今日のオトソトは樹木散歩。樹木医の崎川哲一さんに来ていただき、中島公園を歩きます。
キタラの前でスタート。中島公園はもともと豊平川とその分流の鴨々川の間にできた島。
まさに中島でした。そこに建築物を作るために藻岩山から運ばれた木材の貯木場が今の菖蒲池だったそう。
その後中島は整備され、さまざまな遊興施設ができたり、寄贈された木が多く植えられてきました。
中島公園は植えられた樹木がとにかく豊富。なかなか見られない樹種もおおいそうです
ヤチダモやカラマツなどを観察。葉っぱの硬さをさわって、樹種の違いをおしえてもらいます。
北海道になじみ深い楡の木。木の名前の由来や葉っぱの特徴を教えてもらいました。まずは触って確かめる!
ハシドイの白い花。
フィンランドのサウナで使う、シダレカンバ。白樺にもいろいろ種類があるんですね。
珍しい種類が植えられているのも、中島公園の特徴。
ヤマモミジの春紅葉。先っぽが赤いのです!
中島公園にはカエデもたくさんの種類が植えられています。
アメリカハナノキ、ノルウェーカエデ、ハウチワカエデ、ノムラカエデ、ヤマモミジ…秋の紅葉もみてみたいですね!
樹木医の視点からこの木がどんな病気なのか教えていただきました。
中島公園は今、ライラックやツツジか満開です。
そしてベニバナトチノキも。
これは絵本「モチモチの木」の木だそう。
ヤマモミジを台木にして(下)、接ぎ木したベニシダレモミジ(上)も見ることができました。
話は尽きないのですが、芝生でしばし休憩。
今日は摘んだヨモギで作ったヨモギ蒸しパンとハーブティー。
崎川さんに樹木医の仕事についてお話を伺いました。
北海道には今、60数名の樹木医さんがいるとのこと。
名木や巨木を安全に保存していくための活動や、街路樹の診断などをしているそうです。
崎川さんは森の幼稚園や学校林の管理にもかかわり、
子どもたちが森の中で安全に楽しめるようお手伝いもしているそうです。
参加されたみなさんは、木に対する知識欲がとにかく旺盛!次々と質問されていました。
ぜひ、皆さんの活動に今回の知識を活かしてくださればと思います。
崎川さんの樹木への熱い想いが伝わった会でした。わかりやすい解説、ありがとうございました!