はりきり-のほほん記

弁護士として、一人の女性として、日々の生活の中で思ったこと、日常の出来事、時事問題への意見なんかをつらつらと記します。

検察の無配慮

2009年06月23日 | 事件・社会問題系
集団準強姦事件、京都教育大6人処分保留釈放 示談成立(朝日新聞) - goo ニュース

この事件、真相は第三者にはわかりません。

ただ、検察が、示談成立の事実をここまでオープンにするのはいかがなものか。
告訴取下げがあったという事実だけ公表すれば十分なのでは。

被害者女性側のプライバシーの観点から考えると、不適切な対応だと思う。
示談成立と聞いて「やっぱり合意の上だったんじゃ」「金目当てだったのか」等と邪推する人が大勢いそう。
ただでさえ、被害者女性を誹謗中傷するネット上の書き込みが氾濫しているらしいのに。

性犯罪の被害にあった女性は、
そのことで警察の事情聴取に応じたり
裁判での証言を求められたりすることで
二次的、三次的に、被害にあうと言われています。
この女性がどうだったのかは私にはわからないけど
一般論で考えると、
被害にあったことだけでも辛い思いをしているのに、
周囲やネットであることないこと言われて誹謗中傷され、
これ以上辛い体験をしたくないと思って告訴を取り下げたり、
事件のことは忘れてしまいたいと考えて示談に応じることも、
心理的にはごく自然な行動だと思う。

検察の無責任な情報リークと、
それを大々的に取り上げるマスコミ、
ウェブニュースでトップニュース扱いするサイト運営会社、
いずれもその配慮のなさに違和感を感じます。



ゴルフと辰野町のホタル

2009年06月19日 | 日常

今年はゴルフ強化年間、ということにした我が家。
先週の日曜日も、諏訪法曹ゴルフに参加してきました。
4月、5月、6月と、月一ペースです。

今回のコースは、諏訪方面、茅野市の
「フォレストカントリークラブ三井の森」というところ。

天気は、途中雷雨で一時中断したけれど
それ以外は暑すぎず寒すぎず、晴れすぎず雨降らず、
なかなかちょうどいいかんじでした。

そして今回は、ゼクシオのいいボールを使ってみました。
(前回のゴルフで、賞品としてもらったもの。)
やっぱ、いいボールって飛ぶのね。
びっくりしました。

ボールや天気のおかげか、
未だかつて無い好調子(注:私にとっては)でラウンドを周り、
スコアも122と、私にしては大健闘。
女性に優しいと評判のコースだけあって
(レディースティーの位置が結構前にあったりする)
ドラコン2つもいただけちゃいました。
前回より30も(!)スコアが少なくなったので
それだけで私は大満足。
ちょっぴりずつ上達してるのかも?!と気をよくしました。



帰りには、辰野町の「ほたる童謡公園」というところに
蛍を見ようと立ち寄り。

ここは、町おこしの取り組みの一環として
蛍の育成に取り組んでいるようです。
公園を意図的に蛍スポットにしているので
若干人工的な感は否めませんが、
それでも何千という命の明かりが点る様子は感動的です。
いくら見ていても飽きない。
ふわっと寄ってきた一匹を手に乗せて観察してみたのだけど
本当におしりが光ってるんだよねぇ、不思議。
短い命を燃やして光る蛍の光は、切なくて愛しい気持ちになります。

残念なのは、ホタルを持って帰ろうとする人や
フラッシュをたいて写真をとろうとする人が散見されたこと。
ふつーに考えて、それはないでしょ。
心ない行動をばしっと注意できなかった自分も歯がゆいのですが。

時期的にそろそろホタル発生もピークを迎え、
ちょうど明日からホタル祭りだそうです。
中信エリアのかたは是非どうぞ。

久しぶりに声をあげて泣いた

2009年06月18日 | エンターテインメント

昨晩は、大泣きしました。
声をあげて泣いたのなんてちょー久しぶり。


ええ、ドラマ「白い春」が大盛り上がりでして。

このドラマ、私の中では今クールNo.1です。
(BOSSもまぁまぁ面白いんだけど
 若干ご都合主義的なストーリー展開が気になるので。)

なにがいいって、大橋のぞみちゃんの笑顔!
いやぁ、かわいい。文句なしでかわゆい。
見てるだけで癒されるのです。

そして、阿部寛のしぶ~い演技がまた、
切ない父親ゴコロをじっくりと伝えてくれるのです。
泣ける泣ける。

このドラマは、父と娘という主題を軸に、
犯罪を犯した人の更生というテーマもさりげなく描かれています。
・・・と聞くと地味でぱっとしない印象かもしれませんが
実際はとてもテンポよくストーリーが展開し、
硬軟の織り交ぜ方がまた絶妙なのです。
脚本と演出のレベルの高さが窺われます。

今回なんか、最終回のひとつ手前で、
父と娘に別れが訪れ・・・という話で、
いやぁ、泣きました。ボロ泣きです。

あと、脇をかためている役者さんたちの演技も
全く演技と感じさせないナチュラルさなのよね。
特に、吉高由里子さんは、この役で初めて知ったんだけど
若手ながらスゴイ。そしてキュート。
これからの活躍に期待!です。

と思っていたら、こんなニュースも。
玉木宏&吉高由里子、熱愛発覚(サンケイスポーツ) - goo ニュース
いいではないか。
なかなかお似合いだと思います。


さて、来週はいよいよ最終回!
ああ、2人は一体どうなっちゃうんだろう。
やきもき。

民法が抜本的に改正されちゃうって知ってます?

2009年06月17日 | 弁護士・法律系
まだ現実化するのは数年先の話になるとは思いますが、
現在民法の抜本的改正が検討されています。

大改正はなんと100年ぶりなんだそう。
対象とされているのは債権法のあたり。

な~んだ、庶民には関係ないじゃん。
・・・と思う事なかれ。

皆さん、意識していないだろうけど毎日の生活の中で、
様々な形で債権を取得したり債務を負ったりしているのです。
近所でお買い物したり、その時にクレジットカード使ったり。
ネットオークションに出品したり落札したり。
会社からお給料もらったり、銀行からお金引き出したり。
ぜーんぶ法律行為によって、様々な債権債務が発生しているのです。

そんなわけで、今まであまり民法なんて意識しなかった人たちも
この改正によって実際には大きな影響を受けることになるのです。



先週の土曜(2009年6月13日)に
日弁連主催の民法改正のシンポジウムがありました。
朝10時から夕方5時まで!(長っ)
私は長野からTV中継で参加してたんだけど。

いやはや、こんな大改正、やっちゃって大丈夫?
これはどうなるの?あの問題はどうすべきなの?
「ちょっと学者だけの頭で考えた机上の空論っぽいな」と思う部分もあり。
「そうそう、こういう法律の定めは必要だと思っていたのよ」と思う部分もあり。

いずれにせよ、今の時点では、
民法学者が集まった「民法(債権法)改正検討委員会」が
改正の試案・意見をまとめたものが発表された段階で
具体的な立法内容のツメはこれからなので、
様々な議論がなされた後に現実化するのでしょう。

それにしても、
今検討されている改正内容を知ってみると
「学者まかせがスタート地点というのはまずいだろう」
と思ってしまいました。


この人だけは首相にしちゃいけない。

2009年06月16日 | 事件・社会問題系
麻生降ろしの風が再び吹き始めている自民党。

じゃあ、今麻生さんが自民党総裁・首相の座から下りることになったとして
自民党のポスト麻生ってだれよ?

そう言えば福田さん辞任の時には、ポスト福田候補として
「麻生太郎、中川秀直、小池百合子、与謝野馨」が
挙げられてたっけねぇ。
どの人でも今だったら民主党に有利かもしれないなぁ。

・・・等と思っていたら、こんなニュースが。


党委員長を辞任=「先制攻撃排除」に反発-小池元防衛相(時事通信) - goo ニュース
 自民党の小池百合子元防衛相は16日午前、党本部で記者団に対し、党国防部会基地対策特別委員長を辞任する意向を明らかにした。敵基地攻撃能力に関する国防関係合同会議の見解に納得できないのが理由。すでに保利耕輔政調会長に伝えた。
 国防合同会議は、政府が年末にまとめる防衛計画大綱に対する提言の中で、敵基地攻撃能力の保有について「予防的先制攻撃は行わない」と明記。これに対し、小池氏は「提言内容は必要以上に自縄自縛だ」と反発している。 


でた!自己顕示欲。
今目立っておかないと、って判断でのスタンドプレー。
・・・としか思えないのはなぜだろう。

最近全くマスコミに登場する機会もないもんね。
そろそろ麻生さんも終わりかなという雰囲気が漂う
このタイミングで存在感を示しておければ、
あわよくば総裁選立候補ぐらいはできるかも?みたいな?

小池さんは、憲法9条が現にある今のこの日本で、
予防的先制攻撃、つまり相手がまだ攻撃してなくてもこちらから攻撃するのを
OKにしようと考えておられるらしい。
ビックリ。

例えば、北朝鮮が核兵器作ってミサイルとばしたりしてるから
予防的措置として先制攻撃して核兵器工場を壊しちゃえ、
みたいなことが起きたら。
普通に考えて、戦争突入でしょ。
そんなことしても何の問題解決にもならない。


日本からの先制攻撃で戦争が始まるような
そんな世の中にはなってほしくないです。

どんなに間違っても、
この人が総裁になることだけは避けて欲しいぞ、自民党。
(小池さんと同じようなこと考えている人も党内には相当数いるんだろうけどね。)



TDLの親ガモ子ガモ

2009年06月11日 | 旅・レジャー
週末、東京ディズニーランドへ行ってきました。

いやぁ、混んでました。
モンスターズインクの新アトラクションは
2時間40分待ちとかで。
それでもそれほど混んでない時期なんだとか。

ランドもシーも、不思議なのは
いい大人がついはしゃげてしまうところ。
思わずミニーちゃん風のポーズをとってみたり。



許してください、夢の国だから。

久しぶりにビックサンダーマウンテンに乗りました。
昼と夜2回も。
夜は怖さ倍増だけど、
一瞬ランド全体の夜景が見れるというご褒美つき。
ジェットコースターは苦手だけど(基本、落ちるのが嫌い)
あれなら平気かも。
大して落ちないし。
それに比べてスプラッシュマウンテンはイヤだな~。
今回も避けてしまいました。

アトラクションで一番楽しかったのは
「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」。
シューティングで得点が出るという参加型だから好き。
こちらも2回乗りました。

シンデレラ城横の池で
カルガモ?の親子が泳いでいるのを発見!



この春のニューフェースでしょう。
いやぁちょこちょこ動いて可愛かった!

優雅で楽しそうなカモの親子。
対照的に、人間の親子はどこも長蛇の列に並んでタイヘンそうでした。
カレー食べるのに1時間とか、
ダンボ乗るのに90分とか・・・。
お子様連れは覚悟が必要です。

夜は、久しぶりにエレクトリカルパレードを見ました。
本当は色々変化しているんだろうけど
どちらかというと子どもの頃みたのと余り変わらないかんじが
妙に懐かしくてよかったです。




今年もチケットを供給してくれた
いそっぺに感謝!
ありがとうね~。

足利事件:このタイミングで釈放、の意図とは

2009年06月05日 | 事件・社会問題系
釈放の菅家さんが会見「警察と検察、絶対に許せない」(読売新聞) - goo ニュース

17年間服役した後に
DNA鑑定で犯人ではないという鑑定結果が出て、
やっと再審が認められる見込みとなったこの事件。

これまでだったら、
検察はメンツを異常なまでに重んじる組織だから
自分たちの過ちを認めず、
過去の捜査の正当性を主張し続ける。
だって我々の捜査は妥当だったはずなのだから。
ヤツは犯人のはずなのだ。
我々の使命として、犯人を世に解き放つわけにはいかない。
だから「無罪」がはっきりするまでは身柄を解放しない。
意地でもしない。
・・・そういう組織なのだ。

しかし今回は、まだ再審決定前なのに身柄解放となった。
裁判所が再審開始決定前に釈放されるのは初のことだそうです。
画期的な検察の対応、とも言える。
検察がこのタイミングで菅家さんを釈放したということはどういうことか。

まず、ひとつには、
事ここに至って完全に白旗をあげざるを得なくなった、ということ。
DNA鑑定では、検察側が選んだ鑑定人も
菅家さんが犯人の可能性は極めて低いと結論づけたのだから。
元々DNA鑑定が唯一の客観的証拠だったみたいだし。

しかし、それだけのことではない。
今までの検察だったら、それでもまだ釈放していなかっただろう。

たぶん。
「検察の理屈」でこのまま菅谷さんを拘束しつづけるのは
絶対世論に支持してもらえなさそうだから、
世論を敵に回して「検察は悪者」的なイメージが広がるのを
怖れたのではないでしょうかね。
裁判員裁判がスタートした今、
市民を味方にするためのマーケティング的な戦略で
こういう判断になったのでしょう。

菅谷さんが不幸にも17年間も無実の罪で服役させられた原因は色々あるけど、
まず第一にあげられるのが、
捜査段階での不当な取調べによる自白の強制です。
マスコミの取り上げ方は、当時のDNA鑑定はまだ精度が低かった
という点を強調して報じてるけど、問題の本質はそこではない。

実際は犯人でない人が「私がやりました」と自白する。
そこには、警察や検察による不当な圧力があったことは明らか。
なきゃ、普通に考えて、そんな自白をするわけがない。
密室での取調べにおいて菅谷さんがどんな不当な扱いを受けたのか。
そこがこの事件の本質的で根本的な一番の問題なの。

検察は、この取調べの不当性をあまり深く追及されたくない。
取調べの全面可視化(全ての取調べの過程を録音録画)は
死んでも導入させちゃならん!と思っているわけで。
だから、極力、世間の検察批判ムードを高めないようにしたい。
どうせ完敗しそうだから(再審で無罪は出そうだから)、
いっそのこと早く釈放して、検察批判の攻撃をかわそう。
そういう打算が働いて、
異例の身柄解放という英断をしたのではないかしら。

そんなことしたって、
菅谷さんの17年間は帰ってこないけどね!

しかも、当時の捜査を担当した警察官は
まだ「捜査は妥当だった」って言ってるらしいよ。
「元刑事部長「捜査は妥当」」

・・・ありえない。
そうやって、警察や検察や裁判所、多くの関係者が
自分たちの過ちを認める勇気を持たなかったことが
この17年間という悲劇を生んだのに。

菅谷さんの会見の笑顔に
なぜだか少し救われた気がした人も多かったはず。
二度とこのような悲劇をおこしちゃいかん!
不当な取調べを抑止するためには、
やはり今こそ全面的可視化を導入するべきだと思う。
ほんとに「妥当な捜査」なんだったら、録画されたって問題ないはずでしょ?


ちなみに、なにかと話題の麻生総理。
「麻生首相、可視化で冤罪減るとは感じない」
なぜあなたがそう思うのか、私は心底不思議です・・・。
まぁ検察がは西松問題で小沢さんをやりこめてくれたから
そのお礼のつもりなのかも?

いそっぺ来たる

2009年06月02日 | 旅・レジャー
少し前のことになりますが、
5月23~25日の週末に
友人のいそっぺが遊びにきてくれました。

23日金曜に我が家へ前泊し、24日土曜はまず長野へ。

私が長野で委員会に出席している間、
いそっぺは善光寺参り。
7年ぶりのご開帳は月末までとあって激混みで、
回向柱に触る列は3時間待ちだったそう。

その後は、立ち寄り湯おぶせ温泉あけびの湯へ。

温泉の後は、小布施スマートICでソフトクリームを。

食べた感触はどちらかというとジェラートっぽいかんじ。
左は巨峰&牛乳、右はマロン&りんご(各350円)。
なかなかおいしかったです。
わたし的には牛乳フレーバーがオススメ。
素材の味が生きてます。

夜は、松本の少し小高い丘の上にある「牛鮮厨房 代官山 」で
松本平の夜景を見ながら、信州牛の鉄板焼きステーキなどを堪能。

おいしかった~。
お腹いっぱいになりすぎました。
贅沢です。




翌25日日曜は、黒部ダム方面へ。

まずは扇沢からトローリーバスに乗って黒部ダム。


その後、15分ほど歩いてからケーブルカーに乗り
支柱が途中1本もないという恐ろしいロープウェイに乗り

さらにもう一回トローリーバスを乗り継ぎ
やっと室堂へ到着。
有名な、雪の壁に挟まれた道をゆくバスを見る。


この日はあいにくの曇り空で残念だったけど
なんとか観光中は雨がぱらつく程度ですんだ。
(帰り道くらいからじゃんじゃん降りになったけど。)
前々から黒部ダムには行ってみたかったので
念願がかなってよかったです。
あんな山奥にあんな大きなダム。
人間ってすごいなぁと改めて思う。

帰りに葛温泉高瀬館に立ち寄る。
古くからある湯宿のようで
たっぷりのお湯がじゃんじゃん掛け流しになっている贅沢さ。
いいお湯でした。
ただし結構高温なので長湯はできないかんじです。
湯船の作りや景観は若干そっけない感じなので、
遠くから来て温泉の風情を楽しみたいなら、
同じ葛温泉でも湯宿かじかの方がおすすめかな。

そんなかんじで、色々楽しめた週末でした。
いそっぺ、いつもありがとうよ!
また今度ね~。



びしょぬれゴルフ

2009年06月01日 | 日常
今日は松本カントリークラブで
「松本法曹ゴルフ」でした。

朝から雨が降っていて。
コースが真っ白い霧で覆われたり。
さらに午後にはどしゃ降りだったり。
いやぁ、あんなに降るとは予想外。
スコアも・・・とてもここに書いて公表できません(汗)

去年の1月から約1年半、
週1回練習場に通っているんだけどねぇ
なかなか上達しないの・・・。
いつもブービーメーカーっす。

でもへたっぴでも楽しい。
季節毎のお花が咲いていたり
鳥のさえずりが聞こえたり。
緑鮮やかなコースを回るのはそれだけで楽しい。
今日はドラコン賞をひとつ取れたし、ね。

家から20~30分で行けるコースが
いくつもあるこの環境。
せっかくなのでもう少しまともなスコアで
回れるようになりたいもんじゃ。
地道に練習を頑張るぞ。