くらげ倶楽部

もの作りの才能もないのに、好きだからと作り散らかす…困った作者のブログ。

鍵エピソードをふりかえる

2013年03月01日 | 日記
小さな鍵。
でも、それの持つ意味は大きいと思う。
人によって、たくさんのエピソードが見えてくるきがする。

そんな、鍵のエピソードを集めたサイトで
鍵にまつわるエピソード 集
をまとめているようです。

ちなみに、私の鍵にまつわるエピソードは、結婚前の話です。

私の家は共働きだったため、
小学校一年生頃から、
カギをぶら下げて歩いていた。
自宅のカギは私にとって、
どこへ行くのにも持って行く物だった。
貰った日の事は忘れてしまったけれど、少し自慢の宝物だった。
懐かしい記憶だ。

ある日、一人暮らしの彼から合い鍵を渡された…
勝手に開けて、
なかに入ってなさい…と言われた。
なんだか不思議な気分になった。
気恥ずかしさと、信頼を貰った喜びと、
安心感が入り交じっていた。
実家のカギを貰ったときより、気分がいいと思えた。

いつでも会いに行っていい。
その安心感は、言葉にできないものだ。
私が急に訪れても、邪魔にならないと、
太鼓判を貰ったような、
隠し事がない証拠のような、
じんわりとした幸せな気持ちになった。
実家以外の、自分の居場所に出会えたと思った。
胸を張って言える、
心が安心できる場所だ。

あのとき彼は、カギひとつで、
本気を伝えてくれた。
彼は私と自分の未来を開けたんだ。

なんて、振り返ってみました。
今は結婚したから、
当たり前に鍵をかけています。
初めて開けたひの、ドキドキは忘れられません。

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