堺市の鉢ヶ峰ふれあいの森に、秋を訪ねる。
テーマは〝昆虫入門〟鈴木真裕先生に導かれて、アキアカネを追った。
アキアカネはすでに絶滅危惧種に指定されている。
確かに、子供の頃とは大違い、ほとんどみかけなくなった。
アキアカネは水田周辺でみられ、稲刈り後の田面にできた水たまり等に産卵する。
現代の田んぼは水はけが良過ぎて干上がり、産卵できない。
鉢ヶ峰の田んぼは、苅田にも水たまりができていた。
水田周辺にみられるアキアカネと対照的に、
森の近くに生息するリスアカネも観察することができた。
羽の縁が黒ずんでいて、アキアカネよりも絵画的で美しい。
リンドウやアザミ、オミナエシなど、秋を堪能した。