ついこの間、NZのクライストチャーチで大地震が発生し、私たちの町ネルソンでも
被害がなかったかどうか心配する連絡をたくさんの日本の方たちから頂きました。
それなのに、今度は日本に大地震が発生。
地震の被害のみならず、大津波の被害、そして原始炉への不安、放射能汚染と
まるで大スペクタクル映画のような展開。
テレビから流れる映像に釘付けになりながらも、時々、現実なのかフェイクなのか
わからなくなってしまうような錯覚にも襲われ、思考回路はストップ状態になることがしばしば
でした。
現実とわかっているから心臓のドキドキが止まらず、でも、現実だと思いたくないから
涙は絶対に出したくない。必死に強がりながら生きていた一週間でした。
なんの応援は出来ないけれども、現地の日本人会で主人が会長をしているので、せめて、
ここに住む日本人のために、自分達が出来る事をすることを精一杯したいと思い、情報をメールで流したり、
連絡を取り合ったり、気がつけば自分でも驚くほど、全速力で走り回っていました。
そしてついに募金活動をする事も計画し、先週末に決行。
予想をはるかに上回る成果を上げることが出来ました。
ネルソンに住む日本人はそれほど多くはありませんが、先週末は80名以上の方が集まり
祈りを込めながら折り鶴を折り、現地の皆さまが募金して下さいました。
祈るという見えない力が集まれば、放射能という目に見えない脅威にも打ち勝つ力に
なれるような気がして、いえ、そう信じるしかなくて、みんなでせっせと鶴を折っていました。
実際被災された方たちは非常に大変な生活を余儀なくされ、想像以上のご苦労をされているかと
思います。
心よりお見舞い申し上げます。
また、今もなお、余震も続いていますし、心配の種はつきません。
そして、次に待ち受ける放射能の汚染の問題。
実際に被害は及んでこない遠い、遠いニュージーランドの地にいる私でさえもこんなに心配なのですから、
現地の方の思いを考えると、こうやって、こんなブログを書いている事さえ申し訳ないような気になります。
どうか一日も早く、日本に元気になってもらえるうよう、
そして人々が安心して暮らせるようになるよう、心から祈っています。
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