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摂取エネルギー、昭和21年と同等?

2009-04-19 | 栄養・脂肪
とある外食チェーンに久しぶりに行ったら、

Taste eye 食を見つめる豆コラム
大戸屋 ごはん処
vol.2


という冊子が置いてあったんですよ。
今、気がついたけど

2009.02

という日付になってる...古いの置きっぱなしだな。

と、そこには意外なデータが。

>厚生労働省 日本国民栄養調査 より

>日本人1人1日当たりのカロリー摂取量推移
> ~戦後から現代まで~


現代日本人が抱える生活習慣病。その大きな原因は、摂取カロリー過多にある!と、まーくも思っていました。
が、なんと、摂取エネルギー(カロリー)量だけで言えば。

1946年 1903kcal

1975年 2226kcal (← この年がピーク)

2004年 1902kdal


と、最近の日本人の食生活(カロリーベース)は、昭和21年と同等にまで下がっている。
つまり、カロリー過多が問題ではない!
でも、昭和21年では飢えている人が大勢いたのに、今は肥満が問題に。それはなぜか?と尋ねると。

大戸屋パンフレットによると、
昔は炭水化物から多くのカロリーを摂取していた(芋類とかね)のが、今は脂質の摂取が非常に多くなっている。理想のバランスが崩れて脂肪摂取が増えているのが、生活習慣病の問題点だ! との見解。

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さあて、どう考えようかなあ。

私はこの見方は必ずしも賛成できないね。
ハンバーガーだろうとサツマイモだろうと、食ってエネルギーになる点は同じ。脂肪摂取の方が炭水化物摂取より体脂肪になりやすい?その効果にしても、カロリー全体の問題に比べたらはるかに小さいでしょう。
そりゃ、栄養バランス的に脂肪の摂取過多そのものの問題はあるだろうけど。

うーんと、うろ覚えだけど、平安文学でこんな例が。

>太り過ぎを気にする貴族のオジちゃん。
>お粥を食べれば痩せられる! と聞いて、実践。
>でも大杯になみなみと、よそわれたお粥をモリモリと食べて、
>・・・結局、肥満は解消できず。


基本的には、
摂取カロリーと消費カロリーのバランスが崩れるのが、各種トラブルの原因。
『純愛カロリー 燃焼系』の けいご 君だって、そう言うと思うぞ。F[2005.08.05]

昭和21年(1946年)の日本といえば。人口のかなりの部分が農作業に従事。それも農業機械無しの手耕。
各種産業でも機械化は進まず、人間の肉体労働力が頼り。
もちろん、家事作業だって家庭電化製品ほとんど無しの重労働。
遠くに行くには自転車が頼り。
スポーツ・トレーニングなんかしなくったって、消費カロリーは激高。

それと、これは最近、同年代の人と話してて納得したんだけど。
「昔(まーくが子どもの頃)」の日本家屋は、断熱性能低く隙間だらけで、暖房の利きも悪かった。その上、暖房器具自体も非力。
室内でくつろぐ、事務作業するにしたって、冬は寒さが染みる。
昭和21年と言えば、その状況はさらに酷い。

単純計算で、恒温動物であるヒトが、寒い環境でも体温を一定に保つためには、それだけでエネルギーを消費する。
つまり。家の中でたたずんでるだけでも、昭和21年冬の方が平成21年冬よりカロリー消費は大きい。

逆に夏は、冷房のない環境の方がカロリー消費しないかな?とも思うけど、汗だくになると、やっぱり身体は消耗してエネルギー消費にもつながる気が...
あっ、「暑くて汗かいたからって、痩せるわけじゃない」 ってのは大原則だけどね。

とーにーかーくー。昭和21年の日本人は、消費カロリーがものすごーく大きかった気がする。「今」と同じ摂取カロリーでもやせ細っていくのは当たり前。
逆に言うと。現代人が、今の食生活を反省して、脂肪を控え炭水化物にシフトしても。具体的には、ハンバーガーを止めてふかしたサツマイモに切り替えても。
摂取カロリーが同じならやっぱり、体脂肪がたまっていく気がします。
するってえことは、現代人は。やっぱり運動してカロリー消費しようね。というのが、まーくの結論でした。
コメント
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