まるかつ水産

まるかつとその仲間たちのFishing Lifeを記録してみました。

柳の下のカイワリ

2005-08-18 22:09:54 | 釣行記
釣行日 :2005/08/18
天候  :晴れ・ナギ
場所  :小坪 椿丸
ポイント:沖ノ瀬
同行者 :とくさん

【今日の獲物】
カイワリ(1)30cm、0.4kg
ゴマサバ(3)34~40cm
トゴットメバル(5)19~23cm
アカイサキ(1)30cm
ヒメ(5)20~23cm
------------------------------------------------------------------
先月の椿丸カイワリ五目初挑戦は本当に楽しかった、そしてカイワリの刺身、兜の塩焼きの美味しかった事。大本命は1匹だけだったので「もう一度味わいたい」そんな気持ちが尾を引いていました。もう一人、まるかつのブログを見て「カイワリって美味しいんだ!今まで釣った事も見たことも無い。是非食べてみたいな。」と強く思った人がおりました。



とくさんが休みを取れる日に合わせて椿丸に予約を入れたのは初挑戦の直後でした。普段は3週間以上先の予約をするなど考えられませんが、この船宿は別なのです。狙う魚も魅力的ですがサービス精神が素晴らしく、リピーターのお客さんで予約が一杯。どこかの乗合船の様に前日電話してOKと言うわけには行かないのです。ましてや土日は仕立ての予約がギッシリですので平日の都合をつけて予約乗合に行くしかないのです。
3週間先の天気は分かりませんし、釣果の変動も予測できません。しかし、お客さんを引き付ける何かがこの船宿にはあるのでしょうね。

二人の日頃の行いが良かったのか風も弱く天気も上々、ベストコンディションに恵まれました。ランクルに出動してもらい、どうせ行くなら良い席を確保したいと言う事で3時半のお迎えとなりました。第三京浜、横横道路経由で小坪までは1時間もかかりませんので港には4時半前には到着しましたが早くも先客が1名いました。2番手到着でクーラーを並べて船が着くのを朝食を摂りながら待ちます。5時過ぎには船長も到着しその時点では早くも8名のお客さんが集まっていました。
予定通り左舷トモに並んで座席を確保しホッと一安心です。

7時に出港し、港を出たところで朝一の漁を終えた職漁船から生シラスを分けてもらいました。こんな事も日頃から船長が上手に付き合っているんだと言う事を感じさせます。これを全員にビニール袋に入れてお土産として配ってくれたのです。
その上、クーラーでの保冷方法から家に帰ってからの下ごしらえ、食べ方まで丁寧に船内放送でレクチャーまでしてくれる念の入れようです。



今日は真っ直ぐ南下し航程約1時間で沖ノ瀬のポイントに到着しました。前回の初挑戦は波佐間瀬でしたが、違うポイントを釣れるのもワクワクして楽しいものです。
出だしはヒメの攻撃のみでしたが、何回目かの投入で底ダチを取り2m上げてコマセを軽く振り1m上げるとクククンッとヒメとは違う鋭いアタリが来ました。アワセを入れるとグイグイと引き込み期待を持たせますが本命(カイワリ)や準本命(アマダイ・レンコダイ)のソレとも違います。
90mの巻上げを経て水面に顔を出したのは鮮やかな赤と黄色のアカイサキでした。



人によっては粗末に扱ったり、「不味い」と捨ててしまったする事もあるようですが、正しい食べ方を知っていれば目からウロコが落ちる上物なのです。身が硬いので冷蔵庫で寝かせる事がポイントで、もともとハタ科の魚ですから不味いわけがありません。
まるかつは気に入っている魚の一つで、久しぶりのご対面でした。
その後、メバルは来るもののエサに使用と目論んでいるサバも来てくれません。前回の波佐間瀬では嫌になるくらいアジが食ったのですが、沖ノ瀬ではアジは全く顔を見せませんでした。

船中では相変わらず色々な魚が顔を出し、ウマズラ、キツネダイ、ヒシダイ、レンコダイ、などと賑やかです。本命のカイワリはまだ3枚で我々のところには顔を見せてくれません。
まるかつの竿に一際良いアタリが来たのですが、なんとチカちゃん(ミズフグ)でガッカリしてしまいました。ちなみに中乗りさんはこれを見て、「キン○マじゃねえか!」と叫んでいましたので、この地区ではチカちゃんのことをキン○マと呼んでいるらしいことが判明しました。
(おっと、チカちゃんの渾名がミズフグである事を知っているのは仲間内だけでした。)

チカちゃんのせいでハリスはザラザラになってしまい、切ってハリを結び直して再投入です。すると下に引き込む強いアタリが来ましたが残念ながら30m位あげたところでハリス切れでバラしてしまいました。船長も偶然アタるところを見ていたらしく、「今のは本命だった、デカかったんじゃないの?」と傷口に塩を塗りこんでくれます。
使っていたハリスは細めの2.5号でしたので厳しかったのかもしれません。また、ハリを結び直しましたが小さな傷を見落としてしまったのかもと反省しきりでした。

なかなか意気の上がらなかったとくさんにもアカイサキが来てやっと盛り上がって来ました。



釣れない時は時間の経つのは早いものですが、朝のうち穏やかだった潮が速くなり始めました。それも二枚潮気味で、上潮が速いので投入後にかなり道糸が流されます。
底ダチを取ってから二度取りするとちょうど良いのですが、最初に沖へ出ていた道糸が2度取りすると船下に入りかなり複雑に流れている事が分かります。
そこでタナを取ると、ギュギュギューと締め込みが来て竿を立てると今までとは比較にならない魚の動きを感じました。カイワリは下に引き込むと言われますが、引きをかわしながら前かがみで船の底に道糸を擦らないように竿先を水面に向けて手巻きで100m近く巻くのはかなりシンドイです。

反対舷とオマツリしないことを祈りながらゆっくり巻き上げると左手が痺れてきました。やっとビシが水面に現れ、その下に「ヤッター!本命だ!」の声とともにカイワリが姿を現しました。
とくさんにタモ入れしてもらッたのは、前回より少し小振りの30cmでしたが本命を手にして満足感に浸ることができました。
この後は潮が速くなるばかりで、最後は底ダチも取れないくらいの速さになってしまい船長もお手上げの沖あがりになってしまいました。

二人ともオカズには十分なったものの、とくさんにまたリベンジ種目を追加させてしまった事が申し訳なかったです。(また、頑張りましょう!)
帰りの車中で、「近いうち平日にもう一度行くかな。」と呟いていたのをまるかつは聞き逃しませんでしたよ!!


【今回のお料理】
カイワリ:兜塩焼き、刺身
アカイサキ:兜塩焼き、刺身
ゴマサバ:締めサバ、煮付け、船場汁、ご近所へお裾分け
トゴットメバル:塩焼き、ストック、とくさんへ
ヒメ:とくさんへ 

最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とく)
2005-08-19 11:50:50
昨日はお疲れ様でした。
ホント、椿丸は良い船宿でしたね。私もファンになりました。
エーと、これでリベンジ対象のサカナが5種類オーバー。(^_^;)
返信する
Unknown (まるかつ)
2005-08-19 12:08:49
とくさん>
30度オーバーの暑い中、お疲れ様でした。
船長に教わった通り氷水で生シラスを洗うと結構黒く濁った水でビックリでした。
しかし、お味は最高!デカ締めサバと一緒に堪能してしまいました。カイワリ君は冷蔵庫で熟成中です。
返信する
Unknown (まるかつ)
2005-08-19 13:13:31
ハルさん>
バラしたのが40cm級だったと思うと悔しいですね。
今週末、一緒にオニ退治しましょう。
返信する
Unknown (まるかつ)
2005-08-19 16:53:34
ちはるさん>
今度は一緒にね!!
でも、ちはるさんは週末必ず行っているので社長は平日は仕事だけで良いと思っているんじゃないの?
返信する
Unknown (としぼう)
2005-08-19 19:27:43
 カイワリ連続ゲットお見事です。11月のツアーまでにまるかつさんにポイント全て釣られてしまいそうですね。生シラスのお土産は初めてみました。参考までにどういう料理でいただいたのでしょうか?
返信する
Unknown (まるかつ)
2005-08-19 21:07:26
としぼうさん>
ちゃんとバラして魚を残してきましたので大丈夫です。
生シラスは氷水で洗い、更に冷蔵庫でよく冷やし、すり生姜を乗せ醤油をたらします。あとはそのままいただくだけ、激まいうーです。
生シラスはおまけで、恒例のアジの開きもついていました。(驚)
返信する
Unknown (シド)
2005-08-22 11:21:14
ご無沙汰しております。
やっと忙しい時期を乗り越えました
そろそろ溜まりすぎた「釣てぇ~」病の
治療をしないと社会復帰できません。
カイワリ美味しそうですね。
次回は宜しくお願いします。
返信する
Unknown (まるかつ)
2005-08-22 15:08:30
シドちゃん>
このところ家族サービスに専念していたようですね。
カイワリは超まいうーですヨン!
返信する

コメントを投稿