iOSのアップデートが頻繁に降って来る。3月に16.4、4月に16.4.1、5月初めに16.4.1(a)とか訳の分からないバージョン表記のものまで登場した。直近に16.5に上がったので、相当深刻な攻撃に晒されているのであろう。iPhoneならマルウェアの心配は不要と云う認識は改めるべきである。ただiOSの仕様上、ユーザ権限のアプリが他の実行ファイルにアクセスする事は（通常の手段では）出来ない。ウィルススキャンを謳ったアプリが大抵悪意を持った偽物である理由はそこにある。Appleの製品開発ポリシーの関係上仕方ない事であるが、だったら自前のウィルススキャンアプリを出して欲しいものである。AppStoreの審査に自信が有るのかも知れないが、サードパーティ製のアプリストアのインストールを強要されている現状では、そうも言っていられない様に思う。自前主義がAppleの魅力であり差別化要因である事は認めるが、セキュリティの分野では相手が一枚上手であると認める謙虚さも必要だと思うのである。
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