ウズシリの早生ミカン畑で作業中。
みかんの葉っぱに、カナヘビを見つけました。
カナヘビは、昔から親しみのある生き物。
そもそも私は、東京生まれですが、東京といったって、昭和47年ごろはまだまだたくさん畑や緑があって、当時住んでいた練馬区関町なんて、井荻ウドと練馬大根の産地でしたからね。
その後、板橋区へ引っ越すわけですが、板橋だって、おんなじ。近所には空き地や裏山がいっぱいあって、カナヘビなんかはよく捕まえて遊びました。
近所のイチジクの木にはたくさんハナムグリが集まっていたり、夏の終わりにはトンボとりもしました。
私の同級生ならば、クラスに一人は、必ず、『将来は昆虫博士になりたい』というやつがいたものです。
私の8歳年下の弟の時代になると、もう、違ってきます。
わずか10年足らずで、東京はどんどん都市化されていったのです。遊ぼうにも、外で遊ぶ魅力的なところが全然、ない。
だから、弟世代になると、子供たちの趣味が『ファミコン』になっちゃうわけです。
弟は、カブトムシが触れません。(今はさすがに大丈夫だろうけど)
私は、子供のころから、大好きな自然を目の前で壊されるのを見させられてきました。大切な故郷の風景を、奪われてきたのです。
できることなら、スカイツリーなんか解体して、東京でべこが飼えるように、なってほしい。東京は、私の故郷ですからね。