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And This Is Not Elf Land

SEINFELD (Susanの悲劇を振り返ろう)

SEINFELD(となりのサインフェルド)7th seasonのDVD到着!ここでは、またSusanが登場しますよ~。…ってなわけで、4th seasonでの「Susanの悲劇」を振り返ってみようかと。

Susan RossはNBCで番組制作担当のバリバリのキャリア・ウーマンでした。Jerryがsitcomのパイロット版を制作することになり、Georgeも勝手に打ち合わせにくっついて来て、Susanと出会います。彼女はベストの似合う凛とした美女。(この「ベストが似合う…」ってところが、後にまた「別の魅力(?)」をひき出してしまうんです)ひと目惚れしてしまうGeorge。何故か、彼女はGeorgeの誘いに応じてくれて、Jerryのアパートを訪ねてくるんです。

悲劇 その1
ところが、その時Jerryの部屋にいたKramer(ま、彼はいつでもいるんですけどね)が冷蔵庫に入っていたパックの牛乳を飲んだところ、急に気分が悪くなり…そう、消費期限切れの牛乳だったのです…そばにいたSusanにゲ○を吐きかけてしまうんです。(スイマセン、おバカな話で…)汚れた彼女のベストのクリーニング代をJerryとGeorgeが負担してコトは収まるのですが、SusanはKramerに恐怖感を感じるようになります。

悲劇 その2
GeorgeとデートをするようになったSusan。ある日、Susanの父からもらったというキューバ製葉巻セットをGeorgeにプレゼントするんですが、タバコを吸わないGeorgeはあっさりとKramerにあげてしまうのです。キューバ葉巻ってアメリカでは禁制品なんですよね。でも、ドラマや映画で、これを重宝がるシーンが結構ありますよね。どういうルートで手に入れているんでしょうか?

その後も、二人は親密に。ある日、Susanは祖父が建てたという郊外の山小屋にGeorgeを誘います。JerryやElaineも一緒に行くことにしますが…Kramerはちょっと…だって、ゲ○の件がありますし…でも、ひょんなことから山小屋に先回りして来ちゃったKramer。キューバ葉巻を吸いながらいい気分でいたのですが、葉巻の火の不始末が元で、Susanたちが着いた頃には山小屋は炎上していました。

Susanがプレゼントした葉巻がもとで、祖父の代から大切にしていた山小屋を失ってしまいます。それだけでも大変なことなのに、焼け跡から見つかった金庫の中に、あの作家ジョン・チーバーがSusanの父に当てた熱烈なラブーレターが見つかるのですよね。その話はこちら…わぉ…

悲劇 その3
パイロット版の制作も何とかうまく行きそうになると、今度はSusanのことが疎ましくなるGeorge。

GEORGE: Would you believe my luck? The first time in my life I have a good answer to the question, "What do you do?" and I have a girlfriend. I mean, you don't need a girlfriend when you can answer that question. That's what you say in order to get girlfriends. …
(こういう幸運ってある?僕の人生で初めて「お仕事は何していらっしゃるんですか?」と訊かれてまともに答えられるようになったんだ。でも、既に恋人がいる。つまり、僕が言いたいのは、まともに仕事をしている時に恋人は要らないってことだよ。恋人を得るために、まともな仕事を持つんだろ?)

いつものGeorgeです…

で、SusanがDavid Lettermanのファンであることから、Letterman氏にSusanの恋人になってもらえれば、自分はSusanと別れられる!…なんて、TV局でLetterman氏にコンタクトを取ろうと試みてみたり…

いつものGeorgeなのです…

ところが、スタッフと打ち合わせの途中に、何を思ってかSusanにキスするGeorge。それを見た新しい上司はSusanを解雇してしまうのでした。

「あんたみたいなバカともう付き合わないわ!」と電話で絶縁宣言をされるGeorge。

悲劇 その4
それっきりになっていたGeorgeとSusanでしたが、ある日、ビデオ・ショップで再会します。その時、彼女は「女性の恋人」と一緒にいました。Susanの恋人Monaはゴルフのインストラクターをしていて、Kramerが早速レッスンを頼みます。ところが…

Kramerの部屋のドアを叩くSusan

JERRY: What is going on?
(どうしたの?)

SUSAN: You know what's going on? First, he vomits on me. Then, he burns down my father's cabin. And now, he's taken Mona away from me.
(どうしたのですって!?言ってあげるわ!まず、彼は私にゲ○を吐きかけた、で、父の山小屋を燃やして…そうして今、恋人のMonaを私から奪ったのよ!)

GEORGE: He stole your girlfriend?
(彼が君の恋人を?)

SUSAN: Yes. She's in *love* with him.
(ええ、彼女はKramerを好きになってしまったの!)

GEORGE: Amazing. I drive them to lesbianism, he brings 'em back.
(凄い…僕は女性をレズビアンにさせて、彼は元に戻したんだ…)

GeorgeはSusanが「向こう側」の人間になったと知ると、不思議と愛しさを感じるようになるのでした。

いつもの屈折なのですよ…

コーヒー・ショップで失恋したSusanを慰めるGeorge。

GEORGE: Listen. You're beautiful. You're intelligent. You'll meet other girls...
(いいかい、君はきれいだし、頭もいいし、また新しい恋人ができるよ。)

SUSAN: You think so?
(そうかしら?)

GEORGE: Yes, I know so. You happen to be a very eligible lesbian.
(もちろんさ、君はレズビアンにとても相応しいもの。)

SUSAN: You're very sweet...
(ありがとう…)

ところが、以前に付き合ってたAlisonの姿を見つけて焦るGeorge。AlisonとはJerryとゲイカップルだと誤解されていた真っ最中に付き合っていて、そのあおりで面倒なことになっていました。(ホンマ…つくづくおバカな話だと思う…ここまで読んでくれた人、ありがとう☆)
でも、そんなAlison、Susanに釘付けになります。

ALLISON: That's a beautiful vest...
(きれいなベストね…)

SUSAN: Thank you...
(ありがとう…)

ふたりはひと目で恋におち、お付き合いが始まるのでした…

Alisonは、一時は「Georgeのためなら死ねる!」なんて言っていたのですが…この人の「志向」もミステリアスですね。

この二人は4th seasonの最終回に、二人仲良くGeorgeとJerryの制作したパイロット版を見ています。Susanはその後の5th、6thシーズンには姿を見せず、7thで再登場になりますが、更なる悲劇が待っているんです。

Susan役のHeidi Swedbergはコメントで登場していますが、今ではふっくらしたオバサン(失礼)のような雰囲気になってしまっています。

コメント一覧

master of my domain
NBC
こんばんは!

7thシーズンにはthe Soup Naziもありますし、spongeworthyという言葉を生み出したエピソードもあります。楽しみですよ。Susanが出るエピソードも4thシーズンよりも多いんですよ。

NBC面接関連にも名シーン、名フレーズが多いですよね。

最初の面接の後、Georgeの態度に呆れたJerryが"Artistic integrity? Where, where did you come up with that? You're not artistic and you have no integrity."と言うところ、最初に見たとき大笑いしました。
ファイア-
祝7th到着!
来ましたか~7thシーズン!マスター様、きっといまごろ笑いころげてらっしゃることでしょう!

Susanを基点にいろんなエピを横断するこころみ!おもしろいですね~Seinfeldならではの楽しみですよね♪まったく不運なSusan・・・でもAlisonと一緒にPilotを見るすがたは幸せそうだし・・・結局彼女がGeorgeに出会ったことは幸運なのか不運だったのか!?(笑)
ジョン・チーバーについては、私も「実在の人物をおちょくって大丈夫?」と思ってました。マスター様のリンク先の記事を読むと、彼の作品すごくおもしろそうですね。バイだったのですね。じゃあ大丈夫^^
あと、GeorgeがJerryと一緒にNBCに面接に行った時、すごく緊張していたでしょ?Jerryがリラックスしろよ~と言うと、Georgeが"They are men with job!"・・・この一言、爆笑しました(笑)なんとなく気持ちがわかる^^;
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