森友学園問題で、財務局の決算書改ざんの報道について
23日NHK岐阜支局に申し入れをしました。
26日には丹原が東京の方にも直接届けました。
NHK会長 上田良一 様
NHK岐阜放送局長 様
要望書
事実を正確に見抜き的確に伝えるために、森友学園の決裁書問題の報道にあたっては、
「書き換え」でなく「改ざん」と表現するよう要望します
2018年3月23日
メディアを考える市民の会・ぎふ
共同代表 丹原美穂・加藤久雄
3月12日、財務省は、森友学園との国有地取引に関する決裁文書の「書き換え」を認め
ました。
国会審議のために提出する文書を書き換え、改ざんした政府の行為は、民主主義の根
幹を揺るがすものとして、厳しく批判されています。
詳細があきらかになるにつれ、報道各社は文書の「書き換え」ではなく、「改ざん」と表現を
変えてきました。しかし、NHKは依然として「書き換え」という表現で報道しています。
しかし、「書き換え」という意味は、「書き改めること」(大辞林)とあり、単なる変更を連想さ
せ、不当・悪用というニュアンスはありません。
一方「改ざん」は、「字句などを改め直すこと。多く不当に改める場合に用いられる」(広辞
苑)では、「特に、悪用するために、勝手に直すこと」(大辞泉)とされています。
今回の森友文書問題では、政府は「書き換え」と表現していますが、その実態を見れば、
単なる「書き換え」ではなく、「改ざん」としか言いようのないものです。
NHKには、国民のために事実に基づき的確な報道をするという立場から、森友文書関係
報道では、「書き換え」ではなく「改ざん」という言葉用語を使われることを要望します。
「メディアを考える市民の会・ぎふ」
連絡先 丹原美穂・・・・・・・・・・
加藤久雄 ・・・・・・・・・
丁寧な対応で要望を受け取ってくださり、全国からも声が届いているとの返答でした。
27日からの放送は、テレビもラジオもはっきりと改ざんと言う言葉で報道されていました。