MY LIFE AS A DOG

ワイングラスの向こうに人生が見える

近況

2009年04月21日 00時54分03秒 | 近況

突然ですが、私、先月に結婚いたしまして、4月初頭から約2週間にわたって新婚旅行に行ってきました。そして本日無事に日本へ帰ってまいりました。

今回の旅行の最終目的地はギリシャのエーゲ海に浮かぶサントリーニという島でした。アメリカ留学時代に、知り合いのギリシャ人から「結婚したら新婚旅行で是非訪れるといい。絶対にお勧めだから!」と何度も念を押されていましたので、「そんなに言うんなら行ってみよう」ということでサントリーニ島を選びました。

 サントリーニという名前は初耳でしたが、いろいろ調べてみますと、世界10大絶景にランクインするほど景色の美しい場所なのだということが分かりました。特に、サントリーニから眺める夕日は世界一美しいといわれているのだそうです。 ということで、大いに期待して行きましたが、いやはやうわさどおり、大変美しいところでした。

島全体が火山島であるために遠目からはかなり黒っぽく見えるのですが、島の断崖に真っ白な壁の家々がへばり着くように立ち並んでおり、強い日差しに照らされて光り輝き、これが真っ青なエーゲ海と強烈なコントラストを成して目に突き刺さってくるのです。

 さらに、私達が宿泊したホテルがまたなかなかいい味を出しておりまして、後から知ったのですが、なんでもLuxury Small Hotels of the World というところにランキングされているほどの有名ホテルだったのです。KATIKIESという名前のホテルで、島の断崖絶壁に沿って作られており、もちろんエレベータはないので、えっちらおっちら急な階段を上り下りしながら部屋に向かわなくてはなりませんでした。しかも、部屋一つ一つが断崖に穿たれた洞窟のような形状をしているため、非常に幻想的でなんともいえぬ雰囲気を醸し出しておりました。

雰囲気を完全にお伝えすることはできないと思いますが、写真をアップしてみます。
(本当は何枚かアップしようと思ったのですが、なぜか一枚しか貼り付けられませんので、本日のところはこれでご勘弁ください)

 さて、サントリーニでは、ほとんど何もせずのんびりと過ごしました。普段忙しく働いているせいか、一日何もせずにボーっとテラスに座って読書したりするのが、始めのうちはとってももったいない気がしていましたが、そのうちに慣れました。おかげでたくさん読書ができました。

ちなみに、読んだ本を列挙してみますと、


1.世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(上・下) 村上春樹

2.思考停止社会 郷原信郎

3.街場の現代思想 内田樹

4.こんな日本でよかったね-構造主義的日本論 内田樹

5.映画の頭脳破壊 中原昌也


リゾートで読むのにふさわしくなさそうな本が多くてなんだかなーという感じですが、まあ、家を出るときに取るものもとりあえず引っ掴んできた本がそんな感じだったということで、しょうがないかなといったところです。


ところで、サントリーニ以外ではパリとアテネに立ち寄りました。私はヨーロッパが初めてだったのですが、特にパリは、「ヨーロッパに来たんだなー」ということを実感させてくれるすばらしい街でした。一方のアテネですが、もちろんアクロポリスなどの観光地はよいとして、一歩市内に入りますと、廃墟と化したビルがあちこちにあり、そこらじゅうの建物の壁という壁は落書きだらけで、しかもあちこちでショーウィンドウが叩き割られていて、ちょっとすさんだ雰囲気でした。特に危険な目にはあいませんでしたが、夜に地下鉄の駅からホテルに向かって歩くのは正直ちょっと怖かったです。


ということで、新婚旅行もおわり、また現実に戻らなければなりません。しかし、大いにリフレッシュできましたから、またがんばって仕事に励もうと思います。

休暇中にヘルプに入ってくださった皆様がた。ありがとうございました。

 

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