どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 3189

2021-09-30 19:30:49 | 時間の無駄
今般の行動自粛によって可視化されたものの一つに、サービス業の「おもてなし力」を挙げたい。ホスピタリティと横文字を使っても良いのだが、言葉が指し示す範囲を良く理解していないので、変な誤解を生むよりは変な日本語を使う方が宜しい。生産者と飲食業の方には誠に申し訳ないが、ネット通販でちょっといいモノをお手頃価格で色々試している。「うん、矢張りスーパーの特売品とは一味違う」と罰当たりな感想をその度に抱いているのだが、意地悪な見方をすれば「予想通り」と云う事でもある。しかし昔通っていた居酒屋では、行く度に良く分からないモノがお品書きに有ると云う愉しみが有った。それをおもてなしの範囲に加えて良いのかは分からないが、客に予想以上の驚きと満足を与えてくれたのは確かである。そう云う付加価値が無いモノはどうしても一味足りない。とは言え牛丼屋で予想外の事態が発生するのも考え物なので、おもてなしも奥が深いのである。

どうでもいい四百字 3188

2021-09-29 18:38:48 | 時間の無駄
コロコロ目先を切り替えねばならないのだから、政府も大変である。ワクチン接種が進展してきたので「さあリベンジ消費」と思っていたら、8割越えのイスラエルやシンガポールで感染が拡大し、行動制限の再強化に踏み切っている。そうなるとワクチンと並行して、軽症者の隔離施設の増強や簡易な治療薬の確保も考えざるを得ない。飲んだり鼻の中に塗ったりする薬の開発を各製薬会社が急ピッチで進めており、幾つかは治験段階に移行している様なので、こっちも大変だろうが頑張って欲しい。ワクチンを打つには打ったが移らない・移さない様にするには継続して行動を慎まねばならないのは、何とも残念である。逆の見方をすれば、それを順守する限りは外食や観光を楽しんでも良いと云う事でもある。そんなリベンジャーズを過度にバッシングしない空気の醸成も必要であろう。その手の情報発信はやっぱり政府になりそうなので、問題山積だなあと傍観しているのである。

どうでもいい四百字 3187

2021-09-28 18:29:24 | 時間の無駄
埼玉スタンダードとして広めたい。意気込みは買うが、難しいんじゃないかな。「エスカレータでは立ち止まる事」とする条例が、埼玉県で10月に施行されるらしい。努力義務なので、当面は現状と変わらないであろう。また努力したとしても、後方から煽られたら歩かない方が却って危ない気もする。二列のエスカレータなら立ち止まった方が単位時間当たりの輸送量は高い事は多くの人が知っているのだろうが、会社に遅刻しそうとか尿意に最後の戦いを挑んでいるとかで急ぐ人は少なからず居るのも確かである。東京ビッグサイトでヲタクが整然と乗っていたら、重みに耐え兼ねたエスカレータが逆回転して多数の負傷者が出た事案も有る。結局は介助が必要な人とか横幅が大きい人が多い場合には煽り行為は慎みましょう、辺りに落ち着きそうな気がする。そんな忖度が出来る人ばかりならもう少しヨノナカは平穏だろうし、何よりマナーの押し付けは逆効果になり易いのである。

どうでもいい四百字 3186

2021-09-27 18:14:44 | 時間の無駄
横綱白鵬、惜しまれ煙たがれつつの引退である。歴代記録を幾つも塗り替えた偉業は、平成の大横綱の名に値すると私は考える。これまでの活躍に心から感謝の意を述べたい。ただ一部の好角家が苦言を呈しているのも確かではある。カチ上げや張り手で怯ませる戦法は強者として相応しいとは言えないが、そうでもしないとマトモに四つに組んでくれないし、何より文句が有るならあの張り差しを他の力士にやらせてみたら良いと思う。その他にも伝統から逸脱する所作が目立った事もあって、相撲協会や横綱審議会が何度も注文を付けた様だが、例の八百長疑惑で土俵際に追い込まれた大相撲を救ったのは白鵬である。どの口がそれを言うかと云う気分になるし、神事としての相撲とは何か、そこで横綱が果たすべき責務は何かを指導出来なかった怠慢を猛省して欲しい。今後の後進の育成に期待しているし、あの電光石火の張り差しを伝授出来る逸材の発掘に励んで欲しいのである。

どうでもいい四百字 3185

2021-09-26 19:33:15 | 時間の無駄
思えば遠くへ来たもんだ。Nintendo SwitchのサブスクにNINTENDO64とメガドライブのリメイク版追加が正式に発表され、一部地域に激震が走った。既にファミコンとスーファミの過去ソフトは100本以上遊び放題であり、その追加要素となるらしい。この際PCエンジンとか3DOとかAtari2600とかの名作もサルベージしてもらえないものかと思うが、今の若者に刺さるかは微妙である。セーブデータを預かってくれるサービスが気に入っているので加入しているが、古いソフトは殆ど手付かずである。若い頃に遊び抜いたソフトとの再会は懐かしい限りだが、同時に「こんなシビアなゲームをやっていたのか」と少なからず衝撃を受けたのが大きい。昨今のゲームはUIやバランスが非常に優れており、それに甘えていると云う側面も有る。過去の郷愁だけでクリアするのは体力的にも視力的にもきつい。思い出のソフトが更に増えるのは悦ばしい限りではあるが、起動して懐かしむ程度に留めるのが正解に思えるのである。