七面鳥カフェ、、、とはそもそもどんなカフェだったのか。
というよりも七面鳥カフェとは一体なんだったのか。
七面鳥カフェを利用するお客さんや雑誌に寄せられるお客さんの評価や感想。
そんなものを総括するとこの様になる。
「友達のウチのリビングに遊びにきたみたい」
「時間の流れが遅い、というよりあまり時間を感じさせない」
「隠れ家」
「本当に仲の良い親友しか連れてきたくない」
「飯がうまい」
「酒もウマい」
「音が渋い」
「選曲が最高」
etc,,,,,,,,
どれもこれもカフェとしては素晴らしい声ばかりである。
もちろん、いい声が多ければ多い程聞きたくない種のご意見もたくさん頂戴したように
思える。少なくとも僕が働いている間では。
七面鳥カフェ側のお店のウリはお客さんの評価と実は重なるものが多い。
まず大前提として七面鳥カフェは「ロック」のカフェである。
僕が七面鳥カフェで働きたいと思った理由もこの「ロック」にある。
まだ僕が南青山の別のレストランで働いていた時、この七面鳥カフェが産声をあげた。
その当時は、いわゆる「カフェブーム」の直前だった。
都内では有名デザイナーが「ユルいカフェ作りました」的なカフェや「ドッグカフェ」
「スターバックス」がもの凄いスピードで出店していた時代。
喫茶店とは呼ばずあくまで「カフェ」。この「カフェ」という言葉は実は非常に曖昧
な表現に過ぎない。
レストランなのか、と言ったら違うしバーとも違う。喫茶店よりもオシャレだし、居酒屋
よりも使い勝手がよろしい。
しかもサラリーマンがいない。
具体的な実態を持たない「カフェ」は、実は使うお客さん側に判断を委ねてしまう強引な
業態であったように思える。
七面鳥カフェはそのどれにも当てはまるカフェであった。そしてそのどれにも当てはまら
ないオーナーとスタッフがいた。
この店には「ロック」というとびきりなコンセプトがあったのだ。
ロックカフェといったら下北沢や三軒茶屋、高円寺や阿佐ヶ谷、吉祥寺などに代表される
通称「DISK UNION」的なカフェを彷彿とさせる。
七面鳥カフェは違った。
なぜならそこで提供される食事、酒、コーヒー、サービス、そしてその全てを含んだ空間。
それらが一本スジの通った「職人」のような経験豊富なスタッフによって生み出されてい
たのだ。
それ故に、店全体の空気感はユルくて居心地の良いものであるが食べたり飲んだりするこ
とでお客さんは初めて理解するのである。
「コイツらプロだな」と。
その中でも郡を抜いてレベルの高かったものが「ロック」なのである。
オーナーのパートナーである人がいわゆる「ロックおじさん」であった。
単なる「ロックおじさん」ならアナタの家の半径300m以内に必ずいる。
だが七面鳥カフェ「ロックおじさん」(以下HANJIさん)は知識以上に桁外れだったの
が、レコードの保有数とお店の状況や雰囲気に合わせた「ロック」を選曲するセンスで
あった。
まず保有数。おそらく2000枚程??(だったと思う)。本来なら酒が置かれるはずの
棚に「ロック」のレコードがぎっしり。A~Z順に並べられていた。
そして選曲。
その当時ロックといったら「ジミヘン」と「ドアーズ」と「ストーンズ」だった僕は、
ランチの時間に流れる軽快で爽やかなロック、それも春夏秋冬、晴雨曇雪、いろんな状況
に合わせ少しずつ違うロックを流してくれたHANJIさんを尊敬の眼差しで見てい
たのを覚えている。
しかしだ。そうはいっても「ジミヘン」と「ドアーズ」と「ストーンズ」好きな僕だ。
ある日のこと、ランチ時に流れていた「エア・サプライ」の「Even the Nights Are Better」
邦題「さよならロンリー・ラブ」を聞き、「うーんランチで忙しいからもっとパンチの
効いたヤツがいい。。」と思い「ストーンズ」の「「BROWN SUGAR」に切り替え、キース
のギターのリフにアゲアゲになった僕はエアギターをかき鳴らしながら、ランチをテンポよ
くこなし、、、、、と思ったらそこに気づくとHANJIさんが、、、、。
もちろんめちゃめちゃ怒られました。だってエア・サプライのあとストーンズですから。
でもその当時はエア・サプライのことは全く知らなかったし、元気のいい曲ならお客さん
も納得!!ってな単純な頭だったので、今考えれば恥ずかしいけどなんだかいい思い出。
今でも僕は「エア・サプライ」の「Even the Nights Are Better」を聞くとHANJIさんのむち
ゃくちゃキレた顔を思い出してしまう。
しばらくは口の中が苦~くなってきたのもだが、最近はちょっと笑えてしまう。。

HANJIさん、あの時はすいませんでした。
今では「エア・サプライ」も「ストーンズ」も両方好きです。
HANJIさんの怒った顔もす、す、す、、、、きじゃないけど、懐かしいです(笑)。
続く。
というよりも七面鳥カフェとは一体なんだったのか。
七面鳥カフェを利用するお客さんや雑誌に寄せられるお客さんの評価や感想。
そんなものを総括するとこの様になる。
「友達のウチのリビングに遊びにきたみたい」
「時間の流れが遅い、というよりあまり時間を感じさせない」
「隠れ家」
「本当に仲の良い親友しか連れてきたくない」
「飯がうまい」
「酒もウマい」
「音が渋い」
「選曲が最高」
etc,,,,,,,,
どれもこれもカフェとしては素晴らしい声ばかりである。
もちろん、いい声が多ければ多い程聞きたくない種のご意見もたくさん頂戴したように
思える。少なくとも僕が働いている間では。
七面鳥カフェ側のお店のウリはお客さんの評価と実は重なるものが多い。
まず大前提として七面鳥カフェは「ロック」のカフェである。
僕が七面鳥カフェで働きたいと思った理由もこの「ロック」にある。
まだ僕が南青山の別のレストランで働いていた時、この七面鳥カフェが産声をあげた。
その当時は、いわゆる「カフェブーム」の直前だった。
都内では有名デザイナーが「ユルいカフェ作りました」的なカフェや「ドッグカフェ」
「スターバックス」がもの凄いスピードで出店していた時代。
喫茶店とは呼ばずあくまで「カフェ」。この「カフェ」という言葉は実は非常に曖昧
な表現に過ぎない。
レストランなのか、と言ったら違うしバーとも違う。喫茶店よりもオシャレだし、居酒屋
よりも使い勝手がよろしい。
しかもサラリーマンがいない。
具体的な実態を持たない「カフェ」は、実は使うお客さん側に判断を委ねてしまう強引な
業態であったように思える。
七面鳥カフェはそのどれにも当てはまるカフェであった。そしてそのどれにも当てはまら
ないオーナーとスタッフがいた。
この店には「ロック」というとびきりなコンセプトがあったのだ。
ロックカフェといったら下北沢や三軒茶屋、高円寺や阿佐ヶ谷、吉祥寺などに代表される
通称「DISK UNION」的なカフェを彷彿とさせる。
七面鳥カフェは違った。
なぜならそこで提供される食事、酒、コーヒー、サービス、そしてその全てを含んだ空間。
それらが一本スジの通った「職人」のような経験豊富なスタッフによって生み出されてい
たのだ。
それ故に、店全体の空気感はユルくて居心地の良いものであるが食べたり飲んだりするこ
とでお客さんは初めて理解するのである。
「コイツらプロだな」と。
その中でも郡を抜いてレベルの高かったものが「ロック」なのである。
オーナーのパートナーである人がいわゆる「ロックおじさん」であった。
単なる「ロックおじさん」ならアナタの家の半径300m以内に必ずいる。
だが七面鳥カフェ「ロックおじさん」(以下HANJIさん)は知識以上に桁外れだったの
が、レコードの保有数とお店の状況や雰囲気に合わせた「ロック」を選曲するセンスで
あった。
まず保有数。おそらく2000枚程??(だったと思う)。本来なら酒が置かれるはずの
棚に「ロック」のレコードがぎっしり。A~Z順に並べられていた。
そして選曲。
その当時ロックといったら「ジミヘン」と「ドアーズ」と「ストーンズ」だった僕は、
ランチの時間に流れる軽快で爽やかなロック、それも春夏秋冬、晴雨曇雪、いろんな状況
に合わせ少しずつ違うロックを流してくれたHANJIさんを尊敬の眼差しで見てい
たのを覚えている。
しかしだ。そうはいっても「ジミヘン」と「ドアーズ」と「ストーンズ」好きな僕だ。
ある日のこと、ランチ時に流れていた「エア・サプライ」の「Even the Nights Are Better」
邦題「さよならロンリー・ラブ」を聞き、「うーんランチで忙しいからもっとパンチの
効いたヤツがいい。。」と思い「ストーンズ」の「「BROWN SUGAR」に切り替え、キース
のギターのリフにアゲアゲになった僕はエアギターをかき鳴らしながら、ランチをテンポよ
くこなし、、、、、と思ったらそこに気づくとHANJIさんが、、、、。
もちろんめちゃめちゃ怒られました。だってエア・サプライのあとストーンズですから。
でもその当時はエア・サプライのことは全く知らなかったし、元気のいい曲ならお客さん
も納得!!ってな単純な頭だったので、今考えれば恥ずかしいけどなんだかいい思い出。
今でも僕は「エア・サプライ」の「Even the Nights Are Better」を聞くとHANJIさんのむち
ゃくちゃキレた顔を思い出してしまう。
しばらくは口の中が苦~くなってきたのもだが、最近はちょっと笑えてしまう。。

HANJIさん、あの時はすいませんでした。
今では「エア・サプライ」も「ストーンズ」も両方好きです。
HANJIさんの怒った顔もす、す、す、、、、きじゃないけど、懐かしいです(笑)。
続く。