
稲崎 栄利子(Eriko Inazaki)展
2012年11月26日(月)~12月3日(月)
作品と制作について
陶芸を始めた頃から、土は微粒子の集まりで脆く儚い素材だという意識が強くあり魅かれています。その、素材の危うさに対しての畏れの様な感覚が、微細な単位から少しずつ紡ぎ出すきっかけになっている様に思います。そして自身のつくる細やかな土のディティールは、焼成冷却という工程によって、手では造形することが叶わなかった小ささまで収縮し、強度を持って結晶化されます。その密度は土から陶へのプロセスに拠ってしか得られないと実感しています。さらには、そのプロセスを通ることで、人間の匂いのする手業から離れて作品全体が「風景」の様に感じられることがあります。細部自体ではなく、人の匂いから離れたそれらが織り成す光や陰が醸し出すのかもしれません。 そんな新しい景色を見たくて、つくる事を続けています。
稲崎 栄利子
2012年11月26日(月)~12月3日(月)
作品と制作について
陶芸を始めた頃から、土は微粒子の集まりで脆く儚い素材だという意識が強くあり魅かれています。その、素材の危うさに対しての畏れの様な感覚が、微細な単位から少しずつ紡ぎ出すきっかけになっている様に思います。そして自身のつくる細やかな土のディティールは、焼成冷却という工程によって、手では造形することが叶わなかった小ささまで収縮し、強度を持って結晶化されます。その密度は土から陶へのプロセスに拠ってしか得られないと実感しています。さらには、そのプロセスを通ることで、人間の匂いのする手業から離れて作品全体が「風景」の様に感じられることがあります。細部自体ではなく、人の匂いから離れたそれらが織り成す光や陰が醸し出すのかもしれません。 そんな新しい景色を見たくて、つくる事を続けています。
稲崎 栄利子
09037890338 惠