北欧インテリアのある暮らし

~Simple&Creative Life~

冬の色

2008-01-29 10:58:11 | Weblog
毎日寒い日が続きます。
こう寒いと、温かさを感じる視覚効果も大事になってきますね。

我が家も、先週壁に掛けていた布を赤に変えました。
Sweden/borasのMALAGAです。
雑貨屋さんや家具屋さんでもよく見かける北欧の定番柄ですが、
幾何学模様でありながら、やわらかさの中に独特の表情があります。
そして何といっても色使い☆

赤系色はボルドーからレンガ系まで赤だけで4種類、
それにグレーベージュから砂色、薄茶とベージュだけで4種類、
それをホワイトがきりりとひきしめています。
このザ・ホワイトがあることで柄が引き立って、
まさに北欧の感性そのものだと思えます。

この白の使い方、意外とできそうでできないんですよね。
どうしても暖色系の白を選んでしまいがちですから。
それでも歴史を振り返ると障子の白という色、
日本人の中にもこの白に対する感性は間違いなく眠っているのだと思えます。

MALAGAには他にも数種類の色違いがありますが、
どれも素敵な組み合わせです。
私も大好きな柄なので、仕事に限らず自分自身も愛用しています。
壁一面にかけた効果は、少しはお部屋も温かく感じられる、、、かな(笑)。

色で遊んで、寒い冬を温かく過ごす。
北欧の冬を思いながら、、、
いろんなアイデアがインテリアには隠されているのだなぁ~と実感するのでした。



癒しのライオン

2008-01-26 10:30:15 | Weblog
リサ・ラーション(Lisa Larson)はSwedenの女性陶芸家です。
近年、その作品を集めた本が発刊されたりしましたが、
若かりし頃リンドベリにその才能を見いだされて、
それ以降、グスタヴスベリでたくさんの作品を手がけてきたアーティストです。

日本でも、展示会等が開かれていましたし、
北欧関連のshopでも彼女の作品を目にする機会も多くなってきました。

セラミックを使った愛らしい作品が彼女の特徴ですが、
私はその中でも、このライオンが大好きです。
小さいものは手にすっぽりと納まって、
大きいものは、玄関でお出迎えしてくれたりすれば頭をなでてしまいたくなるような、
とっても癒しの雰囲気を持っています。

ひとつひとつ手描きされた愛くるしい顔も愛嬌たっぷりだし、
くるりんと巻いたしっぽのあるお尻もとってもかわいいのです。
なかなかいいお値段がするのですが、
いつかとびきりのお気に入りライオンを一つ迎えられたらいいな~と思ったりしています。

陶器なのにどこか温かみがあって、ほっこりとさせてくれるリサラーションの作品たち。
また他にもいくつか紹介していきたいです。

Birthday♪

2008-01-25 11:42:40 | Weblog
昨日は、私の○○回目の誕生日でした。
今日こそは完全OFF!と決め込んで(笑)。
久々に雪が舞う誕生日。
それでもまぶしいくらいの太陽がさんさんと照って、
寒いけれども気分は爽快です。

朝、いつもの美容院に予約を入れて、
お昼過ぎに京都まで電車に乗ってお出かけです。
いつものように気ままにお話していると、
いつのまにか春に向けてのボブhairに変身♪
気分も軽くなった感じです。

昨年送ってもらったSHOPのX'mas CARDを私自身すごく気に入っていたのですが、
それが少し余っているというので、おみやげに頂いて帰ってきました。
鮮やかな色がとってもみずみずしくて、
なんだか水の中にいるような気分になる素敵な絵なのです。
何枚か重ねたり、少し手を加えたりすると、
素敵なインテリアになりそうな気がして、ちょっと楽しみです。
またお部屋を彩ってみたいと思います。

さてその後、彼と待ち合わせしてBirthday Dinnerへ。
彼が予約してくれたいつものお気に入りのお店。
最後にかわいいケーキが運ばれてきて大感激☆☆
お花と写真もプレゼントしてもらって、とっても素敵な夜でした。

ありがとう、素敵な時間を。
雪が舞う中、心温まる一日になりました。




北欧らしさ

2008-01-22 23:55:08 | Weblog
先日、東京から出張で大阪に来た学生時代の友人と会いました。
彼女は某住宅メーカーで商品開発のお仕事をしているので、
お互いの仕事の話にもいろいろと花が咲きました。

彼女は今、設備の商品開発で北欧らしい感じのものをイメージしているとのこと。
「北欧らしい感じって?」と聞かれて、その時はなんだかんだとゆったのですが、
あとからふと「そういえば北欧らしいってどんなことを言うのだろう?」、
という思いが私の頭の中をぐるぐる・・・。

北欧をいつも意識して、北欧のデザインをあたりまえのように見ている私にとって、
はたと立ち止まってみるきっかけとなりました。

今日もあるお客様の打ち合わせがあったのですが、
モダンでかっこいい感じのリビングを望まれていたので、
SWEDEN/borasのカーテンにDENMARK/ルイスポールセンの照明をご提案しました。
気に入ってくださったのですが、
実際にそれがいいかどうかわからないという思いは残るようで、
私自身、それを伝える難しさも思うところですが、
実際に出来上がった際のそれぞれが放つ存在感こそを、
肌で感じてもらえるのではと思います。

北欧のデザインには、
シンプルな中にそのものが持つ何かパワーがあると思うのです。

自己責任は子供達にも・・・!

2008-01-20 11:04:44 | Weblog
寒い日が続いて、身にしみる寒さが冬を実感させてくれますね。
北海道でもマイナス35度なんていうことですが、
温暖化が進む中、異常気象は怖いですが、
冬らしい冬を素直に受け入れて暮らしてゆきたいですね。

北欧の冬は、長くきびしい季節。
たくさんある湖も凍ってしまうほどです。
・・・そこは自然のスケートリンク☆
北欧の人たちにとっては楽しい遊び場なのです!
自然はすべての人に解放された場所であるという北欧諸国ですから、
湖の上ももちろんっ!
大人も子供達もマイシューズ片手に、近くの湖にかけだしてゆくそうです。

ただ、そこはあくまで自然の世界。
誰も監視しているわけでもなく、氷の状態を管理しているわけでもない。
突然氷の薄いところを通るかもしれない、
いつ氷が割れるかもしれない、
そんな危険と隣あわせ。
そう、そこはあくまで自己責任の世界。

そこでみんな首からあるものをかけて滑っているのだそうです。
突然氷が割れて、湖の中に落ちてしまった時、
沈まないようにそれを氷に打ち付けて、
自分でくい止めるのだそうです。
首から下げる金物(くいのようなもの)は自分の命綱、
みんなそれを十分にわかって、慌てないように心構えしているんですって。

これも初めて聞いた時には、やっぱり驚きましたね。
日本では考えられないことでしょう。
もし事故が起こってしまったら、
必ずや○○の責任!となって、
そこで遊んではいけませんとすぐに立ち入り禁止のロープが張り巡らされることでしょう。

でも自らその危険を承知しながら、
自然と本気でつきあう精神を身につけていれば、
ほんとは楽しい場所はもっともっと開かれているのでしょうね。
安全を約束された管理された中でしか遊べないのも実はさみしいものかもしれません。

自己責任・・・
子供の時から、遊びの中でもその精神を身につける、
北欧諸国の素晴らしい一面です。


インテリアセンスが磨かれる訳

2008-01-18 12:18:00 | Weblog
昨夜読んでいた北欧の雑誌で、なるほど!という記事を発見。

最近よく見かける北欧のお部屋実例など、
普通の暮らしをしている人たちのインテリアも何故か素敵にコーディネートされていますよね。
その訳が・・・!
それは、北欧では友人や家族など人とお付き合いする時は、
外で食事をするのではなく、お互いの家に招いてもてなすというのが日常なのだそうです。
だから常に人の目を意識して、インテリアが作られてゆくのです。
窓辺を飾ったり、季節を意識したコーディネートだったり。
なるほど・・・!
住まい自体が自分たち家族のためだけでなく、
来てもらうお客様のためにも美しく、というのがごく自然のこと。

北欧の場合、日本に比べると外食できるお店は格段に少ないですし、
気候も考えると、家に招く習慣が日常というのは納得です。
インテリアセンスもそうして知らず知らず磨かれてゆくのですね。

気候や習慣はこんな風にもインテリアに関わっているなんて、
日常の一コマでさえすべてにつながっているような、
なんだか思いが巡るお話です。

北欧のパン

2008-01-16 10:49:37 | Weblog
朝食について書いて以来、頭の中が北欧のパンでいっぱいデス(笑)。
もともとパン好きなのですが、
北欧のパンはほんとにどれをとっても美味しい!
厳選したオーガニックの素材を使っているからなのでしょうか。
北欧らしい雑穀がたっぷりと入っているものも多く、
噛めば噛むほど味わい深く、かといってもっちり感もあるのです。

ただ日本のように、街にパン屋さんがあふれているわけではありません。
実はほとんどパン屋さんを見かけないのです。
現地在住の方は「あるわよ~」なんておっしゃっていましたが、
記憶の中では、街で見かけたパン屋さんはケーキ屋さんと一緒になった1件のみでした。

ほとんどは、スーパーの中に並んでいます。
袋詰めされたものもありますが、
ケースに入っていて自分で好きなだけとりだします。
調理パンやサンドイッチ類も豊富にあります。
それと、百貨店の地下などに他のお惣菜やさんと並んであったりします。
ここではパンはショーケースに入っていたり、
カウンター越しの棚に並んでいるので、
英語のできない私はひたすら指をさすありさまです・・・。
日本のようにたくさんの種類があるわけではありませんが、
それでもひとつひとつ美味しさが凝縮されていて、
いろいろ試してみたくなりますね。

北欧ではぜひパンを楽しんでっ♪
こんなアドバイスも本心から言えますよ!

素晴らしき北欧の朝食♪

2008-01-14 11:51:41 | Weblog
北欧のホテルに泊まる楽しみの一つは、何といっても朝食です。
ホテルでもペンションでも、バイキングスタイルが一般的です。

まずはパン!(北欧のパンはホントにどれも美味しい!!)、
トースト、雑穀がたっぷり入ったものが数種類と豊富にあって、ナッツ、デニッシュ、シナモンロールまで、
あったかオートミール、
シリアルも日本でみかけないようなものまで数種類、
(これにはほとんど甘味がないので、ドライフルーツやナッツ類やフルーツやジャムを入れたりします。)
ジャムも北欧らしいブルーベリーはもちろんのこと他にも数種類、
それにヨーグルトも脂肪分別に何種類かと、フルーツ入りのものも並びます。

サラダはやや少なめで、トマトにキュウリ、ピーマン(赤青黄)、レタスがあれば多い方です。
ピクルスは必ず。
ベーコンやウインナー、ハム、サラミなどの薫製品も数種類、
チーズも数種類、チーズスライサーが置いてあって自分でカットする体験もしました。
北欧らしいニシンの酢漬けやサーモンの燻製やマリネもあって、
さらに卵も目玉焼き、スクランブル、はたまたゆで時間別のゆで卵までありました。
ミルクにフルーツジュース、コーヒー、紅茶、ココアとドリンクもたっぷりと。
クッキーやパイまであったりします。
皮ごとフルーツがぼ~んと置いてあったりも。

なんとも贅沢な朝食で、ささっと食べてしまうのはもったいないので、
私達はいつものんびり1時間くらいかけていただきます。

Finlandのお気に入りプチホテルでは、
最上階のベランダに席が用意されていて、
朝陽をた~っぷり浴びながら、なんとも気持ちいい朝を過ごすことができます。

北欧では食に対してはあまりコレと言った話は聞こえてこないのですが、
朝食はとっても素晴らしい!と声を大にして言うことができます♪



北欧テキスタイル~続

2008-01-10 19:22:13 | Weblog
そういえば、昨年末にうけた某インテリアSHOPのセミナー内容は、
北欧テキスタイルのバイヤーさんのお話だったのですが、
普段は聞けないようなとても興味深いものでした。

この度発表された新商品では、
北欧のテキスタイルデザイナーさんのデザインコンセプトが、北欧らしいと言いますか、
日常の中での自然とのかかわりがよくよく伝わってくるのでした。

「海岸線に打ち寄せる波から想像したもの」
「白夜に見える青い森のイメージ」
「森の中の光によって変わる影やその瞬間のイメージ」
「太陽の橙、森の緑、湖の青を感じる」

なかでも
「生まれ育った海岸に散らばる小石をイマジネーション」というものは、
実際に拾ってきた小石から色を写しとって、新色38色が生まれています。
小石も見せていただけたのですが、
この石のこの部分がこのファブリックというように、
きちんとわかるようになっていました。
日本の海岸では見られないような淡いグラデーションの小石だったのですが、
石から色を写しとるという発想が素晴らしいですね。

北欧テキスタイル

2008-01-09 23:33:12 | Weblog
ここ数日、今年初のインテリアプランに取り組んでいるのですが、
やはり北欧テキスタイルの魅力にはイメージが膨らみます。

北欧住宅の特徴の一つは、大きな窓です。
夏はさんさんと陽を取り入れることに役立ちますが、
長い長~い冬の間は、昼間から薄暗い外が見えることになります。
そこで少しでも明るい色で、
夏の間に見た美しい自然を部屋の中に取り入れようと、
あの大胆で美しい色使いのテキスタイルが生まれたそうです。
長い冬の過ごし方が、北欧諸国独特のインテリアとして育まれてきたのですね。

お客様にご紹介する時も、
あまりに大胆すぎて?最初はびっくりされることもあるのですが、
興味が少しでもおありなら、
ぜひその魅力を知って頂きたいなぁと思いながらお話させて頂いてます。

素敵な柄に出会えたり、素晴らしい色使いに出会ったときの興奮は、
とっても楽しいものです。
今年も素敵なテキスタイルにたくさん出会えることを期待してっ!