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都立国立高校史研究所

都立国立高校の近年の生徒会史を中心に研究しています。
国高の伝統とは何なのか。国高生とは何か。

2007年国高祭3年劇ホームページ

2007-08-07 | 国高祭史
今年度国高祭の3年各クラスによる劇ホームページが出揃っている。

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クラス 作品名(ホームページ)
3100 THE STING
http://3100sting.web.fc2.com/
3200 広くてすてきな宇宙じゃないか
http://ichinyokki.fc2web.com/
3300 素晴らしき哉、人生
http://sawa3yaka3.web.fc2.com/
3400 LOOSER~失われ続けてしまうアルバム~
http://looser3400.web.fc2.com/
3500 紙屋町さくらホテル
http://k3500.nomaki.jp/
3600 包帯クラブ
http://rokkumi.xxxxxxxx.jp/
3700 ラストプレゼント
http://3700lastpresent.web.fc2.com/
3800 サマータイムマシンブルース
http://3800samaburu.sokowonantoka.com/
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クラスによってはまだまだ制作途上のところも見受けられるが、まだまだ長い夏休み期間中にどれだけ更新されるかで変わってくるだろう。

現在公開されているコンテンツとしては、昨年、一昨年の傾向と同じく、ブログを設置するクラスが多い。ホームページのコンテンツの主軸がブログに移行しつつあると言っても過言ではないだろう。今年の各クラスのブログでは、その更新者に大別して以下の3種類の類型が見られる。
 ①監督、展示チーフなどが順番に更新するクラス
 ②宣伝(広報)などがチームを組んで順番に更新するクラス
 ③キャスト順番にが更新するクラス
また、3700などはブログを2種類作成し、上の類型の①と③に当たるものを別個に運営している。
このようなブログ設置の背景には、更新の容易さや手軽さなどが挙げられるだろう。また、ホームページの内容充実について管理責任者(多くの場合1名)だけに仕事が偏りすぎないという点もある。しかしながら、このようなブログでは掲載内容に関する事前のチェックが難しく、表現などでのトラブルを招く危険性もはらんでいる。

その他のコンテンツとしては、キャスト、スタッフの紹介など「伝統的」な内容が多い。まだこの時期なので何とも言えないが、数年前のように動画などの凝ったものを公開するよりは、必要最低限のものを揃えるというクラスが多い。(※注参照)これが内容面での「落ち着き」を見せているのか、それとも単に一過性のことなのかは今後注視していきたい。

さて、昨年初の試みで作られた「国高祭実行委員会」のホームページだが、危惧していた通り今年度に受け継がれてはおらず、完全に一過性のものとなってしまっているようである。学校教育にパソコンが導入され始めて多少の時間を経たものの、依然としてホームページ作成技術の安定的な引き継ぎは難しいものと思われる。また、国実本来の仕事量の多さから考えても、何らかの制度的または業務内容に関する整理・変更がなされない限りホームページの運営は難しいのかもしれない。


(※注……動画などの公開については、レンタルホームページスペースの事情もある。今年は「FC2」と「NINJA TOOLS」が多いが、拡張子や容量の制限などがある場合があり、ファイルサイズが大きな動画は公開が難しいという問題がある。)

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【関連記事】
2006年国高祭3年劇ホームページ [2006-07-24]
国高祭実行委員会ホームページ [2006-08-28]
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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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今年度国高祭の3年各クラス劇ホームページについて (「青春党」の後援者)
2007-08-22 00:01:29
今年度国高祭の3年各クラス劇ホームページについて、早速に的確なまとめ、類型分けや危険性の指摘がなされていて感心しました。
 高校で教科「情報」が導入されて多少の時間を経たものの依然としてホームページ作成技術の安定的な引き継ぎは難しい、との指摘もまさにその通りでしょう。
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