どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3487

平等に向けた弛まぬ努力が求められている。そう好意的に解釈したい。世界経済フォーラムが発表した「ジェンダー・ギャップ指数2022」で、日本は146カ国中116位だそうである。男女平等への取り組みがこれまで以上に推進されるべきであろうし、労働人口減少社会に於いてはそうでなくては困る。ただこのギャップ指数を改善させるには、長い年月を要するだろう。指標は経済、教育、健康、政治の4分野での男女格差を数値化しているのだが、男女の経済格差が最も小さな国がラオスである。ブルンジ、バルバドス、ベラルーシと続くランキングを見ると、豊かさと公平さの両立の難しさを痛感する。最悪なのが政治である。政府閣僚だけではなく、過去50年の首相・大統領の男女比が指標化されているので、順位は軍政下のミャンマーを大きく下回る。要するに10年や20年頑張ったところでこのランクは上がらないのであり、長期的な視点で不平等の撤廃に取り組むしかないのである。

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