電動バイクeGOと改造EV「eBOBBER」

ヤマハ Virago 250ccを電動EVに改造するプロジェクトにハマッテいます。

コンバージョン・改造EV (走行距離とバッテリー)

2011-07-22 07:29:12 | 車・バイク

一充電走行距離はバッテリーのエネルギー容量(kwh)から計算することが出来ます。 バッテリー容量以外に距離に影響を与えるパラメーターは「坂道の頻度」、「停止・発進の頻度」、「車両重量+ドライバー体重」、「ドライバーのアクセル操作」、「空気抵抗」、それと「モーター」および「コントローラー」の効率です。  走行距離を正確に計算するにはすべてのパラメーターを考慮する必要がありますが、バッテリー容量(Kwh)からおおよその一充電走行距離を求めます。  あくまで経験値に基づいた予想の走行距離です。 実際に改造EVが完成した暁に実走距離と比較して前提が正しいか検証したいと思います。

 

バッテリー容量は電圧とアンペア・アワーで計算します、即ち、

バッテリー容量(kwh)=電圧 x Ah /1000

例えば12V 60Ahのバッテリーx4個の場合では容量は2.88Kwh(12Vx60Ahx4個)となります。 ME0708モーターを搭載したeViragoの場合、30kmh定速で平坦な道を走行した場合のエネルギー消費量と走行距離はおおよそ下記の通りです:

@30kmh定速の走行距離(km)=Kwh x 20 (Kwh当り20kmの走行距離)

エネルギー消費量      走行距離

1Kwh              20km

2Kwh              40km

3Kwh              60km

街中での走行の場合は停止・発進を繰り返すので(Stop-&-Go range)実走行距離は:

Stop-&-Go range 走行距離(km)=Kwh x 16 (Kwh当り16kmの走行距離)

エネルギー消費量      走行距離

1Kwh              16km

2Kwh              32km

3Kwh              48km

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一充電走行距離を延ばすための運転のヒントは:

アクセル操作を緩やかにして(発進する際にはゆっくりアクセルを回す)電流を抑える事がエネルギー消費を抑えるのに有効です。 モーターのトルクは電流にほぼ正比例します。 大きなトルクが必要な発進時にアクセルを穏やかに回すことで電池の消耗を抑えることが可能になります。 急な加速には高電流を必要とするので出来るだけ緩やかなアクセル操作でスピードアップすることが大切です。 特に坂道を登る際には大きなトルク(推進力)を出す為に高電流が必要です。 筆者の実感では、アクセル操作を穏やかにすることで一充電走行距離を10~15%改善することが出来ます。

因みに、スピードが35kmhを超えるとタイヤの摩擦抵抗よりも空気抵抗の方がエネルギーの消費量に大きな影響を与える様です。

 

 



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