肉食ってる連中の考える事は良く分からん。Xbox公式が「ピザの香りを楽しめるゲームコントローラ」を抽選でプレゼントするそうである。ミュータントタートルズの映画公開に合わせたコラボ企画で、彼らはニューヨークピザが好きと云う設定に基づいているとの事で、ピザのピースの形をしたアロマディフューザーがコントローラにぶっ刺さっている絵柄はなかなかのインパクトである。ただ何故ピザの香りなのかに関する説明は一切されていない。「徹夜続きの企画会議で誰かがヤケになって出したアイディアが異様なテンションで承認された」としか思えないのだが、マーケティングに基づいて冷静に淡々と決定したのであればそれはそれで恐ろしい。もしこの試みの受けが良かったら内容と連動したアロマがオプションで購入出来る様になるかも知れず、いずれ硝煙とかゾンビの腐臭とかを嗅ぎながらプレイする変な方向で臨場感に溢れたゲームが楽しめるのかも知れないのである
自然の摂理とは面白いものである。対策を緩めたのだからコロナの感染者数が増えるのはともかく、ヘルパンギーナとかインフルエンザとかまで流行するのである。当事者である医療機関及び罹患者からすれば面白がっている場合じゃ無いのは重々承知しているが、そう云うひねくれた性格の持ち主であると思って諦めて欲しい。その影響で解熱剤や咳止め薬が不足気味だそうである。その手の薬は冬季に向けて増産する様に計画しているのだろうから、当然と言えば当然である。しかし作れと言われてすぐに作れるものでもあるまい。大人は気合とドリンク剤で何とか凌いで、処方薬は可能な限り子供達に回す配慮も求められよう。ただこの暑さの中で高熱を出した時のしんどさは大人でも変わらないのであり、そこら辺の塩梅が難しい。実際問題として熱を出した時に我慢出来るだけの根性が私に有るとも思えないのであり、その時は子供達に心からのお詫びを申し上げたいのである。
変えるにしても、もう一捻り欲しかった。Twitterの名称がXに変更されるらしい。そんな名前の会社に吸収合併されたのだから自然な流れではあろうが、陳腐なイメージは拭えない。TwitterはTwitterで今更変えられるかボケ、と云う意見が一部地域の大半を占めており、イオンを今でもジャスコと呼んでいる、と変な方向に流れ弾が飛んでいる様である。著名なブランドを捨て去るのは勿体無いと思うのだが、SNSに止まらないスーパーアプリ化を構想しているらしく、今の名前に引っ張られるのを嫌ったのかも知れない。だったら別建てで作れば済む話にも思えるのだが、オーナーでは無いのだから口出し出来る筋合いでも無い。呼び方を改める心算は無いが、公式各社の対応が気になる所である。Twitterのハッシュタグで意見を募るのが当たり前になっており、それがいきなりXになったら少なからず混乱が起きるだろう。旧Twitter、と云うイーロン・マスク氏の意に反した呼称が定着したら面白いのである。
縁起でもない、と言っている場合では無いだろう。米国で高齢の女性が熱中症で意識不明となったが、冷水を満たした遺体袋に入れたら無事に回復したそうである。万が一の時でも水を抜くだけだから手間が省ける、と思ったかどうかは知らないが、あちらの病院では常備しているものの様である。冷水浴の設備が無くても体温を下げられるとして発案した医師がお勧めしているらしいが、後々訴えられないかが心配である。日本は遺体袋の習慣が無いので別の手段を考える必要があろう。ビニールプールがすぐに思い付いたが、大人が入るには少々小さいし、体を隠すのにも一苦労であろう。短時間であれば防水仕様のシュラフが使えそうだが、無論そんな用途は想定していないので、水漏れが早そうであるし持っている人も少ないだろう。昔の黒いゴミ袋ならそれらの諸問題を解決してくれそうだが、命を救ってもらったとしても後々の人間関係に支障をきたすかも知れないのである。
酷暑対策にシエスタを導入してはどうか。そんな声がドイツで上がっているらしい。ベルリンの緯度はだいたい樺太北部ぐらいの筈だが、それでも暑いものは暑い様である。地中海沿岸では最高気温40度を超える日も珍しくなく、命に係わるとしてストを起こしている所も有るとの事である。元々エアコンを必要としない気候だった事も問題を深刻化させている様である。蒸し暑さがデフォルトの日本からすれば羨ましい限りであるが、向こうにしてみれば何処に行っても冷房が効いているこっちの方が羨ましいかも知れない。どちらにせよ仕事に向いている環境ではない事は確かである。暑さがピークとなる時間帯を昼寝に充てる選択は、検討に値するだろう。恐らく今年限りの異常気象では無いだろうし、ラテン系のライフスタイルも悪くないのではないか。仮眠室が充実しているオフィスと云うのも魅力的ではあるが、我が国だと会社に住み着く人が出てくるかも知れないのである。