中澤まゆみブログ「コミュニティヘルスのあるまちづくり」

医療と介護、高齢社会をテーマに書くノンフィクションライターのブログ。

年金改革法で生活不安は解消されるのか

2017-03-20 12:43:47 | 日記
「下流老人」の藤田孝典さんにインタビュー

集英社imidasのウェブサイトで、
「下流老人」の著者+NPO法人ほっとプラス代表理事の藤田孝典さんにインタビューしました。
編集部の意向で「年金改革法」が中心になりましたが、
前々からお話したかった藤田さんとのインタビュー自体は社会保障全般から「自立支援」にまで広がって、
とても楽しいものとなりました。サイトに反映されていないのが残念ですが(笑)。

2016年12月14日、参議院本会議で「年金改革法」が可決・成立しました。
本法律は、与党は「年金確保法」、野党は「年金カット法」だとして真っ向から対決。
この改正で世代を超えて安心できる年金制度になるのでしょうか。
ソーシャルワーカーの藤田孝典氏に話をうかがいます。

全文はこちら! 

どうなる介護保険制度

2017-03-20 12:34:40 | 日記
鏡諭さんに介護保険制度のこれからをインタビュー

先日発売された「Better Care」春号で介護保険制度と総合事業について、
淑徳大学の鏡諭さんにインタビューをしています。
介護保険の普遍性から総合事業の目的、
「住民主体」の現状と課題、国民的議論の必要性を明確に語ってくれました。

今回の号は「総合事業」をテーマに、
神奈川県藤沢市やワーカーズコープの、刺激的な取り組みも紹介しています。



せたカフェ定例:認知症カフェと介護実践講座

2017-03-20 12:27:28 | 日記
在宅での看取りについて

昨日のせたカフェ「第15回 介護家族のための実践介護講座」のテーマは
「在宅での看取りについて」。
ゲストの遠谷純一郎ドクターは、おひとりで訪問診療をされていたころから、
シンポジウムや出前講座に協力いただいたり、
「おひとりさまでも最期まで在宅」の取材時には診療同行をお願いしてきた世田谷の訪問診療医です。

遠谷ドクターが院長をつとめる桜新町アーバンクリニックは、
いまや訪問診療医が10人、訪問看護師も10名という大所帯になりましたが、
相変わらず「いいですよ」と気軽に講座を引き受けてくれました。

資料用に届いたのは、なんと80枚(!!)ものデータ。
これをもとに、在宅での医療と介護の役割から事前指示の大切さまで、
「在宅でのケアと看取り」について、実際の診療で出会った患者さんのエピソードを交えながら、
穏やかな語り口で初心者にもわかりやすく、きめ細やかに話してくださいました。

事前に40名近くの参加になる、と聞いたので、庭のベンチも含め、
会場にあるすべての椅子を並べて準備したところ満席。
参加者の中には、がんを治療中のご本人とその家族や友人、在宅での医療の悩みをかかえる人、
看取り期の両親と向き合う人たちも何人かいて、
ドクターへの質問は、終了後も延々と続きました。

せたカフェでは、初めての「看取り」講座でしたが、
このテーマの講座は繰り返しやっていく必要があると、実感しました。「

死」というふれにくいテーマを、誰にでもいつかはやってくるものとして、
やさしく話してくださった遠谷ドクターとの2時間。
笑いと涙を交えた深い講座となりました。今回はがんの話が中心になりましたが、
今度は認知症も含め、「看取り」について少し大きな会場でやってみたいな~という、
妄想が広がってきました(笑)。
遠谷先生、またよろしくお願いします(^^♪。

次回(3月12日)は「認知症カフェ」で、デイサービスでの認知症ケアがテーマです。
介護講座(4月9日)は、遠矢先生も「在宅では最大の役割り」とおっしゃっていた、
訪問看護師による「季節の体調管理」です。
ご参加、お待ちしています。



2017年1月~3月の講演

2017-03-20 11:48:54 | 日記
「自分らしい老後」から「永年後見」まで

2月・3月は、小田原、町田、北海道、愛知県、千葉、東京、名古屋と講演が続きます。
最近は「地域づくり」と「成年後見」の依頼も増えてきました。
老年期の暮らしに役立つ情報を、地域の人たちに少しでも届けることができればと思っています。

1月27日(金)東京:シニアライフアドバーザー協会
「身元引受人問題を考える」

1月28日(土)富田林市:富田林市男女参画課
「おひとりさまの老後に備える知恵と工夫」

2月8日(木)小田原市:神奈川県在宅医療推進事業
「おひとりさまの終活」

2月25日(土)町田市:NPO法人町田市民後見かわせみの会
「おひとりさまの認知症と成年後見」

2月26日(日)北海道芽室町:芽室町社会福祉協議会
「おひとりさまの認知症と成年後見」

3月1日(水)愛知県田原市:田原市
「おひとりさまでも最期まで在宅」

3月5日(日)千葉市:千葉県高齢者福祉課
「高齢社会の未来は住民力で」

3月9日(木)東京:天台宗東京
「地域でお寺ができること」

3月12日(日)名古屋市:みなと医療生協
「住み慣れた地域でこころ豊かに暮らす」

3月23日(木)東京:四谷三丁目商店振興組合
「おひとりさまの老後に備える知恵と工夫」




新刊が出ました

2017-03-20 11:36:13 | 日記
「おひとりさまの介護はじめ55話」

1月末に新しい本を出版しました。
東京・中日新聞で2年間連載したコラム(介護転ばぬ先に)を中心に、
介護ビギナーに向けてわかりやすくまとめた『おひとりさまの介護はじめ55話』(築地書館1500円)です。
4年前に新しく始まった母の介護のことも盛り込んで、
介護に必要な最新情報を介護家族目線でお届けしています。
後半ではこれまで講演でお伝えしてきた「自分らしい終活のための10か条」をまとめました。
介護家族や本人予備軍、介護ビギナーのお知り合いにも、ご紹介ください。

●内容紹介

介護が必要になったときぶつかる大きなハードル。
制度や情報を知らなかった……、
どう動いたらいいのか、わからなかった……。

介護を「自分ごと」として、考える。
医療・介護の現場と制度を長年取材してきた著者が、
2年におよぶ新聞連載と講演をまとめた、お役立ち介護入門書。
出版社からのコメント
自らも認知症の友人を8年間在宅介護し、
高齢の両親の遠距離介護を続けている著者が、
当事者だからこそわかる、介護をする人・される人にとって
本当に必要で役に立つ知識・情報が満載の、
かゆい所に手が届く介護入門書です。

●「あとがき」より
2014年9月から2年間、東京・中日新聞でコラム「介護転ばぬ先に」を連載しました。
タイトル通り、介護をこれから始める人と介護のビギナーに、
わかりやすく制度や情報を紹介しようというのがテーマです。
現在進行形で続いている私自身の2つの介護体験も取り入れな
がら、介護で出会うさまざまな出来事の基本をお伝えしようと始めたコラムは、
おかげさまで、好評のうちに終了しました。
本書はそのコラムに大幅加筆。
さらに、日ごろ講演の中で取り上げ、好評いただいている
「自分らしい『終活』のための10か条」も加筆し、合わせて掲載しました。
いずれは誰にでもやってくる介護に、怖がらず向き合うためのきっかけとして、
本書をお手に取っていただけたら幸いです。