10/28 きっかけは、週刊文春の阿川佐和子との対談でした。
この記事によると、山田詠美は、この短編集の1つを書くために
ゴミ収集作業員の取材をしたそうです。
そしてそれ以来、リサイクルとゴミの出し方に
ものすごく注意を払うようになった。と。
勝手な印象ですが、そういう物と無縁な生活を送っていそうな彼女。
その彼女をそこまで駆り立てた小説を、ぜひ読んでみたい!
と、プチエコな私は思ってしまった。。。というのがきっかけです。
我ながら変なきっかけ。
で、本の内容はというと。
6篇の小説はすべて主人公(もしくはそれに近い登場人物)が、
肉体労働系・職人系の仕事をしています。
あとがきによると、彼女としては思い入れがあってのことのようですが、
小説の中では、あくまでエッセンスかな、という感じ。
時にキュンとさせられたり、ドキドキしたり、
テンポよく心地よくすらすら読めてしまうけど、
「小説」としてはやっぱり少し物足りない。
旅行とか電車の中とかで文庫本で読むとちょうど良さそうです。
やっぱり私の中で山田詠美は卒業してるんだな、としみじみ。
高校時代や大学生の時は、あんなにドキドキしたのに。
大人になるって、切ないわね。
ま、でもたまに読むとその頃の気分を思い出せて、楽しくもあります。
あ、それで肝心のリサイクルに関しては・・・
小説の中でゴミ収集作業員の彼を思い,
徹底した分別をする女が出て来るのですが、
やってることは割と普通でした。
瓶を洗うとか、ラップは燃えないゴミとか。
割れ物は「割れ物」と書いて出すとか。
あ、でも瓶のラベルを水につけてはがしてから出す、
というのはしてなかった。
これは見習おうと。
ひとつ勉強にはなりました。
ゴミは、自治体によって全然分別が違いますよね。今の所は以前住んでいたところに比べて、ちょっと緩めなので、気になってしまいます。
なんか、ベッドタイムアイズが
印象が強すぎて
あんまり興味が持てないんですよねえ~
でも、
確かに、ゴミ収集作業員の取材まで
して書いたの?????
・・・と思いますよね。
以前、私が住んでいたところは
燃えるゴミ、燃えないゴミ
燃えると有害物質を出すゴミ
と分かれていて、
ラップとか、ビニール袋とかまで
細かく分けていました。
今もその習慣が残っているのですが
兄が来ると
燃えるゴミも、ビニール系も
全部一緒にしちゃうので
ちょっとイライラします・・・苦笑