今日は朝より雨です。梅雨後半で予報によると近畿も南部を中心にかなりの雨量になるとのこと。注意されたしです。五月雨や大河を前に家二軒(蕪村)まさに梅雨末期の豪雨で、河幅いっぱいに広がった水に、家が飲みこまれそうな様子を詠んだ句でしょう。さて、今日は地名と災害について書いてみます。
2,川西町の地名と災害
川西町は四方を川に囲まれた地形で、大和川によって排水された大古の奈良盆地の湖の名残で大昔は湿地帯でした。それ故に水との闘いの歴史でした。出典本の名前が不明で書けませんが災害の危険がある地名に使われる漢字として「崎」とか「﨑」は川の氾濫するところの自然堤防の高まりに名付けられることが多いそうです。同じく町内に梅戸という地名がありますが「梅」という字も「埋まる」という字の当て字で、となりの井戸という地区の「戸」というは「門」と同じく水の出口をあらわし共に水害の危険がある地域に付けられている事が多いそうです。昔、川西は大和川という暴れ川を抱えてたため「久度(王寺)と吐田は水浸所、嫁はやっても荷はやるな」と言われてました。その吐田という地名の由来も、私は「水を吐く」からの由来ではないかと思います。以上地名と災害の関係を述べました。
いつか機会があれば町内の過去の水害の話や一転「ひやけ」干ばつの話をかきます。ではまた。