マーシャの闘病日記

自らを襲った悪性リンパ腫に関する闘病談及び経験談、また最近の社会・政経に対する自らの考えをコラム風に掲載したブログ

続き3

2006-11-24 15:30:13 | Weblog
11月17日から書くことを少しやめていました。ようやく書こうかなという気分になりました。
その前に、私のこのブログを引っ越そうと思います。
今のタイトルは『雅の悪性リンパ腫 闘病日記』ですが、今後は『マーシャの闘病日記』となります。今後はこちらのブログでお願いします。

さて、今年も残すところ1ヶ月になりましたね。光陰矢の如しとは言いますが、1日が、1ヶ月が、1年が本当に早く過ぎ去ります。子供の頃はお正月が早く来ないかなぁなんて思っていましたが、この年になると、またお正月が来て年をとるのだと思ってしまいます。

いろいろ書きたいのですが、今日は自分の悪性リンパ腫について書いていこうと思います。
私の悪性リンパ腫は「非ホジキン濾胞性B細胞混合型リンパ腫」です。一般的にリンパ腫は40位の型に分けられると思います。私のものは、低悪性癌ですが、再発し易く、治癒は無いとされているものです。現在は3年に1度位の割合で再発再燃を繰り返しています。

さて、悪性リンパ腫は30年位前は原因や治療法も確立しておらず、不治の病だったのですが、現在は治る部類の癌になってきました。
悪性リンパ腫は、その患者数は1990年頃の本には10万人に6人程度、最新の本には10万人に10人程度と増加しています(人間の免疫力の低下が原因なのでしょうか?)患者数の割には一般的に馴染みの少ない病気だと思います。実際に現れる症状も、最初はリンパ節が腫れたりする程度でなかなか気付き難い事も多いようですが、私の場合は、微熱とか寝汗がありました。だから、多くの患者さんは医師にこの病名を言われたときに、戸惑いを感じ大きな不安を覚えるのが実情ではないでしょうか。
この癌は沢山の分類上の型があり、この型毎に、また患者さん本人の身体条件等によっても、治療法がそれぞれ異なってくるのが特徴ですが、私見では、ほとんどのこの癌は、後程書きますが、同じ治療法だと思います。

この癌には、病気Ⅰから病気Ⅳまであります。
病気Ⅰ:一箇所のリンパ節領域又は節外性部位
  Ⅱ:横隔膜の片側の2箇所以上のリンパ節領域
  Ⅲ:横隔膜の両側のリンパ節領域
  Ⅳ:1つ以上のリンパ節外臓器へのび慢性の湿潤
ということになります。

私はどの時点をとっても、初期、末期という言い方は無いと思います。
例えば、胃がんであれば大体正確に医師は初期か中期か末期を判断します。
悪性リンパ腫(特に血液がん)に限ってみれば、その型がその人の運命を分けるものだと思っています。私はもう10年生きました。何人かの同じ入院患者さんの死にも会っています。

次回は、現在の治療法や自分の闘病を書いていきたいと思っています。
『マーシャの闘病日記』でお会いしましょう