１０月２３日土曜日

　今日の午後，目隠しをして電車に乗ってみるという経験をしました．予想通りとても怖いんです．特に乗り降りと乗換えがとんでもなく難しいんです．交代で介助役もやってみましたが，危険を伝えるのがこれまた困難．今までとは駅の階段が違って見えるようになりました．

　夜はヒルトン　東京ベイにおりました．とある式典と謝恩会への出席です．ヒルトン　東京ベイは東京ディズニーランドのオフィシャルホテルです．ディズニーランドに行ったのは２０年前に一度，１５年前に一度の計二回だけです．久々に行ってみるとディズニーランドの力に驚きます．舞浜の駅から電車は出ているし，ホテルのフロントは家族連れでいっぱい．京葉線にもハロウィンのパッケージを持った人を数多く見かけました．あそこに行くとなぜいい大人がでっかい耳をつけていても恥ずかしくないのかが不思議です．私なら恥ずかしいです．

　しかし，地震には驚きました．心臓が口から出ちゃうかと思った．

手

　私の手にはいわゆる"生命線"がありません．ちなみに他人に勝手に未来を語られるのも困るので，占い師に見せたこともありません．もしも生命線に人生が表れているのであれば，私には過去も無いということになります．それも良いかもしれません．

「作り直しのきかない過去なんてどこにもないんだよ」
とは寺山修司の言葉です．

青梅夜具地

　八王子市にある東京都産業技術研究所に行ってきました．“青梅夜具地”の新柄の相談です．しかし，ちょうど昨日，今日が施設公開の日に当たっていて，担当者の方が忙しくそれどころではありません．所内には普段見られないような工業用織機，編機がありますので，結局繊維の勉強をしにいったことになってしまいました．

　夜具地というのはふとん用の側生地のことです．青梅で作られているので“青梅夜具地”．かつて青梅はこの夜具地の産地で全国に出荷をしていました．ですが，今では市内一軒で織られているだけです．というよりも三巾（巾約108cm）で織っているのは日本でここだけだと思います．日本国内で1軒だけ，工業製品というより伝統工芸品になってしまいました．

　私はもう一度この織物を日常の場に返したいと思っています．製品としては軽く，通気性，堅牢度に優れているので，ふとん地としても最適なものです．最近では販売価格からものづくりをするためか，製品としてしっかりしていない物が目につきます．そんな中できっちりした製品を少しずつでも世の中に流していければと考えています．

もーこうなれば商売抜き．意地のようなものです．あきらめずに．

ふとん乾燥機

メーカー：National
品　　 番：FD-F06A4
価　　 格：オープン
購入価格：6,980円

　購入しました．本来であれば梅雨時期に欲しくなるようなものですが，雨が続いていたのと，家電量販店のポイントが貯まっていたので，ほとんど衝動買いです．
　仕組みを簡単に言えばドライヤーにシート状の袋が付いたようなものです．袋をふとんではさんで，そこに熱風を送り込みます．私はベットで寝ていますので，ベットパット，羽毛ふとん，あともう1枚ケットであれば，40分くらいで終わります．
　和綴じの敷きふとんと敷きふとんの間でも試してみました．綿わたの敷きふとんは通常6.0kgわたが入っています．ちょっと重過ぎるのか袋が膨らまず，反対側まで熱風が届きません．やはり掛けふとんと敷きふとんの間が良いようです．

　ふとん乾燥機の普及率ってどれくらいでしょう．
「天日干しとまではいかないけれど，あれば気持ち良くねむれるかな．」というのが感想です．

CROSSENSE （クロッセンス）

　昨日は銀座交詢ビルに行きました．10月1日に開店した"CROSSENSE（クロッセンス）"というお店を見ることが目的です．「夜８時から朝９時までの快適空間の提案」をコンセプトに寝具類はもちろんのこと，家具，石鹸，アロマなどが置いてあります．普段扱っている私から見ても高級品の数々です．「こんなに良いもの作っちゃって買う人いるの？」と思いますが，店内にはちらほらお客様もいらっしゃいました．

　ここは正直私の好きな店ではありませんでしたが，見れば刺激を受けます．いつか自分が良いと思っている"眠るための道具"を集めた店を出してみたいと思ったのです．今は自分が気に入っているものだけだとご飯が食べられないので，仕方なしに売っているものもあります．

　せめてネットショップだけでも早々に出店したいものです．そのためには「ある程度の小銭」と「眠らない体」が必要です．

　台風あけの銀座はとても静かでした．