察可能かどうか交渉の電話をしなければならない。時に忙しくて、まともに電話対応できない時がある。

 そこで救急車を呼ぶことにした。夜になってしまい、適切な病院に搬送可能なのは救急車しかないと考えた。119番に電話した。すごく短い電話で済んだ。胸痛が3週間続き、苦痛が24時間休まることがないことを最初に伝えただけで、すぐに来てくれるとのこと。 

 あとで救急隊の隊員に聞いたところ、この短い症状の説明から重度の心不全であると考えられるので、急いだ方がいいとの判断をしたという。通常救急車要請の際は結構事細かに聞かれるそうだが、僕のケースはそういうものではなかったわけだ。

 5分程度だろうか、救急車は到着。僕もマンションの1階に降りて待っていた。

目の前までストレッチャーが運ばれて来た。たった10メートル程度だが、歩かないよう指示された。実際には歩く気力もなかったのだが。妻と妻の友人が救急車に同乗し、救急隊員が血圧などを測ったり、症状をいろいろ聞いて来た。

 救急隊によれば、心臓が問題だと思うので、心臓の専門病院に行きますとのこと。近くに昔僕が働いていた病院もあるので、「そこは嫌だなあ」と冗談でいうと、そこの病院では対応できないと思うとのこと。いらないことを言ってしまった。対応可能な病院はこのエリアでは3件しかないとのことで、その1件に連絡したところ、即受入可とのことで、向かうことになった。

 救急車に乗っていると外の風景が見えないので、不思議な感じであったが、10分程度で到着した。到着した瞬間、なんか「助かった!」という気持ちになった。テレビドラマのように医者と看護師が外で待ち構えていてくれた。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「医療」カテゴリーもっと見る