ご家庭にIoT家電が浸透すればこう云うリスクも出てくるだろう。米国のIoT企業Insteonがいきなりトンズラをかまして、スマートホームの制御が出来なくなったと云う事案が発生していたらしい。スマホアプリはサーバ経由で照明やセンサーを設定・稼働させていた様で、ご丁寧にそれら全てを消去して行方をくらませると云うのだから、実に悪質である。恐らくはベンチャー企業にありがちな資金繰りの悪化が発端なのだろうが、それをユーザに説明したら膨大な訴訟を抱える事になる。だからって製造者責任をほっぽらかしてトンズラしていい理由にはならないが、消費者も「サービス終了までキッチリ面倒を見てくれそうか」に就いては慎重に検討した方が良さそうである。サーバに繋がらないと動作しない仕様自体に問題が有りそうにも思うが、IoT機器側を高機能にするのもコスト面で考え物なのであり、やっぱりここはご家庭にエッジサーバを構築するのが正しいと強弁するのである。
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