近況はこんな感情

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いやがらせ

2015年11月19日 22時30分04秒 | 枕電子計算機
▽今年の流行語候補に「モラハラ」が挙がっている。

モラルハラスメントの略である。

俳優の高橋Jョージ氏が家庭内でモラハラ行為をしたとかしないとかという報道。

それが火付け役となって一気に広まった言葉がモラルハラスメントだ。


♪なんでもないようなことがモラハラだったと思う

なんでもない夜の事 二度とはもどれない夜


という風刺の聞いた歌が私の友人かねやんによって歌われていた。


▽毎年何かしらのハラスメントが流行語大賞に絡んでくる。

セクハラに始まり、パワハラ、アルハラ、マタハラ、アカハラ、オワハラ、ドクハラなどなど。

そろそろ出てきそうな略語はスクール・ハラスメントことスクハラ、エレクトロニック・ハラスメントことエレハラなどであろうか。


ハラスメント被害を訴えたことで嫌がらせを受けるセカンド・ハラスメントなども問題視されている。



▽そろそろハラスメントが一般語として定着しそうである。

しかもソリューションやアイデンティティ、グローバルなどの様な、「意味があいまいなままにいかにも新しい内容を伝えているかのように思わせる言葉」として定着を見せていくのではないだろうか。

いわゆるプラスチックワードというやつだ。


▽現在は社会問題となりつつある項目について主に「ハラスメント」が使われているが、

「目があった」「挨拶をした」ことがセクハラだという使われ方を見るに、

近いうちに過剰反応ではと思われるような行為にまでハラスメントという語は及んでくるのではないだろうか。


▽スメル・ハラスメントというものがある。

香水のようなものの強い匂いがダメな人が訴えるハラスメントのことだ。

最近は体臭もスメル・ハラスメントに含まれるというような認識が広まってきている。

それは行き過ぎなのではないかという思いもあるが、

正直なところを言うと体臭のきつい人にはあまり近寄っていただきたくないのも事実で、

その認識の仕方もわからないではない。

しかしこれがさらに発展すると、そのうち

不細工は見たくないというブサハラや、

太った人は見たくないというデブハラ、その逆を言うガリハラ、

不器用な人を見るとイライラするヘタハラなんていうものまで登場してきてしまうのではないかと恐れている。


▽「ハラスメント」はこれまで立場の弱いものや少数派の逆転の切り札としての局面があったが、

この「ハラスメント」という語が一般化し、権力を持つものや多数派が味をしめて使い出したら、


「ハラスメント・ハラスメント」が起こるのではないかと「ハラハラ」している。



▽結局は駄洒落に持っていきたかったのよ。

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