９６中四レポ８－個人戦予選２Ｒ－

というわけで、予選２戦目は愛媛大学のｍｉｓｓｉｏｎ先生と。

以前、ｍｉｓｓｉｏｎ先生には１局教えていただいたことがあり、その時は私の右四間飛車ＶＳｍｉｓｓｉｏｎ先生の四間飛車で、中盤まではいい勝負でしたが、うまく攻めを切らされて負けました。

今回は相居飛車になりました。

お互い力戦を好むということもあり、このような局面になりました。



図は便宜上先後逆にしてあります。

ここで、△１五歩！（香交換をして△８三香）という仕掛けを考えて長考。

しかし、△１五同角の後に▲１七香や▲１八飛が厳しく無理筋であると判断し、断念しました。

以下△３一玉▲４六銀△７二飛▲３六歩と進行。



放っておくと▲３五歩から角頭を攻められてこちらが悪くなるので、△７五歩から銀交換をしたいのですが、直後に▲５四歩～▲９七角の王手飛車があります。

なので、捻った手順で攻めました。

△７五歩▲同歩△７七歩▲同角△７三桂▲８六角△６五桂▲４五銀△５一角▲５四歩△同歩▲同銀△５七歩▲２八飛△８二飛▲６五銀引。



明らかに無理をしていますね。この時点で持ち時間をほぼ使い切っていたこともあって、相当苦しいと思っていました。

が、狙いがありました。

△６五同銀▲同銀△８六飛▲同歩△７三角▲４六桂。



ここで、選択肢は２つ。

１．△４六同角▲同歩△４七角▲７九玉△６五角成▲６六銀△４七馬▲５五角。



２枚換えで決まっているようですが、▲５五角が絶好の攻防の一手で、思ったよりもこちらが良くないと思いました。というわけで・・・

２．△５八銀▲同金△同歩成▲同玉△３九角▲３八飛△５七金▲４九玉△４六角▲同歩△２七桂。



△１九桂成と駒を補充する手もあり、これで受けにくいと思ったのですから酷いですね。

▲５九玉△４七金▲３九飛△同桂成▲６八玉以下ｍｉｓｓｉｏｎ先生の勝ち。



当然の▲５九玉が何故か見えませんでした。お話になりませんね。

戻って、６８手目△４六角に代えて△４七金とすべきでした。

以下▲３九飛△４六角▲５八銀△２七桂▲４七銀△３九桂成▲同玉△１九角成で難解でした。



また、１．を選択して、６７手目▲５五角に対して強く△６九銀と迫っても十分勝負になりました。

力戦だったとはいえ、序中盤で時間を使いすぎたのが良くなかったですね。

ちなみに、途中プロ棋士の行方八段がこの将棋を観戦されていたようで・・・こんな内容で恥ずかしいです・・・

ｍｉｓｓｉｏｎ先生は対局中に気付いていたそうですが、私は一切気が付きませんでした。

予選を抜けるためにはもう１局行い、勝たなければなりません。もう疲れたわ。（笑）

次回に続きます。