ニュージーランド田舎暮らし

ニュージーランドに家族で移住。馬、羊、ニワトリ、犬と愛する子供達に囲まれて、田舎で手作り生活を楽しんでいます。

犯人は誰?そして君達は誰だ?

2007年11月27日 | 日常生活

何だ?この写真?って、思うでしょう?
実はウサギの子供が写っているのです。
これは我家のキッチンの窓から撮ったもの。
写真に撮れたのは、一匹だけでしたが、他にも2匹ほどいるらしい。時々、一緒に居るところも見かけます。
今までの裏山にはウサギが住んでいて、走り回る姿をよく目撃していましたが
今年は家にとても近い。それも赤ちゃんが家の庭を遊び場にしているみたいなのです。


それなら、そうで、可愛らしい話で終わりなのですが、
このウサギ達、どうやら、我家の納屋の中で生れたんじゃないかと思うのです。
今までは納屋にあまり興味のなかった犬のティミーが3ヶ月ほど前から、納屋の中の干草の下に、異常に興味を示し始めました。
いつもそこに行っては、クンクン匂いを嗅ぎ回り、時々、大騒ぎをしては何かを追いかけたりしていました。
絶対に何か居ると思いましたが、きっとネズミだろうと思っていました。

ある晩、ティミーをトイレに連れ出すと、納屋の前の草むらから、茶色い物体がスルスルーと干草の下に入っていったのを目撃。ティミーも大興奮。
あれがネズミだったら、巨大だし、大変!と私も怖くなりました。大きなネズミは巨大だと聞いてはいましたが、あんなに大きなものがあそこに居ると思うだけで、ゾーとします。

そうこうしているうちに、最近、庭にウサギちゃんたちの姿をチラホラ。。。見かけるようになりました。 かわいい~


そして、ティミーもその姿を見つけては、追い掛け回していました。

まさかチビのティミーにウサギは捕まえられないだろう。。。。
まさか干草の下に居たのは、ウサギじゃないだろう。。。
と思っていましたが

納屋の干草の近くで、昨日、ウサギが1匹死んでいました。

赤ちゃんではなく、やや大きいウサギ。親でもなさそうでした。

やはり、あそこに居たのはウサギだったのでしょうね。あそこで、子育てをしていたのかな~。
巨大なネズミじゃなくて、よかった~


でも、犯人は誰?まさかティミー?

その後も、3匹ほどのウサギが時々、のん気に庭を駆け回っていますが、
ちょっと心配なので
ティミーはなるべく家の中に入れて置くことにしました。


除草作業も愛情込めて

2007年11月25日 | 日常生活

芝刈りは簡単になったけど、やはり全てが機械任せに出来るわけではなく、
馬を置いている所では使えません。
そこに少し前から、変な雑草が群生してしまいました。
気付いてはいたものの、後回しにしていたら
あっという間に30センチ位の長さに成長。

このままにしておいたら、どんどん陣地を拡張して
行きそうな勢いです。

長女が調べたところ、どうもその雑草はラグオートをいって、馬には有害な草であるらしい。
「それは大変だ!」といろいろインターネットで調べてみたけれど
結局はよくわからない。
近所の人に聞いてみると、ラグオートだというし
そうでないという人もいる。

馬が食べる場所なので、除草剤を撒くわけにもいかず
ここは思い切って、皆で一本、一本抜く作業をする事にしました。

最近、毎日少しづつ、皆でこの草を抜いています。
思ったより、すっと根から抜けるタイプの雑草なので、やりがいはあるのですが、
抜いても抜いても、減らない感じ。。。数千本はあるんだろうな~

もし、これがラグオートだとして、馬が間違って食べると、かなり重症になるらしく、
死亡するものもいるという事が書いてあったので、
最初、作業をするのを嫌がっていた娘達は今では真剣そのもの。
特にとても心配になってしまった三女は空いた時間に一人でこつこつ雑草を抜いている事があります。
そんな彼女の後ろ姿を見かけるたびに、彼女の優しさを感じて、ジーンと感動してしまう私。
愛情があると、何でもがんばれるんだな~

 

 

 


Let's ライドオン! 芝刈りするぞ

2007年11月25日 | 日常生活

とうとう我家もライドオンローンムーアー
つまり乗車タイプの芝刈り機を買いました。
今まで、欲しい欲しいと思いながらも、高価なので
じっと我慢しておりました。
何とか時間と手間をかければ、芝刈りくらい何とかなるさと、毎回、数時間かけて頑張っておりました。
でも、御近所様のほとんどがライドオンタイプの芝刈り機を持っていて
すーすすーいとアットいう間に芝刈りをしてしまいます。
そんな彼らを横目に見ながら、「芝刈りが運動だと思えば、一石二鳥さ!」を合言葉に
頑張る私達。


しかし、さすがに雨が多かった今年は草の伸びが
尋常ではなく、時間的にも肉体的にも限界があるので
ライドオン芝刈り機の購入を検討する事になりました。
小さい町なのに、農機具などを販売する店は多く、
いろいろお店を見て回ったら、すごく程度の良い中古の芝刈りを発見。
「これはラッキー!値段も性能も申し分ない!」と早速購入し、我家の芝刈り戦争にも終止符が打たれたのでありました。

やっぱり、早い早い。それに楽だ~。
すいすいとあっという間に芝刈りが終わります。

今まで一番嫌だった仕事が、一番楽しいお仕事になりました。
道具の力はすごい!

 

 


ミツバチも飼ってます

2007年11月22日 | 日常生活

我がファミリーの中でまだ紹介されていなかったのが、ミツバチたち。
実は蜂も飼っているのです。
家の裏に蜂箱を置いてあるので、その中で数百匹のミツバチたちが
毎日せっせと働いて、蜜や花粉を集めています。

今までニュージーランド南島には、ミツバチに付く
ダニがいなかったのですが(他国のほとんどにいるし、NZ北島にもいる。もちろん日本にも。)
一昨年、とうとうこの汚れなきニュージーランド南島にもダニが発見され、
養蜂家たちの間では大騒ぎになりました。
何とかダニの蔓延を防ごうと、一斉に蜂箱の回収をし、
駆除しようと試みたのですが、自然の力には勝てなかったようでした。

といっても、ダニ駆除のための薬を散布することが
必要になっただけで、特に問題はないのです。

去年は一年間蜂が飼えなかったので、
今年の蜂蜜の収穫はなし。

でも、今年の6月に蜂箱が戻ってきました。
やっとまた養蜂開始です。

今まで食べていた完全オーガニックな我家の蜂蜜がとっても
美味しかったので
次の蜂蜜の味はどうなるかちょっと心配ですが
また思う存分、蜂蜜を食べられると思うと、
とっても楽しみです。

養蜂が趣味の友達に手伝ってもらって、
蜂箱の定期点検です。
はちをペットにするもの、ハマルと面白いらしい。。。。


 

 


週末は馬を引いていこう

2007年11月18日 | 日常生活

週末、車で馬を連れて、ちょっと遠くまで乗馬にいってきました。



車の後ろにホースフロートという馬用の荷台を
付け、
その中に馬を入れ、運転して行くのです。
今では、すっかり慣れましたが、最初は恐怖。荷車を引いて運転するだけでも大変なのに、
ましてや生きた馬を入れて運転するなんて、
怖いのなんの

最初ダニーはこのフロートが大嫌い。
彼を無理やり中に入れようとしたら、
気が狂ったように暴れてしまって、
しばらく手が付けられない状態になって
しまった事もありました。
数週間というをかけて、試行錯誤。
当初はダニー1頭だったので、友人の馬を
借りてきて、最初にその馬を乗せたところを
見せたり、餌をその中で食べさせたりと色々な作戦を試みました。
餌につられないダニーは結構大変でした。
その反対に餌につられるポペット。
最初からフロートに入っていき干草をもぐもぐ。
すごっく単純な馬で助かりました。
今は2頭なので、自分達自らフロートに入ってくれるので、とても簡単。

運転が上手になった私もすいすいと馬を
引いて運転し、海辺の近くの公園へやってきました。
ここには乗馬用のアリーナやジャンプ用の丸太
などが常に置いてあり、誰でも利用できます。
それも無料。さすが乗馬天国、ニュージーランド
大会などもよくここで行われますが、
何もない週末はご覧の通り、使い放題。

長女と三女が乗馬で汗を流している間、
次女はお菓子をもぐもぐ。
ちょっと太目を気にしている彼女ですが、
一向に努力する気配なし。

ダニーにもちょっとおすそ分けです。

3年間も人に乗られていなかったので、
ジャンプの仕方などをすっかりを忘れて
しまっていたポペットでしたが、
ここ数ヶ月で随分上達してきました。

少しづつ、大きなジャンプや連続のジャンプに
トライしていきますよ~。
今日のジャンプをパチリ!どうでしょう?



娘が仮免許 取りました

2007年11月10日 | 日常生活

NZでは普通自動車の運転免許は15歳から取得可能。
と言っても、日本のように教習所なんてものはなく、合宿などで短期間に免許を取ると言うことは出来ません。
まず、最初に学科試験を受け、めでたく合格すると、まずラーナーズライセンス(仮免)が取得できます。Lマークのサインを車につけて、免許を持っている大人が同乗して、運転。
つまり、親や兄弟が運転を実地で教えていく仕組みです。
自主トレ期間が6ヶ月以上過ぎると、制限つき免許の試験が受けられます。
試験官が実地で運転の技術や知識をテストします。めでたくそれに合格すると、リストリクティッド・ライセンス(制限付免許)取得でき、一人でも運転が出来るようになります。
ただし、友達など家族以外の同乗は禁止。
事故を起こしても、赤の他人に迷惑かけるなって、事でしょうか。。。?
若者同士で楽しく騒いで、運転する可能性を避ける目的もあるのでしょうね。
その後、運転の経験を積んで、1年半経ったのち、試験官によるテストを受け、合格して、初めて本当の運転免許となる。。。仕組みです。


長女もこのたびこのラーナーズライセンスを取りました。
。。。という事は親である私が教官になる!っという大きなお仕事が待ち構えていたのでした。

運転するのと、教えるのとは大違い。
わからない奴に一から教えるのは、結構骨が折れます。ましてや母と娘となると、お互いにぶつかり合う事もあり、難しい~!
それに、何といっても、へたくそな運転の隣に乗る怖さといったら、想像をはるかに超えていました。

今までは、家の庭や近所で運転していましたが、今日は思い切って、路上!へ行きました。
田舎だから、道は空いているとはいえ、フラフラ動く車に乗る嫌な緊張感。。。。いざという時は
横のブレーキを引こうとか、ハンドルを切ろうとか、非常時に備えるためのシュミレーションで、頭の中がいっぱい。
対向車が来るたびに、冷や汗が出ました。

フー、また寿命が縮んだ感じ。。。

 

 

 

 

 

 


刈った毛を売りました。

2007年11月02日 | 日常生活

切った羊毛をガレージに並べます。
ひとつの山が羊一頭分。
今年もたくさん取れました。
毎年そうなのですが、犬のティミーが毛に異常に反応します。その毛の前にじっと座って、番をします。何時間も何時間も羊毛の側から動かないので、笑ってしまいます。
どうしてなんでしょうね。。。。
羊のおいしい匂いがするのでしょうか?
不思議です。

去年までは、取れた毛を全部紡ぐぞ~!なんて
ハリキッテ取って置いたのですが、今年は質の良い部分だけをキープして、残りは羊毛工場へ売ってしまうことにしました。
初めて、羊毛買取してくれる町の小さな工場へ行ってきました。

積み上げられた羊毛の大きな袋でいっぱい。
汚いパーツを選別する場所もあって、この量を全て作業するのか。。。。と考えただけで、気が遠くなりそうでした。

羊の脂、ラノリンの匂いがプンプン、充満してました。この中にもしもティミーが居たら、どうなっちゃうかな?もう、メロメロで、ヨダレ垂らしちゃうだろうね。。。。。


羊の毛刈りは大運動会

2007年11月01日 | 日常生活

毎年行う羊の毛刈り。今年は雨が多かったのですっかり遅くなってしまいました。

予約してあった毛刈り職人の方が雨で仕事が溜まってしまったので、私達のような少ない量の羊の仕事は後回し。
このところ、いっきに日差しが強く、初夏らしくなってきたので、まだ真冬用(真冬よりさらに多くなってる毛)のコートを着たままになっている我家の羊たちは、もう大変。

そうでなくても、羊はいつもハーハーと息が荒いのに、最近はさらにフーフーと辛そう?でした。

今回は羊たちをペン(小さく囲んだ柵の中)に入れるのに、骨が折れました。


今までは、餌をあげて、近くに羊たちを集め、子供達と一緒に円陣を組むようにして、柵の中に追い込みます。
ところが。。。。。今回は一頭が何を怖がったのか、柵の手前のフェンスをジャンプして越え、大暴走。群れの習性がある羊たちは、その一頭に続いて、全員が後を追い、全速力で逃走。
裏の丘の高いところまで、逃げられてしまいました。ひぇー。。。。もう大変。

羊たちが警戒モードに入ってしまったので、もう餌ではつれません。再度、丘の上まで登って、今度はみんなで少しづつ羊を追い詰めて行きます。
少しづつ、丘を下って、いい調子を思いきや、また一頭が三女のガードが甘い間を狙って、逃げる。他の羊が後に続く。。。
逃がした3女はみんなから責められる。。

もう一回、同じ事の繰り返し。今度はまさかのお父さんの硬いガードを越えて、まだ逃げられた。
お父さんが逃がしたなんて、娘達から大ブーイング。
何とこの繰り返しが続く事、5回。
もう私達も羊たちも、ハーハーと息切れ状態。
ここはもう諦めようかと思ったけど、最後まで粘って、何とか人間が勝ちました。

という長い長い戦いの後で、やっと今年の毛刈りの準備が出来ました。
下の写真が柵の中に追い込んだ羊たちです。
いや。。。まったく。。。疲れた~!

いよいよ、職人さんの手による毛刈り開始。
羊は彼に抱きかかえれ、仰向けにされると、途端にぐにゃりと体の力が抜けてしまいます。
その後はバリカンで、身ぐるみ剥がされるかの様に、毛が刈られていきます。

私は汚い部分の毛を取り除く作業で忙しかったので、次女が上の写真を撮ってくれました。

とご覧のとおり。今までの姿とは全く違った動物になります。
蚤や蝿よけの薬をつけ、虫下しの薬を飲ませて
全て完了です。
もう自由にしていいよ~。
皆さん、本当にご苦労様でした。