Crazy Little Thing Called Love ~愛とかいう、ちょっとしたもの~

愛っていうやつは、まったく、くだらないもの
洋楽好きの、まったく取るに足らないブログへようこそ!

ぎんこう怖い

2006-09-28 22:49:04 | Weblog
「警察が嫌い」とか「歯医者が嫌い」とか、「お役所は高くとまっている」とか、
職業に対する評価というものが人それぞれあるもの。
今週、ちょっとトラウマになりそうな出来事が起きました。
「銀行トラウマ」とでも言ったらいいでしょうか。銀行にお世話になるのが
ちょっと怖くなってしまった出来事。

その日の私は、施設に入っている患者さんから自動的にお薬代を頂けるように、
書類に銀行に患者さんの開設している口座番号を書き、印鑑を付いて銀行へ持っていきました。間違いなく書いたつもりなのに、先方に思い切り差しもどされてしまった。
銀行の方が言うには「数字が不鮮明で見えないんだ」とのこと。
えー、なんで、なんで、と思っていたら「お客様の書いたこの数字の「8」という
文字は「6」に丸を足したような形をしていて、認められないのです」

びっくり。
でも、確かに、私の「8」という字、良く書き方が違っていると人から指摘される。
普通の人は「8」の字の書き方は、まず「S」のように右と左を対対称にして
丸を書いていくのだけど、私の場合、上の丸を書いてそのあと下の丸を
書く…という丸を二つ重ねたような字を書いてしまうのだ。
確かにそのときの8の字は、上手く上下の丸が合わさらず、下が若干
小さな丸になってしまったけど…それでもどう見ても「8」には見えたと思います。

差し戻されて大変なのは、その患者さんの生活している施設に
出向いて訂正印である銀行印を頂くことです。今回は運良くその施設へお薬をお届けする用事があったので出向いてお詫びをしつつ訂正印を頂いてきましたが、
施設の職員の方も「これがどうして駄目なの?」とおっしゃってくださった。
銀行というところは数字が命だし、もちろんおかしな振り込み方をされたら
額が多ければ嬉しいものの、少なければ私だって多分怒り心頭になると思う。
お金を預かる以上、厳格な判断というものは仕方がない気がするのだけど、
それでもあえて間違えた訳ではないのに、
「8」と「6」を見間違えるなんて殆どないことだと思うけどなあ、
もう少し柔軟に解釈してくれてもなあというのが本音。

これからも暫く銀行にはお世話になるので、これを機に8の字を
改めて書き直そうと思っていますが、なんか一回そんなことで字を否定されると
銀行に行くのもまた差し戻されないかとドキドキしてしまう。
「銀行嫌い」というより「銀行怖い」という気持ちの今日この頃です。

半周遅れの衝撃

2006-09-27 20:30:06 | 音楽(邦楽)
今日なんとなーくテレビを見ていたら、やっと気が付いた

巷を賑わせている、「DJ OZUMA」さんとは、実は氣志團の
あの方と同一人物なんだー!!
あの2人は全く違う格好をしているので、同一人物なんて全く分からなかった。
偶々DJ OZUMAのコメントがテレビで放映されていて、
あの喋り方でやっと、ピンと来ました。地球半周遅れ位の驚きです…

言われてみれば、氣志團というバンドも、DJ OZUMAも
80’Sの匂いをプンプンさせています。
にしても、ジャンルはかなり違うし、氣志團のメロディーラインと
DJ OZUMAのメロディーラインを私は全く繋ぐことができませんでした。
今でも、「One Night Carnival」と「アゲアゲEVERY☆騎士」が
同一の作曲者だなんて、ちょっと信じられないのは私だけでしょうか?
器用だなあ…、ビックリだ。

80’Sといえば、今マドンナが来日してますね。
最近(といっても随分前ですが)だした「HUNG UP」も80年台アバの匂いを
ぷんぷんさせていますし、マドンナはやっぱりああいうダンスミュージック
が凄く似合う、エイティースの人間なんだ…と思います。
彼女のステージングの映像も少し見ましたが、とてつもなく大きい
ミラーボールが回っていました。

ミラーボール好きの私にはたまらない。あれだけでマドンナのコンサートに
行きたくなってしまいました





人間ダリ

2006-09-26 23:29:40 | 雑記

今朝の「特ダネ!」のオープニングトークでは、
「ダリ展」について小倉さんが喋っていました。

音楽は大好きなんですが、美術はすこぶる苦手。
中学生の頃の課題で「自分の手を描く」という授業がありました。
課題が「自分の手を、自分でポーズを決めて描くこと。影もつけること」という
内容だったと思います。

自分知らず、というか、なんというか、下手なら下手なりに
難しいことを描かずに、真直ぐ手を伸ばした絵を描けばいいものを、
あえて難しく、手を「グー」にしたままデッサンをしました。
しかも「影」をつけるなんて、そんな高度なことよりも本体をしっかり描けばいいのに
どっから光が当たっているかわからないような色の塗りつぶしをして、
自分でも「キャベツ」もしくは「石に皺が寄っている」図にしか見えないくらい
上手く描けなかった、史上最悪の作品です。
あの時は美術の評価もまあ散々でしたが、さらに担任に
「お前の絵を見た。あれはあまりに下手だが大丈夫か?」
なんて心配までされてしまった。しかも個別に呼び出されて。

そんな訳で、私というものは「美術」というものから程遠くて、
絵を見ても良いとか、悪い、とか判らない人間だと思っていたのですが、
なんだか今日のダリの話を聞いていたら、美術をちょっとだけ近くに感じることが
できた。
どうやらダリという芸術家は、シュールリアリズムを代表するような画家で
あるけれども、若い頃はとてもベーシックな写実的な絵を描いていた
らしい。家の母も「美味しそう」といっていた位、テレビで紹介されていた
若い頃描いた彼のパンの絵は、パンそのままが唯、描かれているような
変哲のないもの。
それでもダリの中で何かの心境の変化があったのでしょうか。
写実的な絵から自分の空想とか思想を絵にした様な絵を晩年のダリは生み出す
ようになったらしい。晩年のダリとして紹介されていたのが
女性の浜辺を歩く姿が時間を追って同時に描かれている絵。
それでもやっぱり初期のダリの写実的な部分は上手く生かされていて、
どんなにシュールでも、この女性の曲線はすごく写実的に描かれている、
と解説をしていた。

人間が変わるように、絵も変わっていく。
シュールな中にも、若い頃やってきたことと、今現在の作者の思惑が
表現されている過去と現在の交差点のようなものが「絵」なんだと。

絵も、音楽と一緒で、その人の生き方や人間性を感じ取るものなのかもしれない。
そう考えると、いつか美術展にも足を向けたいと思う、芸術の秋です。


過去の700円

2006-09-24 23:02:22 | 

先日の「憲法9条を世界遺産に」読破しました。

対談相手が中沢新一さんということで、憲法9条
について直接的な議論をするというよりは、むしろ憲法の底にある哲学論議
という感じの本でした。
それでも、一気に読みきってしまい、とても楽しい本でした。
それにしても、爆笑問題の太田さんは、本当に本を読んでいるなあと思いました。
前にも書いたけど、彼が語った本全部、読みたくなるのはどうしてだろう?
これも洞察というか、読んだり考えたりするセンスがいいというか。
彼の大好きな作家アーヴィングも、こんど是非読んでみたいです

憲法9条を読んでから、私の中でふと疑問が浮かんできて、
もう一つ、副読本で憲法に関する本を買ってしまいました。
私の大学の憲法を担当する教授の本が、丁度新書で出ていたので
懐かしさ半分でレジへ。
でも、読んでみて、この本で教授が執筆したことは実は憲法の授業で
言っていたことと変わらないことに気付きました。
学生の頃、モーローではなくもっと真面目に聞いていれば、この本を
買う必要がなかったという事です。
過去のつけが今回ってきた700円という値段でしょうか。

高いような、安いような…


キモ格好よさ、リトルリチャード

2006-09-24 01:15:36 | 音楽(洋楽)

ロックンロールが「感性」もしくは「本能」をダイレクトに伝える物であるのならば、
彼の音楽は「本能」で聞くものであり、
その本能が万人に受け入れられるのであれば、それは「天才」の音楽でもあります。
ロックン・ロールの天才「リトル・リチャード」について。

なーんて、堅苦しいことを書きましたが、まずは本人のこんな写真をどうぞ。
これは私の買った輸入版「リトル・リチャード」ベスト版の中に収められている
写真です。

キモイです。(とあえてネガティブな評価をするのは訳があります。)
ジャケットに麦藁帽子を被って、前屈姿勢をとっているロックンローラー、
なんて衝撃的な写真。このキャプチャーには「Little Richard-Movie Star」と書かれていまして、その隣りには映画のチラシが並んで掲載されています。
調べたところ、1956年に作製された「The Girl Can't Help It(女はそれを
我慢できない)」という映画に、彼も出演し、エディ・コクランと一緒に歌を歌っています。私はその映画、見ていませんが、この写真はその時の衣装なんでしょうか。それにしても、笑顔がさらにキモち悪さを引き立ててます。

リトル・リチャードは1932年、ジョージア州メイコン、ウォーターで12人いる子供の
一人として生まれました。その後、10代の頃B.ブラウンや大勢の行商に
混じって「メディスン・ショー」というものをしていたそうです。このメディスン・ショー
とは「薬の販売促進の為に行なわれたショー」とのこと。今でいう現地販売の
ようなものに、彼も就いて行ったということでしょうか。

その後、彼はアトランタ(当時はアトランタという都市がエンターテイメントの世界で
先進的な場所だった様です。)に移り住みます。そこで、当時アトランタでプレイを
していたのが”プリンス・オブ・ブルース”といわれたビリー・ライト。演奏もそうですし、
彼はステージでメイクアップとマスカラ、頭をポンパドールという格好をし、それがリトル・リチャードにとって非常に影響を与えたといわれています。
アトランタで"Every Hour"という曲を録音後、翌年彼はニューオリンズへ
行きます。Tempo Toppersというバンドのセッションに加わったのですが、
ここで出した2枚のCDが鳴かず飛ばず。転機はロイド・プライス(トータスさんの
ソロアルバムにも収録されています、"Lawdy Miss Clawdy"の作曲者なんだって!)
の提案でロサンゼルスのスペシャリティー・レコードに彼のデモテープを送った
ことから始まります。

スペシャリティー・レコードの元でレコーディングをしていた
彼ですが、なかなか良い作品が生まれませんでした。そんな時に彼がピアノの
上へ飛び乗り、悪態をついてこんな事を唄ったのです「ワッパ・ドゥ・ドゥワッツプ
・ワッ・パッ・ドゥ」このフレーズを、作曲者であるドロシー・ラボステリはすぐさま書きとめ、こうして完成したのが「Tuttie Fruttie」。それから彼の時代がやって来て、翌年56年から57年にかけて"Long Tall Sally" "Slippin' And Slidin'"等々、
ヒット曲を連発し、一躍有名になりました。しかし、彼の人気が絶頂だった1957年
には、突然ロックンローラーを止め宣教師になると宣言。引退をしてしまったのですがそれも長続きすることなくロックンロール回に復帰し、現在も健在の様です。

リトル・リチャードのプレイは、その後のロックンロールの偉大なプレイヤーに影響をかなり与えたようです。Tuttie Fluttieのレコーディング逸話が語るように、
彼の音楽はエモーショナルでパワフル。ビートルズのポール・マッカートニーも
彼をリスペクトする一人だと言われています。

実際聞いてみて、確かに驚きます。ノリの良さ、ブギウギとサックスのグルーブ
等々、色々驚くことはあるのでしょうが、まあこの人、裏声が最高に格好いいんです。
日本人は男性のファルセットを嫌うと言われています。それはやはり女々しいとか、
お寺の鐘の音の様な低い声を本能的に好むからなのでしょうか。しかし、
彼の裏声は外れない、澄んでいて、かつワイルドで、「綺麗」というのとは
少し違う、とってもアグレッシブなファルセットだと思います。
そして彼の格好はファルセットと同じ。
キモイ、気色悪いと思う人もいるかもしれない。しかし、実際のプレイを見てみると
彼は本当に歌が上手であり、明らかにロックンロールをしているので、
私の彼に対する評価は決して低くありません。
「キモ可愛い」という言葉が流行したように、これから
外見はなんとなく「キモイ」けど、でも聞いてみると格好いい、「キモ格好いい」
リトル・リチャードの様なアーティストがブレイクしてくれたら、それはそれで
音楽を豊かにしてくれるかもしれない。
そう思います。


ロン毛とヒゲ

2006-09-20 22:24:47 | 音楽(洋楽)

最近購入したCDを紹介します。
レビューと歌手の紹介も合わせて書きたいところですが、時間が足りないので
週末にじっくり調べながら、又輸入版を買ったためライナーノーツを
訳す作業をしながら(トンチンカンなレビューになったら、それはおかしな訳を
したからと思ってください…)紹介したいと思います。

1枚目…The Legends Of Specialty Series Little Rechard:The Georgia Peach
長いですが、1950年代に活躍したR&Rプレイヤー「リトル・リチャード」
のベスト版。以前の書いた「伝説のR&Rライブ」でも登場し、ピアノを弾きながら
唄っています。
口髭を生やしているのが特徴の元祖「キモカッコいい系」(笑)
ロックンロールがハッピー全開な時代の、キモハッピーな曲です。
ちなみにこのベストの1曲目は、ご存知「Tutti Frutti」!!

2枚目…Professer Long Hair 「Rock'n' roll Gumbo」
音楽のるつぼニューオリンズが輩出したピアノマン、ロン毛教授こと
プロフェッサー・ロングヘアーです。
ニューオリンズ、これも人を幸せにするアーティストを多く出している都市。
それにしても、ここらへんのアーティストって「プロフェッサー」とか
「ドクター」とか「ファッツ(ワッツ?)」とか、不思議な名前が多い気がするのは
単なる偶然なのでしょうか。

以上2枚、最近ピアノロック、ピアノプレイヤーにはまっていますが、もちろん他のジャンルも聞きたいと思ってますよー。

それにしても、音楽好きには普通の行為でしょうか?星の数ほどあるamazonの中からCDを2枚チョイスするのって、やっぱり覚悟が要ります。
そうはいっても、CDは高いです。
2枚で手数料も合わせて5,000円。普通の値段だけど、やっぱきついー
これを何枚も集めるとなると、本当に趣味はお金がかかる。
じっくり、吟味して買ったこのCD2枚には、はずれなしでした!!


松本の魅力

2006-09-18 23:26:46 | 雑記

前回のブログの続きで、LIBREへ本を買いに行くのも兼ねて松本市へ。
自宅から車で1時間位、長野市に次ぐ長野県の中核都市です。

私の住んでいる場所から、一番近いレジャースポットが
この松本市になるのですが、私は松本へは
服を買ったり、こうやってじっくりと本を見て回ったり、CDを買ったりする
買い物目的で大概行きます。
それでも、まあ比べるのも変な話かもしれませんが、
品揃えや大きさからいって買い物は東京でする比ではなく、
何となく私は、松本に対して遊び切れていない感覚がありました。
それでも多くの人は松本という町の美しさを称え、愛おしんでいる。
この街の魅力はなんだろう…と思いながら、昨日は市内をぶらぶらと
歩いてみました。

街の中には、老舗のお店が閉店をしていたり、
少し寂れた印象の飲み屋街があったり、やはり駅の周りは
少し元気がない印象があるのですが、松本の魅力は
市内から松本城へ向かう道すがらなんだなーと再認識した昨日。

途中にある「ナワテ通り」は、昔ながらの蔵作りをした店が
軒を連ねる趣深い通り。骨董品を売っていたり、民芸品を売っていたり
ウインドショッピング(というか露店)に足を向け、時間を潰すのも楽しい。
ナワテ通りの終点にある「四柱神社」で玉砂利の見事さや、
紅葉を鑑賞するのも一興。
そして松本は「水の街」でもあります。
水といっても海こそなけれ…な長野県なので、主役は「川」。
ナワテ通りと併行して走っている女鳥羽川のちょろちょろとした水の流れは、上品で、しっとりとしている。そしてその水は松本城のお堀の
水から来ているのだろう。
江戸時代の面影と、水の流れと、北アルプスの雄大な自然が
うまーく溶け合った街なんだなあと、足で歩いて思いました。

松本市内もいいけど、松本は周辺(安曇野やら美ヶ原やら)
の自然もセットで「松本」という魅力を作り上げています。
自然もまるーく包んで、これも都市の魅力だなんていえるなんて贅沢ですよね。
元々自然は「自ら然る」ものであるのに、それさえも
売りにしちゃうところが人間のちゃっかりしているとこ、というか。
でも、そういう姿勢、私は嫌いじゃない。


じっくり

2006-09-16 21:40:51 | 
芸術の秋といいますが、頭までカーッと熱くなるような夏を
過ぎて、秋はしんみり、じっくり本を読んだり、こうやって日記を書いたり
するのに良い時期です。

一つ面白そうなテレビがあるので、是非見てみたいと思います。
http://www.nhk.or.jp/bs/
(NHKハイビジョン特集 養老先生に聞いてみよう! 人生への疑問 9/21NHKハイビジョン)
「バカの壁」著者、養老猛司さんと爆笑問題太田光さんが視聴者から寄せられた
人生の悩みについて答えていくというもの。こういう、学者というか抽象的な思考を
することを生業とする人が、何処まで日常の悩みに対して答を出せるか、
そんな部分が興味深いです。
お相手が爆笑問題の太田さんというのが、またいい。
数年前にやはりNHKでやっていた「週間ブックレビュー」という番組に
太田さんが出て本を紹介していましたが、彼の読んでいた本は本当に
面白そうで読んでみたくなりました。

太田さんは喋ることが商売だから、その本が面白く思えたというのもあるけど、
感性が凄く鋭い感じがする。
彼はこんな本も出しているんですね。これは絶対買いだ!と思って、早速明日にでも本屋へいく予定です。

憲法九条を世界遺産に

(憲法9条を世界遺産に 太田光・中沢新一)
なんちゃっての法学部出身の私として、憲法9条は一番苦手な部分です。
複雑で、矛盾や自らのアイデンテティというか、自分の(四)半生自体を
振り返させられるような思いがするから。

それでもこの本は本当に興味深いです。
じっくり読んで、自分の頭の中を整理しようと思います。


えらいぞ、「LEARN TO FLY」(PV)

2006-09-14 23:25:10 | 音楽(洋楽)

PV(プロモーションビデオ)の中で私がとても大好きなのは、
このPVは有名なのではないのでしょうか、随分昔のものになりますが
Foo Fightersの「Learn To Fly」を薦めたい!!

Foo Fightersというバンドは、1990年アメリカのロックシーンを
一世風靡したグランジ・ロック「NIRVANA」のドラマー、デイブ・グロールがボーカルを取る、
アメリカの中堅バンド。
グランジ・ロック(=元々は「足の爪の垢の様に薄汚れた」という意味。若者の憂鬱間、屈折感をノイジーなギターとへヴィーなサウンドに乗せた音楽)
の代表格の様な存在であるニルバーナ、私は結構好きですね。
重い、ヘビーな音楽であるのは間違いないんだけど、実は彼らの音楽は意外と
ポップでキャッチーである所が好き。
彼らの、そして90'Sの代表的な音楽である「Smells Like  Teen Spirit」なんか、
同じフレーズをずーっと繰り返しているだけ、なんだけど、意外と歌い易かったり
耳に入り易かったりする。
デイブ・グロール所属するフーファイターズは、そんなニルヴァ―ナの
ポップな部分をさらに強めたという感じのバンドで、昔ドライブに行く時
よーく聞いていました。
元々デイブは、ニルヴァーナではドラムを叩いていた人です。
でも、フーファイターズでとっているボーカルも、凄く上手。
まるでポール、ジョン、というツインボーカルがいるにも関わらず、4人とも歌を歌わせてもピカイチというビートルズの様。
やはり、いいバンドの条件として、メンバー全員が歌が上手いというのは重要なことだと思います。


いつも通り前置きが長くなりましたが(笑)、
「LEARN TO FLY」のPVについてです。まあ、見ていてくだらなさ全開、
抱腹絶頂という感じのPVでしょうか。
「FLY」の言葉に相応しく、飛行機内で繰り広げられる出来事を群像的に撮っているものなのですが、
飛行機の乗員はフーファイターズのメンバーが演じているのです。
そして、その中でも、デイブはなんとまあとっても可愛い女装のオンパレード!!
パーサーにアツーい視線を送るFAだったり、おさげ髪の三つ網少女
だったり、それがまた似合うところがキモいというか、むしろキモ可愛いというか、キモおかしいというか(笑)
アメリカのバンドなのに、喜んで(?)女性の格好をしちゃったりするところは
英国、モンティ・パイソンのコメディーにも繋がります。

機内で本物のフーファイターズに合えたわァ!と大騒ぎするおさげ髪の女の子
から、食べ物狂いの叔母ちゃんから、赤ちゃんから、空を飛ぶお届け
コーヒーマンから、そんな個性たっぷりの飛行機を運転するパイロットも、もちろんメンバーが
扮しています。
途中でエアポケットに入ったときはグラグラゆれて、機内もえらいこっちゃになったけど、機内に着席していたフーファイターズのメンバーがコクピットまで駆けつけて、
「Learn To Fly」なるマニュアルを見ながら着地を成功させて、一安心。

見ていてゲラゲラ、オバカ丸出し。でも最後は飛行機が到着できて良かったなあ、という思いと
どこまでもバカを演じて人を楽しませようという心意気が伝わってきて、
思わず「えらいなー、頑張っているなー」と言ってしまうPV、
曲ももちろんの彼らの代表曲だから、一見の価値あり!です。

機内のビデオで流されている、彼らの格好いいライブ映像がバカバカしさを引き締めています。


オカネはあつまるところにあつまる

2006-09-14 00:19:29 | 雑記

米アップル社で、こんなサービスを始めたそうです。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/keizai/20060913/K2006091301640.html?C=S
(アップル、映画配信を開始 新開発「iTV」開発へ)

今まではアップル社というえばコンピューター、ipodという
双頭があったのですが、これから当社は映像部門にも参入を始めるらしいです。
これに合わせて、アップル社が発表した新しいipodは最長100時間
の映画等、動画録画を可能とする機種を発売したとのこと。
アップル社が狙いとすると思われる「映像と音楽の合体」はこれから
ますますスタンダードになっていくのではないかと思います。

音楽プレイヤー業界でやっぱり今は、ipodの一人勝ちではないでしょうか。
容量、軽量さ、そして今回のアップル社が
始めた映画配信の先駆け的な意味をなす「ポッドキャスト」など、
ここまで幅広いサービスは残念ながら、他社ではないのでは。
でも、これはやっぱり自由経済市場としては独占企業となるわけで、
(まあ、他の企業もポータブルミュージックプレイヤー市場というものを
持っているから、独占というと語弊があるのかもしれませんが。)
それもどうなのかなあ、と思います。富は集中するといいますが、
最近それがますます顕著になってきているような気がします。

ちなみに私の持っているオリンパスm-robe、最大5000曲
音楽を収納できるのはよいのだが、最大再生時間がなんと4時間って
泣ける
ああだこうだ言っては見たものの、本気でipodに買い換えようかと
悩んでいる最中。
それまでは頑張っておくれよ、私の相棒よ!!


まっさらに

2006-09-12 23:48:25 | 雑記
ある人とメールのやり取りをして、
お陰でとても良い気分になれたことに感謝しています。

というのも、私とメールをやり取りをしていた友人のこれまた友人という人の
書かれた文章をインターネットで読んで、なんだかとっても感動してしまった。
別になんてことはない日常を綴ったものなんだけど、
真直ぐ、といっても世間知らずではない直ぐさ、大きさ、優しさ、
そんなものが溢れ出るような文章で、お会いしたことのない方だけど
その人柄が浮かんでくるようで、とてもステキだった。

こんなにステキな人がいるんだなあと思ったんだけど、
振り返ってみれば、私の周りにも素晴らしい人は沢山いるんじゃないか
と思い返してみた。もちろんどうしても合う人、合わない人は
いるのかもしれないけど、自分が私の周りにいる人に対して
もうすこし感度を良くしてみたり、違うアプローチをして付き合ってみたら
違う面が見えるのかもしれないな、そんなことを考えました。

大学時代に仲の良かった友人がこんな言葉を私にプレゼントして
くれました。相田みつおをさんの言葉で、

「花は泥水を吸ってきれいな花を咲かせている。周りにきれいな人ばかり
いるのに、どうして私は汚いことをばかりを考えるのだろう」

こんな内容だったと思います。

大変大変で自分のことしか見えないときもあるけれども、
心をまっさらにして、柔らかい気持ちで人と接してみる。
そうすれば相手のよさがもっと分かるかも知れない。
そんなことを、思いました。

ケーキへの限界

2006-09-11 22:35:03 | 雑記

仕事から自宅に帰ったら、今日食べたい種類を聞かれた
ケーキが卓上に並んでいました。
パイで焼かれたミルフィーユケーキ、とても美味しかったのだけど、
なんだか最近甘いものと脂っこいものが駄目になってきて、
でもアルコールはいくらでもいけるというおっさん(おばさんでは、ない。)
になってきたような気がします。

どうやら、私は人並みには甘いものは好きだし
食べない訳ではないのだけど、甘いものがすっごく好き!って訳ではないらしい、
特にケーキはトラウマがあります。
大学時代、東京に住んでいた頃、渋谷の「サバティーニ」という喫茶店で
2時間ケーキ食べ放題というものを経験したことがあります。
季節は冬真っ盛りの2月。しかも食べ放題前日は期末試験の最終日で、
まあ、だめ学生の象徴である「一夜漬け」たるものをしていて、
試験終了祝いにケーキを食べに行こう、という話になったのです。

あの時のコンディションの悪さもきっと関係していたと思うのですが、
サバティーに到着して、紅茶とケーキを食べ初めて、
1個目、2個目は「おいしい」で済むんだけど、それ以上行くとケーキが
砂糖の塊にしか見えなくなるんですよね。
それでも、無理やり元を取るために食べていたんだけど、最後には
ギブアップで、冗談じゃなくケーキを前にして泣いてしまった。
見るのも嫌、口に含むのなんてとんでもない、拒否反応、ってやつです。

ある友人は、やはりケーキの食べ放題にその人の友達と行ってきたんだけど、
大量のケーキを食している最中、その友人が急に「…おいしい…」と
いい始めたのを聞いて、で、その人が何をしていたかというと、手に山盛りの塩を取って、それをひたすら口に含んで食べていてらしいのです。
甘いものの反動でしょっぱいものが食べたくなった、にしても
山盛りの塩をそのまま食べるのはやっぱり人間極限の時にとる行動なのでしょうか。

それこそ私が学生の頃「ケーキ食べ放題」って流行ったけど、
今はどうなんでしょうか。私や私の友人の様に、みんな甘いものは食す限界があることに気付いて、
あまり流行らなくなったような気がします。
何事も、ほどほどが一番!!

食べ物ネタが続きました。食欲の秋だからでしょうか。
まあいい。


人肥える秋

2006-09-10 21:40:05 | ・・・などなど
秋といえば、「月見バーガー」を今年も食べてきました。

新ラインナップ?「月見バーガー名月セット」という、
月見バーガーにポテトのSサイズ、チキンナゲットと飲み物がついた
セットを注文しましたが、相当お腹一杯になりました
年を取ると、マックの脂っこさが駄目になるんですよね。
でもこれからも食べ続けると思います。

そうそう、この前書いたトータスさんの「懐かしのケンタッキーホーム」が
テレビCMで頻繁に流されていますが、グルービーな感じがしてとってもいい!!
トータスさんって独特の音感を持っている気がするなあ。

この頃、マイポータブルプレイヤーを聞くのがとっても楽しいです。
必死でダウンロードしてやっと700曲、まだまだいける!
シャッフルで聞いて「これいい曲だなー!!」って、改めて感心する
ことが多い最近なのです。
自分でチョイスしたんだもの、いい曲だと思うのは当たり前ですね。


渡辺プロ50周年

2006-09-10 01:06:07 | ・・・などなど

先日の「フレディー・マーキュリー」誕生日つながりの話になりますが、
諏訪丸光にて開催された「渡辺プロダクション50周年記念展覧会ー抱えきれない夢ー」を見に行ってきました。
http://www.watanabe50th.jp/
(「抱えきれない夢 Pocketful of Dreams」特設HP)

通称ナベプロ、渡辺プロダクション出身の芸能人や、プロダクションの
歴史について掲載されたイベントでして、
東京、丸ビルにて開催されたので、次は諏訪丸光…って、
なんでそうなるのか分からないけど、とりあえず見れてよかった。

ナベプロとフレディやクイーンとどの様に関係あるかといいますと、
クイーンがまだそれほど有名でなかった1970年代初頭、
当時の渡辺プロダクションはロンドンにプロの海外事務所を設立し
そこでイギリスのバンドを日本に招聘したいと目をつけたのがクイーン。
ナベプロ主催で、クイーンの来日公演を取り付けて、
日本の女性の「クイーンブーム」に火がつき、イギリスでも彼らが徐々に
有名になっていったのです。つまりクイーンのヒットにナベプロは
一役も、二役も買っているという訳です。

実は、私はテレビっ子でもないし、私の時代の人間は「ナベプロ」
といいましても「ダチョウ倶楽部なんかを輩出した、バライティー番組出演者中心の
芸能人プロダクション」というイメージが強いと思います。
それなのに、どうしてこのような展示会を見にいったかというと、
スペースのほんの1部で、しかもその中でも本当に小さいブースの
「ナベプロが火をつけたクイーンブーム」というのを見に行くため!!
入場料500円ですが、丸光内にわんさかおいてあるパンフを持っていると
100円引きの400円!!高いか、安いかは、よくわかりません…

雑誌に良く出てくる、フレディーとナベプロ社長、渡辺美佐社長が
並んでにっこり笑っている写真や、日本初来日公演の時のビデオが
流れていて、私は苔むす石の様にクイーンスペースに貼り付いていました(笑)
更に50年お祝いメッセージ、ということでブライアン、ロジャーからの
コメントが流れましたが、ロジャーのあごに、ちょこっとヒゲが生えていて、
そのヒゲの微妙さに驚きを感じました。

それにしても、ナベプロ、渡辺美佐社長は本当に綺麗な方だなあと思います。
どんな写真をとっても気品があるし、当時日本では珍しかったヴィトンのスーツ
ケースを愛用して出張に行っていたというのだから、やはり相当の感性を
持っているのだなあと思いました。
美佐さんの旦那さんもナベプロの方らしくて、夫婦でプロダクションを発展させて
きたみたい。

他のブースも回りましたが、ドリフやキャンディーズといった、小さかったり
懐かしのテレビ番組で見たアイドルの名前が沢山ありました。
その中でもジュリーが海外で売り出していた頃の写真と、
「日本に帰りたい」とホームシックに罹っている直筆の日記が可笑しかった。
撮った写真も素敵でした。

帰りは同じ諏訪丸光内にある「くるみ」(以前ミッキーさんのライブで行った
「カントリーキッチン くるみ」の2号店)でご飯を食べて帰ってきました。

満足、満足!!