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マサの雑記帳

海、山、庭、音楽、物語、歴史、温泉、経営、たまに税について。

変わったドラマ

2016-12-23 23:55:49 | 日記
 休前日、なんとなくつけたテレビで流れていたのが
宮下公園あたりの夜の映像で、あまり変わらないんだな、とふと
リモコンの手が止まった。

 ドラマというよりドキュメンタリーのような、
女の子二人組が延々他愛のないことを話しながら歩きまわるというもの。

 夜遊びには目的がないから、当然最短ルートはない。
同じところを何回も通ったり、成行きで知人に会ったり巻き込まれたり。

 ちょっとぶっ飛んだような感じの子に、少し抑制が効いた子。
浮浪者と話したり、クラブに少しだけ行ってみたり
路上で座り込んで二人で喧嘩してみたり。

 どうやらカット無しで撮ったものらしく
渋谷の街がすごく生々しく感じた。

 ツイッターで都市伝説が拡散して追いかけられるという
設定らしく、そのあたりはいまだにガラケーを愛好する
メディア難民としては理解できないけど
主人公二人のアドリブじみた掛け合いとかライブ感は
面白かった。

 東京ミッドナイトラン というものだった。
夜遊びした気分だな。

 

サッカーに思う

2016-12-20 00:00:18 | 日記
 わかんないだろうけど、住友金属にジーコが来るなんて、すごいことなんだよ兄貴。

 1991年のことだったようだ。
 広くて、田舎で、でも大自然って言えるほどの圧倒的な美しさや魅力はない。
そんな県内にあって多少、都市生活に触れることができる
常磐線での通勤者や学生にとっては「茨城から通っている」という事実は
引け目を感じるものであった。

 ダイバーシティとかローカリズムという言葉によって、
メジャー、への同質化圧力を跳ね返す概念もひねり出せず、
SNSによって感性の合う仲間とゲリラ的につながる手段が無い時代。

 結局、経済的にも文化的にも大消費地に労働力と食料を供給する
植民地の出身者として、大げさに言えばアイデンティティとか核、といえるような
ものを渇望していたのだと思う。

 だから、間もなくサッカーなんか知りもしないのにジーコのヒールキックとか
鮮やかなボールコントロールとか、地元でのエピソードとか、ないまぜになって
「俺たちにはアントラーズがある」
ということになったんだろう。

 私はサッカーの強い国は失業率が高かったり社会的フラストレーションが強いゆえに
熱狂度も高いんだろうと理解していた。
 その意味で日本のサッカーが強くなったということは、良いことだが悪いことでもある。

 もっとも、弟に言わせれば
「小難しくてわかんねえよ。」
ということであろうし、
「なんでお前らサッカー部というのはいつも仲間とずるずるつるんでいるんだよ」
とからかえば
「いや〇〇がこれこれで、大変だからさ」
と価値観の違いを思い知らされる。

 利他的なのか利己的なのか分からない。
ラグビー好きの上司がONE FOR ALL、 ALL FOR ONE
と言っていた。話半分に聞いた精神論だが、いいチームはにそれに近いものがあるのだろうな。

 昨日の試合は小笠原のミドルシュートに執念を感じた。
見ているうちに胸が熱くなった。

 年始は久々に鹿島神宮に行ってみっぺ。



イラストは 弟隆行が97年に描いた アントラーズDF 秋田