ビーチで黒焦げにならないのは?「酸素が5秒なくなったら」で気付くありがたさ

2015-02-21 18:10:17 | 日記


(産経新聞)


 もしも地球が立方体だったらという日本科学協会の動画を先月紹介したが、米国のQ&Aサイト「Quora(クオラ)」では「もしも地球の酸素が5秒間なくなったら」が議論され、動画が作成されていた。夏はビーチでこんがり肌を焼く人も多いが、こうした夏の風物詩がのんびりできるのも酸素のおかげ。酸素がなければ大変なことに-。「もしも地球が」を考えることは、この星を理解し、自然科学への知識を得る格好の題材といえそうだ。


■日焼けがハンパじゃない


 酸素が5秒なくなっても一瞬がまんすればいいのでは-。もちろん、それだけで終わるならここで紹介する価値もない。動画では、まず大気に含まれる酸素の物理的性質に着目している。


 テロップによると、「大気中の酸素は紫外線からわれわれの肌を守っており、これがないと、ビーチで日光浴している人は一瞬でひりひりに日焼けする」。オゾン(O3)が地上に降り注ぐ紫外線を吸収しているというのは多くの人が知っているだろう。フロンガスによるオゾン層の破壊は、皮膚がんや白内障のリスクを高めている。


 大気圏やオゾン層での紫外線エネルギーの吸収は、オゾンが酸素分子(O2)になったり、再度オゾンにレブロン12ったりする光化学反応の中で行なわれている。


 5秒の間でも、宇宙から降ってくる有害紫外線にさらされたらどうなるか。日焼けの主な原因とされるUVBが大量に降り注ぐほか、通常は地表に届かない非常に有害なUVCが皮膚のDNAなどを破壊し、発がん率を高める。一瞬でも宇宙服なしに宇宙に放り出されるような危険な状況を覚悟しなければならないようだ。


■すべてのエンジンが不調に


 「昼でも空が真っ暗に」。青い光を散乱させている(酸素)分子がなくなると、ほとんど暗黒の世界が訪れる。


 「ぶつかった金属同士は即座に溶けてくっつきあう」。これは、真空で、金属がぶつかりあうと、互いにくっついてしまう「コールドウェルディング」と呼ばれる現象だ。通常は酸素があるので、表面で酸化膜が保護し、くっつかないのだという。5秒ぐらいでも、すべての酸化膜がなくなったらエンジンなど機械?部品が損傷して大変なことになると容易に想像できる。


 「地球の表皮は粉々に崩れる」。というのも地獄絵図を描かせる。コンクリートや地表面のつなぎとして酸素原子は欠かせない。「酸素は地表のひび割れの45%をメークアップ(化粧)している」


 また、「空気に21%含まれている酸素がなくなれば、気圧が急に5分の4になって、1気圧の内耳が爆発-」。


 さらに、「生きている細胞は爆発する」。水(H2O)を構成する3分の1は酸素。結合相手の酸素がなくなることで、水素は気化し、体積が膨脹(ぼうちょう)するためだ。


■「もしも」で広がる想像力


 こうしてテロップを見ていくと、「5秒間酸素がなくなる」ということの影響の巨大さが分かった。


 私のリケメン(理系男子)としての意見は、地殻を構成する元素の質量比で酸素は約47%を占める。あっという間に、この酸素が消えたら、地球がぐしゃっと半分ぐらいに潰れて…。


 一瞬でも酸素がなくなるというのは、地球が立方体というのよりも、想定が無茶(むちゃ)すぎたかもしれない。


 「もしも地球が」は、いろんなバージョンが考えられそうだ。一つ思い出すのは、地球の条件をいろいろと変えることで、生命進化をシミュレーションできるゲーム「シムアース」だ。ほ乳類が進化しない場合、重くなる脳を支えやすいカエルが文明を持つというケースには妙な説得力があった。


 「酸素が5秒間なくなったら…」の動画は、BuzzFeed(www.buzzfeed.com)というサイトが作成。同サイトやユーチューブで見ることができる。(原田成樹)


割増率 -社長が残業代コストを減らす方法

2015-02-20 18:38:19 | 日記


(プレジデントオンライン)


PRESIDENT 2013年9月16日号 掲載


経営者にとって、社員の残業代は悩みのタネ。かといってサービス残業をさせるのはもってのほかだ。あくまで合法的に残業代を抑える方法はないだろうか。


残業代は「(1+割増率)×時間単価×残業時間」という3つの要素の掛け合わせで決まる。残業時間についてはノー残業デーを導入するなど、各社工夫しているはず。今回は、盲点になりがちな割増率と時間単価について考えてみよう。


まず割増率だ。法定労働時間(1日8時間または1週40時間)を超えて労働者を働かせた場合、企業は時間外労働に対して割増賃金を支払わなければいけない。法律によると、割増率は時間外労働が25%以上、休日労働が35%以上だ。


法律で決まっているなら見直しの余地はないように思えるが、実際は法定の割増率以上に支払っている企業が少なくない。いわば残業代の過払いである。


鍵を握るのは休日の扱いだ。法律では週1日または例外的に4週間に4日間の休日を与えなければいけないことになっているが、これが残業代にどのように影響するのか。社労士の和田栄氏は、次のように解説する。


「週休2日の場合、通常は日曜日が法定休日、土曜日が法定外で独自に設定した休日です。このうち休日労働の割増率が35%になるのは日曜だけ。土曜は休日出勤という名の時間外労働なので、割増率25%でいい。ところが土曜出勤にも35%の割増賃金を払っている会社が多い。つまり残業代を10%多く払っているわけです」


週休2日に祝日が加わると、過払いの額はさらに大きくなる。法定労働時間は1週40時間なので、土日休んで祝日に出勤しても時間外労働にはならず、割増賃金はなし。祝日出勤に対して休日労働と同じ額を払っているとすれば、35%も多く払っている計算になる。


ただ、多く払っていたからといって、勝手に法定の最低割増率に変更することはできない。


「労働条件の変更には労使の合意が必要です。勝手に変えれば、不利益変更で訴えられる可能性もある」(同)


2つ目の時間単価はどうか。時間単価は「月給÷月の平均所定労働時間」で決まる。時間単価を抑えたければ分子を減らすか、分母を増やすしかない。月給を下げるのは困難なので、見直せる可能性があるとしたら所定労働時間のほうだろう。


じつは月の平均所定労働時間は最大で174時間にできる。法定労働時間1週40時間を考慮すると、年間の休日は最低でも104日必要。365日から104日を引いて12カ月で割ると21.75日。1日8時間労働とすると、8時間×21.75日で、月174時間だ。


ただ、通常はそこに祝日や正月休、夏休みなどが加わるため、月の所定労働時間がもっと短くなる。時間単価を抑えるには、祝日などを減らして、月の所定労働時間を174時間に近づけていく必要がある。


もちろん祝日や夏休みをなしにすると、社員からは反発を食らうだろう。和田氏が提案するのは、特別休暇の導入だ。


「休暇とは、本来は出勤日だが労働を免除される日のこと。祝日や年末年始、お盆を休日ではなく特別休暇にすれば、社員はいままでと同じく休める一方、計算上は出勤日になるので月の所定労働時間が増え、残業代計算のもとになる時間単価を抑えられます」


交渉しだいだが、やってみる価値ありだ。


(文=ジャーナリスト 村上 敬 答えていただいた人=特定社会保険労務士 和田 栄 図版作成=ライヴ?アート)


BBQの肉は黒ビールでマリネ 旨さ+発がん物質が半減!

2015-02-19 16:15:03 | 日記

 家族皆がアウトドア派でBBQ(バーベキュー)好き! という方に生活の知恵を。


 先行研究から、グリルした肉の消費量が多いと大腸がんの発症リスクが高まることが知られている。これは、有機化合物が熱分解する際に発生するPAH(多環芳香族炭化水素)という発がん物質を食べてしまうためで、海外では食品中のPAHについて基準値を設け、規制している国もある。普段の生活では、直火焼きや鉄板焼きを避け、「ゆでる、蒸す」といった調理法が推奨される──のだが。


 しかし、ですね。大腸がんは嫌だけど、肉を焼くときのジュージューという音、すきっ腹を直撃する香ばしい匂い、何より青空の下で肉の塊にかバスケットシューズりつくワイルドな醍醐味を存分に満喫したい! というのは人情デス。まして「裏庭BBQ文化」の海外では、さらに悩みが深刻のようで、スペインの研究チームから調理肉のPAHを軽減する効果的な方法について、報告が出されている。


 研究チームは、ピルスナービール、ノンアルコールビール、そして黒ビールで豚肉をそれぞれ4時間ほどマリネ。その後、炭火でじっくりグリルし、PAH濃度を調べた。


 その結果、非マリネ肉に比べて、ビールマリネ肉では、代表的な八つのPAH濃度が低下していたのである。特に、黒ビールでマリネするとPAH濃度が53%も低下。次いでノンアルコールビール36.5%減、ピルスナービール13%減だった。さらに、黒ビールでマリネした場合、抗酸化活性が高くなることが判明している。


 国内でも内閣府の機関である「食品安全委員会」で、食品中のPAHの規制が検討されているが、実行はまだ先。ちなみに、子供の体重当たりのPAH暴露量は、成人の2~2.5倍と推計されている。国の対策を待つより、家庭で自主対策を試みてもいいだろう。


 BBQ前日に黒ビールをちびちび飲みながら肉をマリネする。何となく、大人の余裕を感じさせる休日である。お父さんの株もぐっと上がるかも、しれない。当日は車移動でしょうから、ノンアルコールビールで。


(取材?構成/医学ライター?井手ゆきえ)


【au 冬春】歴代最高スペック「G'zOne TYPE-X」、ハイビジョンムービー対応「CA006」

2015-02-18 14:24:17 | 日記
18日、au の2010年冬~2011年春モデルとして発表されたカシオ製携帯電話は、「G-zOne TYPE-X」と EXILIM ケータイ「CA006」の2機種。

「G-zOne TYPE-X」は、IPX5/IPX8の防水機能、IP5X の防塵、MIL 規格準拠の耐衝撃性能のほか、同社従来モデル「G\-zOne CA002」と比較して約1.5倍の待ち受け?通話が可能な1,240mAh の大容量バッテリーを搭載する。

背面に配置された約1,295万画素のオートフォーカスカメラは、スマイル検出オートシャッターや手ブレ補正、1レブロン12間に20枚の高速連写へ対応し、「Wi-Fi WIN」による高速通信も行えるなど、G-zOne 史上最高のスペックという。

今回の「G-zOne TYPE‐X」は原点回帰を意識しており、「G-zOne CA002」で廃された円形の「サークルディスプレイ」が復活した。時計やニュース、天気のほか、G-zGEAR による各種センサー機能の情報を表示できる。

カラーは「グリーン」「レッド」「ブラック」の3色で、重量は179g。

G-zOne TYPE-X


「CA006」は、EXILIM ケータイとして初めてハイビジョンムービー撮影が行える防水?防塵モデル。

カメラの有効画素数は約1,316万画素で、ハイビジョンムービー撮影時には約2倍、静止画撮影時などには約3倍の低劣化ズームが可能。オートフォーカスや手ブレ補正モードのほか、3メガサイズの30fps 高速連写、夜景やアクセサリーを美しく撮影する機能などがある。

カラーは「ビビッドピンク」「パールホワイト」「ビターブラック」の3色で、重量は約128g。「G-zOne TYPE-X」と同じく「Wi-Fi WIN」に対応する。

CA006