店長のこだわりっ!

ストレージとネットワーク専門ショップの店長日誌と備忘録

SerialAttachedSCSI (2)

2005年08月26日 | PC関係
さて、発売開始以来問い合わせの多いSASハードディスクですが、納期の方をお知らせ致します。
10000回転のAtlas10K Vの73GBモデル「8D073S0」は即納。
他のモデルと15000回転のAtlas15KⅡシリーズは9月上旬入荷予定です。
各モデルとも初回入荷は少数が予定されてますので、ご予約はお早めにどうぞ。

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SerialAttachedSCSI

2005年08月22日 | PC関係
御無沙汰してます。
最近ちょっと忙しくて・・・(言い訳

さて、ここ数回Serial-ATAのネタ続きでしたので、今回は趣向を変えてSCSIの方へ行ってみたいと思います。
パラレルからシリアルへIDEハードディスクが変化していったように、SCSIの世界もSerial化の波が押し寄せてきました。
それがSerialAttachedSCSI(SAS)です。当店でもSAS対応のホストバスアダプタ「SAS3442X」の取扱を開始しました。
PCI-X接続ですのでサーバに入れるもよし、SASハードディスクを早速味わってみるもよし・・・。
またSASアダプタに対応するSASハードディスク、Maxtorの「Atlas10K V」「Atlas15K Ⅱ」の販売も開始しました。
10000/15000回転のスピードとSCSIのレスポンスの良さを味わってみませんか?

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External-SATAについて(3) -PCI-Expressアダプタ-

2005年08月12日 | PC関係
ショップページのNewsにも書いてありますように、今月中を目途にPCI-ExpressタイプのeSATA外部ポート付きアダプタを出そうと計画しております。

これは外部ポートがSerial-ATAではなくeSATAなので、それに対応するケースが必要になります。弊社ではこのタイプ(eSATA)のエンクロージャの発売も予定しております。是非ご期待ください!!


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NAS(ネットワークアタッチドストレージ)について

2005年08月05日 | PC関係
今日も異常な暑さでしたね。雨も降らないし一体どうなっているのでしょう。
さて汗をかきかき発送作業をしている店長です。

前回の発言を忘れているかのようにSerial-ATAの話題から逸れますが、最近の製品について少し。

・1UタイプのNASストレージ
以前取り扱っていた1UのNASが生産終了になった為に後継機種が待たれていましたがようやく発売です。
旧モデルはLinuxベースのOSでしたが、今度のはWindowsStorageServer2003(WSS)を搭載です。
やはりActiveDirectoryやWindowsとの親和性を考えるとWSSは今後更に普及してくるものと思われますね。
従来WSSはクライアントライセンスが必要無い代わりにOSとしてのコストが結構かかっていた為、それが販売価格を押し上げる一因となっていたのですが、このモデルにはWSS ExpressというOSが搭載されています。
WSS Expressですが、基本機能はWSSと全く同じで搭載出来るハードディスクの数に制限が有り、HDDが4台とバックアップ用のテープドライブを1台まで繋げられる様になっています。HDDの台数に制限がある代わりにコストがやや低く抑えられているわけです。
弊社では今月からこのモデルの取扱を開始します。
内容としては、1TBモデル(250GB×4)及び1.6TBモデル(400GB×4)、DualGigabitEthernet、Pentium4CPU搭載、ハードウェアRAIDといった感じです。
価格は40万円後半から50万円台となります。もちろん業務用途として万一のトラブルに対応する為にオンサイトサポート保証付きとなっています。



・デスクトップタイプNAS
最近はバッファローのTeraStationがかなり売れているようですが、タイプ的にはこのようなBOXタイプのNASシステムです。
価格的には20万弱になりますが、ビジネス向けに高可用性・耐久性を高めた仕様になっていまして、機能的にもOSの自動バックアップ機能の追加など付加価値の高いものになっています。
ビジネス用にもうちょっと信頼性が高くて、保守サポートも付いていて、手頃なNASを・・・というのを探している方、要チェックです。
こちらは秋口の発売を予定しています。

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A16U-G2421

2005年08月03日 | PC関係
eSATAの話題からちょっと外れて今日は弊社で納入したInfortrendのストレージについてご紹介したいと思います。


(写真:こちらがA16U-G2421)

弊社でPC関連のメンテナンスを請け負っているCG会社に納品したものです。
ラックマウントを購入するのが納品時に間に合わなかったので、写真はストレージを設置した時のものですが、ちょっとピントがボケてるのはご愛敬と言うことで・・・

弊社でA16U-G2421を導入するまでは、某国産メーカの数万円の250GB程度の外付けドライブを使用して数珠繋ぎにしていました。
基本的にこれらコンシューマ向け製品は24時間運用に耐えられる用途には無いので(ファンレスや耐障害性無しのRAID-0など)、ディスクのクラッシュや高負荷時のアクセス遅延が問題になっていました。

このストレージは250GBのHDDを10台積んでおり(6台は未だ入れてません)、ホットスペアとして1台取ってありますから、実質9台でRAID5。容量としては250GB×8=2TBです。
ホストPCとしてDellのサーバにLSIロジックのSCSIカード(LSI22320)を接続して使用しています。
こちらは稼働以来8ヶ月が経ちますが、ノントラブルで稼働中(サーバだけ一回メンテナンスでリブートしたくらい)ですので非常に安定して動いています。
20名ほどのWindowsクライアントからのアクセスとレンダリング専用マシン(20台程度)からのアクセスがこちらに読み書きされるので、かなり負荷がかかりますが殆ど問題なく動いていますね。
唯一の問題点としてはCG会社ということもあり、データの増加量が半端じゃない事・・・。終了したプロジェクトやそれほど重要では無いデータは他サーバや、DVD/テープドライブへバックアップを取ってもらっています。

弊社ではこうしたストレージの導入やサポート・メンテナンスも請け負っていまして、こちらの会社とも保守契約を結んで管理をおこなっています。

さて、次回はまたSerial-ATAの話題に戻ろうかな、、と思ってます。

#自宅の洗濯機が壊れて治すのに1万円以上かかると言われたので、この際買い換えてみました。(もう7年も使ったので交換時かなとも思って)
そうしたら今度は風呂水ポンプが微妙に短くてこれを買い足すハメに・・・。
なかなか上手くいかないもんですねぇ。。。

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External-SATAについて(2) -ポートマルチプライヤ-

2005年08月01日 | PC関係
今日は前回書いた通りeSATAの機能の一つである「ポートマルチプライヤ」について述べます。
Serial-ATAは従来のATAを上回る1.5Gbps(150MB/s)、3.0Gbps(300MB/s)の転送速度を誇り、非常に高性能ですがその代わりとも言えるデメリットがあります。
それは「ポート毎に一つのデバイスしか繋げられない」という事です。
パラレルATAでは一つのコネクタに二つのデバイス(マスター・スレーブ)と繋げられましたが、Serial-ATAではそうは出来ません。
ですので沢山のデバイス(特に外部デバイス)と接続しようとすると、デバイス数と同じ数のSerial-ATAコネクタが必要となるのです。

そうした不便に対応するのが「ポートマルチプライヤ (Port Multiplier)」です。
この仕組みを使うと、特に外部デバイスを接続するのに容易になります。繋ぎ方としてはエンクロージャとホストPCをExternal Serial-ATAのケーブル1本で繋ぎます。
1本のケーブルで済むと言うところがとても便利ですね。勿論Serial-ATAの規格はSerial-ATA2なので3Gbps(300MB/s)ですから、転送速度にも全く問題ありません。


図1:ポートマルチプライヤの動作図(出展:SATA-IO)

仕様としては複数台HDDが搭載されているエンクロージャ側と、接続するマザーボードもしくはSerial-ATAカードにポートマルチプライヤコントローラ(※1)が必要になります。
つまりエンクロージャ側のポートマルチプライヤコントローラでHDDの信号を束ね、Serial-ATAカードもしくはマザーボード側のSerial-ATAコントローラに内蔵のポートマルチプライヤコントローラで信号をばらします。またSerial-ATAカード側にRAIDの機能がついていれば、それを用いて信号をそのままRAIDコントローラに渡せるのです。
最近ですとAsustekの一部マザーボードに外部Serial-ATAポートと、このコントローラが搭載されて発売されていますが、今後はこういう仕様のマザーが増えてくると思われます。

こうした機能を見ていますとポートマルチプライヤはまるでネットワークのスイッチングハブみたいなものですね。
非常にシンプルなソリューションですが、とても素晴らしい機能です。これまで複数台のHDDエンクロージャからデータをPCへ持ってくるにはRAIDチップを通した上で、その信号をSerial-ATAもしくはATAからFireWireかUSBで転送しなくてはいけなかったのです。FireWire800(IEEE1394b)と言えども転送速度は800Mbps(実際は50~60MB/sが上限)だったので、これではRAIDで構成したストレージの転送速度をまかなう事は出来ません。RAID0(ストライピング)で構成した場合の転送速度は100MB/sを超える事がざらにあるからです。


図2:データ転送速度比較表(出展:SATA-IO)

弊社ではポートマルチプライヤ機能を搭載した5ベイのエンクロージャを8月発売予定です。
是非ご期待下さい!


※1)
SiliconImageのSil-3132(PCI-Express)やSil-3124(PCI-X)等のSerial-ATAコントローラに内蔵されています。
またIntelやLSI-Logic等のメーカーからもポートマルチプライヤ機能付きSerial-ATAコントローラが発売もしくは発売予定です。

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